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今やエンジンオイル添加剤の代名詞となったスーパーゾイル。
クチコミや専門家のレビューで高い効果が評価されており、ゾイル信者なる存在もいるほどだ。
そのスーパーゾイルの使用方法は「新しいエンジンオイルに混ぜる」というモノ。
つまりエンジンオイル交換と同じタイミングで使う方法が一般的。
しかし次のようなケースだと使用をためらうこともありそうだ。
こうしたケースで気になるのはエンジンオイルを新品に交換していない状態で「注ぎ足し」しても効果はあるのか? ということ。
スーパーゾイルの販売元であるパパコーポレーションに話を聞きいてみた。
スーパーゾイルは「注ぎ足し」でもOKか?
こんにちは。ライターのサブローです。
さっそく質問です。
スーパーゾイルは必ず新品オイルに混ぜないとダメなんですか?
ある程度使用されたエンジンオイルに添加しても、酸化・劣化したオイルを復活させる効果がありますので、新品オイルじゃなくても十分に効果は発揮されますよ。
なんと、注ぎ足しでも効果アリという有益な情報が得られた。
ただし何万kmも使い込んだエンジンオイルにはNGとのこと。
添加剤の効果以前にエンジンオイルの性能が著しく低下しているからだ。
スーパーゾイルを添加するとどうなる?
スーパーゾイルにはどんな効果があるのか?
それは「高速でこすれ合う金属パーツ表面をなめらかにすること」である。
金属表面を「コーティングする」のではなく「再生する」
誤解されがちだが、スーパーゾイルは金属をコーティングする添加剤ではない。
熱と摩擦で化学反応を起こし、金属表面をなめらかな状態に「再生」する添加剤である。
つまり新車に近い状態までエンジンを蘇らせることを目的としており、その場しのぎコーティング剤とは異なったアプローチで性能を回復・保護するオイル添加剤なのだ。
パワーロス低減、燃費UP、メカノイズ&有害ガス低減
では金属表面が「再生」するとエンジンにどんな効果が現れるのか。
1.パワーロス低減
一説によるとクルマの摩擦によるエネルギーロスはエンジン、ミッションを合わせると15~35%。
金属表面がなめらかになれば、そのロスを低減して本来のパワーを発揮できるようになる。
2.燃費UP
パワーのロスが減ればアクセルを踏む量も減り、ガソリンの消費を抑えることができる。
3.メカノイズ&有害ガス低減
メカノイズの正体は高速でこすれ合う金属パーツの摺動音や衝突音だ。
金属表面がなめらかになれば、これらの音が小さくなることは想像できるハズ。
また、有害ガスの低減は、ピストンとシリンダーに発生したミクロン単位のキズ(すき間)がスーパーゾイルの作用で埋まるため、未燃焼ガスがマフラーから排出しにくくなることによるもの。
もうひとつウンチクを加えると、すき間が埋まれば圧縮抜けがなくなるため、パワーが回復するというメリットもある。
今回のテスト車両
用意した車両はホンダ・クロスロード。
カンタンなスペックは以下のとおり。
排気量 :1,799cc
走行距離:9万5,000km
オイル量:3.5L
燃費 :13.8km/L(カタログ値 10・15モード)
スーパーゾイルエコを注ぎ足す
テスト車両はオイル交換後に約1,200km走行している状態。
これにスーパーゾイルエコを追加する。
エンジンオイル総量に対して規定量の5%を添加した。
しかし問題が1つ。
今回は、すでにエンジンオイルが規定量まで入っている車両だ。
つまり注ぎ足すことで規定量を超えてしまうのではないか? という心配がある。
スーパーゾイルエコなら問題なし
スーパーゾイルには2種類ある。
通常のスーパーゾイルと、コスパ重視のスーパーゾイルエコだ。
違いはスーパーゾイルが規定エンジン量の10%を添加するのに対し、スーパーゾイルエコは5%。
テスト車両のクロスロード(規定量3.5L)の場合、わずか175ccを添加するだけでOK。
この量なら規定量をオーバーすることもない。
注ぎ足しで使う場合は、半分の量で同等の効果を発揮するスーパーゾイルエコがオススメだ。
実質2倍の量が入っていることを考えるとスーパーゾイルエコの方がオトクな価格設定となっている。
走行レビュー
パワー
まずはゆっくりと加速。
アクセルの踏み始めで、いつもより車体がワンテンポ早く前に進むようになった。
アクセルの遊びが少なくなった感覚だ。
次に40km/hと60km/hからそれぞれアクセルを全開にしてキックダウンを意図的に起こしてみた。
キックダウンとは、走行中にアクセルペダルを深く踏み込むことで、低速ギアに切り替わって急加速できる現象のこと。
スーパーゾイルエコ添加前は約1秒ほどラグがあってから低速ギヤに切り替わり、高回転までエンジンが回った。
対して添加後は、ラグがわずかに短縮され、エンジンの回転数がより鋭く上がるようになった。
メカノイズ
スマホアプリを使って、エンジンノイズを測定した。
アイドリング時の音量を、それぞれスーパーゾイルエコ使用前/使用後を比較した結果が下の画像だ。
メカノイズが減少したということは、金属パーツの摺動音、衝撃音が減ったということ。
そしてもうひとつ効果があったのはエンジンからの振動。
シート越しに伝わる背中・腰の振動がわずかに軽減された。
これは長距離移動でのドライバーの疲労軽減につながりそうだ。
燃費
スーパーゾイルエコ使用前/使用後で、まったく同じコースをそれぞれ走行してみた。
コースは流れのいい山間部+ふもとの市街地という全25kmだ。
アクセルをあまり踏まなくてもクルマが前に進むようになり、とくに上り坂でその違いを体感できた。
燃費が向上した理由はアクセル開度の違いによるものだろう。
まとめ
通常、スーパーゾイルを添加する場合はエンジンオイル交換も同時に行なう。
その結果パワーや燃費によい結果が出るだろうが、それは「エンジンオイルが新しくなったから」という可能性もある。
しかし今回のテストでは純粋にスーパーゾイルだけの効果を立証することができた。
ベストな使い方はもちろん新品オイルとの併用だが、冒頭の事例のようにオイル交換せず、すぐにスーパーゾイルを使いたい場合もある。
そんなときに「注ぎ足し」という選択肢を知っておくと、スーパーゾイルの使い方の幅が大きく広がるハズだ。