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タイヤの洗浄、正しいやり方は?メンテナンスのタイミングはいつ?交換時期は?

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

きれいなボディのクルマでも、足元が汚れていると印象が下がってしまうもの。そのためタイヤにも手入れが必要ですが、ベストな状態を保つためには外せないポイントがあります。

そこで今回は、タイヤの適切な洗い方や、交換する時期について解説します。

目次

タイヤを正しく洗浄する方法とは

クルマのなかでも、汚れが目につきやすいタイヤ。洗車のたびにきれいにするという人もいますが、もしかしたら、頻繁に洗剤で洗いすぎるのも問題かもしれません。

それは、洗うことでタイヤを長持ちさせるどころか、かえって痛めてしまう恐れがあるためです。

タイヤの主成分であるゴムは非常にデリケートな素材なので、すぐに老化がはじまり、紫外線などにあたっても破壊されてしまいます。これを防ぐため、タイヤはゴムに老化防止成分を混ぜてつくられており、その成分がタイヤ表面にしみだすことで保護膜をつくっています。

しかし、洗剤を使用して何度も洗うことによって、その保護膜まで落としてしまう可能性があります。

つまり、定期的に念入りに洗うよりも、「汚れが目立ってきたとき」に手入れするほうがタイヤにとって安心ということ。できれば、水だけで洗うとよりタイヤに優しくなります。どうしても落ちない汚れは、薄めた中性洗剤を使うとよいでしょう。

では、具体的にどうやって洗えばよいのでしょうか。

1.水をかけて大まかに汚れを落とす
まずは洗ったタイヤが汚れてしまわないよう、タイヤが収まっているタイヤハウスの内側を先にきれいにしておきましょう。内側には泥などが付着しているので、ホースや高圧洗浄機で洗い流し、見づらい箇所の泥も水圧を高くして落とし切ります。

その後タイヤにも水をかけ、ざっと汚れを落とします。なお高圧洗浄機を使う場合は、タイヤを痛めないよう30〜50cmくらい距離をとって水をかけるとよいでしょう。

2.タイヤを洗う
続いて、たわしやスポンジを使用して優しくタイヤをこすり洗いします。ロゴの部分やタイヤ溝にたまった汚れも、たわしを使ってかきだします。

まれに溝に小石がはまっていることがありますが、これを放置したままにしておくと走行中に飛び出し、後続車へ当たってしまう危険性もあるので、しっかり取り出しておきましょう。

また、タイヤに亀裂がないかなどもチェックしておくと安心です。

3.ホイールを洗う
ホイールもたわしやスポンジで洗いましょう。泥や砂は落ちやすいのですが、鉄粉はがんこなので鉄粉除去剤を使うのもひとつの手。その際は、薬剤がタイヤにつかないように注意します。

また、これまで中性洗剤で洗っていた場合はタイヤとホイールを水で丁寧に洗い流すことも忘れてはいけません。

4.水分を拭き、仕上げる
そして最後に、布で水分を拭き取ります。ロゴ周りなどの細かい部分も忘れずに水をぬぐうのがポイント。また、ホイール部分も、後に水ジミにならないように、しっかり水滴を拭き去りましょう。

なお、タイヤを洗ったたわしやスポンジは、砂がついているためボディーの洗車に使うのはおすすめしません。

丈夫ではあるけど劣化する……タイヤの寿命ってどれくらい?

適切に洗いメンテナンスしたタイヤも、やはり走るほど摩耗するのは避けられないものです。

タイヤは、表面の溝が摩耗によって浅くなるにつれて、ブレーキをかけてから止まるまでに長い距離が必要になってきます。また性能が低下するため、とくに雨の日にはハンドルやブレーキが効かなくなるハイドロプレーニング現象を起こしやすくなります。

そのため、溝が1.6mmまでに浅くなったタイヤは、法律で使用を禁じられています。

タイヤにはその時期がわかるように”スリップサイン”が設けられており、スリップサインが現れたときがそのタイヤの法律上の寿命といえます。ところが、安心して走れる性能は法律上の寿命を迎える前に大きく低下するため、一般的にはそれより早めの交換が推奨されています。

夏タイヤは残り溝4mm以下になったら交換時期
ブレーキをかけてから止まるまでの距離は、はじめはあまり変わらないものの、溝の残りが4mmを切ると急激に長くなります。そのため、このタイミングが夏タイヤの寿命とされています。

スタッドレスタイヤは残り溝が半分になったら交換を
雪や氷の路面を走るスタッドレスタイヤは、溝が半分に減った時点でグリップ性能が大きく下がります。スタッドレスタイヤには溝が半分になったことを示すプラットホームサインが設けられていますが、それが現れたときはそろそろ交換の時期です。

また、こうした溝の深さは、タイヤを使い続けるかどうか判断する際の目安のひとつ。たとえば、偏って摩耗していたり、ひび割れたりしている場合も、バーストなどの危険があるためタイヤを交換する必要があります。

適切に洗うことで、タイヤは気持ちよく長く使用することができますが、あくまで消耗品であるということを念頭に置いておくとよいでしょう。

経年劣化するにつれて固くなり、グリップ力も弱まるため、一般的には溝が残っていても4〜5年でのタイヤ交換が推奨されています。

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