2024年9月20日に発売されたスズキの「スペーシアギア」は、2018年に登場した軽ハイトワゴン「スペーシア」をベースに、SUVテイストを加えた独自のデザインが魅力のモデルです。
スペーシアの持つ広い室内空間や利便性をそのままに、アウトドアシーンにも似合う力強い外観が特徴となっています。キャンプやレジャーが人気の日本市場においては、「遊び心があり、どこにでも行ける軽自動車」というコンセプトが幅広い支持を集めているようです。
今回はSNS上でのレビューをもとに、スペーシアギアにはどういった魅力があるのか深掘りして紹介していきます。
タフ速さと洗練が共存するギアデザインで、日常と冒険に寄り添ってくれる?
スペーシアギアの大きな魅力として、軽自動車らしからぬタフなデザインが挙げられます。
実際、SNSでは「丸目のヘッドライトがかわいい」「アウトドアに似合うおしゃれなデザイン」などのコメントが多数見られ、SUVらしさと遊び心を感じさせる外観が多くの人から好評を博していることがわかりました。
またスペーシアギアはカラーバリエーションも豊富に設定されており、中でも「個性的な色合いで存在感がある」と、ツートンカラーが人気を集めているようでした。
街中でも一目で「スペーシアギアだ」とわかる独特のデザイン性が、オーナーにとっても誇らしいポイントになっているようです。
広々とした空間で、アウトドアでも活躍できる機能性！使い方も自由自在?
スペーシアギアは、「軽自動車とは思えないほど広い室内空間」として、家族連れやアウトドア好きのユーザーから高評価です。
またシートアレンジが自由自在で、大きな荷物も積みやすい構造がキャンプや釣りなどのレジャーで重宝されている点もポイント。
SNSでは「後部座席を倒すとフラットな床になるので、車中泊も楽々」といった声も見られ、アウトドアライフを楽しむ人々にとって頼もしいパートナーとして活躍していることがわかります。
また低床設計のため荷物の積み下ろしがしやすく、日常的な買い物でも活用しやすい点が人気のポイントのようです。
燃費も走りもいい？スペーシアギアの走行性能とは
スペーシアギアは燃費性能の高さも評価されており、特に「レギュラーガソリンで維持費が抑えられるのが嬉しい」といった声が多く上がっていました。またエンジンの効率もよく、パワフルな走りを体感できると評価されています。
「ガソリン代が安くて、長距離でも気軽にドライブできる」など、経済的にすぐれた点が長距離ドライブや日常使いのユーザーに好まれているようです。
その一方で、エンジンの力不足や加速性能の悪さを感じるという声も。特に坂道や高速道路での加速の悪さに「エンジンパワーがもう少しほしい」という意見が見られました。軽自動車であるためエンジン排気量に限界があり、急な坂や長距離走行では少し物足りなさを感じることもあるようです。
さらに「アウトドアで遠出するときは、もう少し余裕がほしい」との指摘もあり、普段使いには問題ないものの、過酷な環境下での使用にはやや不安を抱くユーザーも見られます。
スペーシアギアの価格帯はどうなの？
軽自動車の相場は、100〜200万円であることがほとんど。しかしスペーシアギアは多くの機能とデザインを兼ね備えているためか、メーカー希望小売価格190〜215万円と、軽自動車としてはやや高めの価格設定になっています。
これには「軽自動車にしてはちょっと高額」「もう少し価格が安かったら……」という意見が見られました。特にファミリー層にとって手頃な価格であることは重要なポイントになるため、この価格帯が導入をためらわせる一因になっているようです。
一方で、「高くてもこのデザインと機能性を考えると納得できる」と評価する意見もあり、それだけの価値を感じ購入を決めたユーザーも多いようでした。
このようにスズキのスペーシアギアは、軽自動車の枠を超えたアウトドア志向のデザインと広い室内空間、維持費の観点などから高い評価を受けていることがわかります。
特にファミリー層やアウトドアを楽しむ若い世代からの支持が厚く、デザインと実用性を兼ね備えた「遊び心ある軽自動車」として注目されていました。
一方で、エンジン性能に関しては力不足を感じる声や、長距離や悪路での走行性能の改善や価格帯の高さ、車体の安定性向上を期待する声も上がっており、さらなる改善が求められているようです。
