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【タイヤ交換手順紹介】V125G復活メンテ! TIMSUN TS660に交換してみた

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

目次

高性能タイヤへの交換で走りの印象がガラッと変わった!

ステーターコイルを新品交換することで、快調を取り戻した1万円アドレスV125Gですが、電装やエンジンは好調なものの、消耗品関係は交換を要するものもチラホラ。

ざっと見たところ、ブレーキ残量などはまだあるものの、より切迫感があるのがタイヤでした。

特にフロントはスリップサインが出ているし、段付き摩耗も有るので、走行安定性に欠けることになっていたのです。

そこで今回はタイヤを前後新品に交換することにしました。

タイヤこそ信頼のおける商品を選びたい!

スクーターのタイヤはかなり低価格のものが販売されていますが、以前所有していたスクーターに激安タイヤを履かせたところ、ドライは良いのですが雨のグリップが最悪で、白線の上で少しでもブレーキをかけると即スリップという非常に危険な思いをしました。

それ以来、やはりタイヤは信頼のおける商品を選ぼうと心に決めています。

いろいろとネットなどで情報収集をした結果、今回私が選んだのは、最近バイクショップや街で目にする機会も増えてきた「TIMSUN」タイヤです。

TIMSUNのラインナップは特に小排気量用が豊富で、スクーター用も競技用からビジネス向けまで多種多様な製品があります。

その中でも、公道向けとしては高性能レンジに位置するストリートハイグリップタイヤで、ドライ路面のグリップはもちろん、ウェット路面でのグリップ性能、そして耐摩耗性も優れた「TS660」というタイヤを選びました。

実売価格的には国産メーカーのベーシックタイヤと同等の価格でありながら、高分子ポリマーコンパウンドが採用されており、性能的に大きなアドバンテージが期待できます。

トレッド面はスポーティーかつ現代的なデザインで、かなりカッコいい!

アドレスV125Gの純正サイズを選びました。

タイヤ交換作業はDIYで実施!

ビッグバイクは流石に手組でDIY交換となると腰が引けるのですが、スクーターであればタイヤ交換は自分で行っています。

作業手順は動画で詳しく説明しております!

記事の方ではダイジェストでご説明して参ります。

DIYタイヤ交換を行うには、工具や設備が欠かせません。

タイヤレバーを数本と、タイヤに塗布して滑りを良くするビードワックス、エアバルブもタイヤと同時に新品交換しておきます。

まずはフロントから交換作業を進めます。ジャッキなどを使ってフロントを浮かせてホイールを外します。

エアバルブは交換するのでニッパーでバルブを切断してしまいます。

タイヤの空気が抜けたら専用工具のビードブレイカーを使用して

タイヤのビードを落とします。

チューブレスタイヤはパンクして空気が抜けても走行中にタイヤとホイールが外れづらいようにホイール内側にビードが落ちないように「ハンプ」と呼ばれる隆起した部分が設けられており、ハンプを乗り越える形でビードを落とさないとタイヤを交換できないのです。

タイヤの両側のビードが落ちたらレバーを使って古いタイヤを外します。

夏場の肉体労働は大変です!

バルブインストーラーという専用工具を使用して新品のエアバルブを装着します。

新品タイヤにビードワックスを塗布します。

レバーを使ってタイヤを装着しますが、タイヤの回転方向を間違わないように十分に確認しておきましょう。間違ったら二度手間になります!

タイヤのサイドウォールの黄色の点は「軽点」と呼ばれるタイヤの最も軽い部分なので、ここをホイールの最も重い部分であるエアバルブの所に合わせておきます。

コンプレッサーのエアーで空気を一気に注入し、ビードを上げます。

リアタイヤも同様に交換いたしました。

交換完了!

ザ・スクーターといった前時代的なスタイリングのアドレスV125Gも、スポーティなトレッドが特徴的な「TIMSUN TS660」を履くことで、なんだか勇ましく見えてくるから不思議!

気を良くしたので早速走って新品タイヤのフィーリングを体感してみました!

サスを替えたような乗り心地の変化!【TS660実走インプレ】

元が“終わっていた”タイヤだったので、大きな変化が実感できました。

走り出してまず感じたのが、安定性の向上。

特にスクーターは小径ホイールなので、路面の荒れに対して影響を受けやすく、轍や凸凹でハンドルを取られたり、車体の安定性を失う場面が多いものです。

それがタイヤ交換後には大きく改善しました。まるでサスペンションが変わったかのようにしなやかな乗り味となり、路面の荒れに乗り上げても何事もなかったかのようにいなしてしまうのです。

気持ちの良いコーナーリング性能!

※加工画像です……

さらに軽快感もプラスされました。ハンドリングはクイックになり、交差点でのコーナーリングや車線変更もスパッと決まるのです。

それに加えてしっかりと頼もしいグリップ感も好印象。

加速時には路面を確実に掴んで車体を前に押し出す感覚が増しましたし、ブレーキング時は明らかに制動距離が短くなったのです。

わざと水たまりを走ってみましたが、濡れた路面でもしっかりグリップしてくれました。

目測よりも手前で止まれるような安定したグリップ性は、公道ではそのまま安全マージンとなるわけで、その1点だけでも、タイヤ性能が如何に大切なものか理解を新たにしました。

つまり、公道でこそTS660の高性能が生きてくると言えるでしょう。

ベーシックレンジのタイヤより性能は確実に上!

ライフはこれからの判断となりますが、元の国内メーカータイヤより乗り心地の良さやグリップ性能は数段上といった印象でした。

国内メーカーのロングセラータイヤより後発である分、「TIMSUN TS660」には技術的アドバンテージもあるわけで、何十年のバイクばかり持っている私としては、現代のタイヤの素晴らしさを身をもって思い知らされた体験となりました。

足バイクとして必要最低限メンテで乗り潰すつもりでいたV125Gですが、想像以上に走りが良くなってしまったので、今後はブレーキと駆動系メンテを行い、さらに好調にしてしまおうと目論んでいます。

Text&Photo 丸山淳大

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