2024年10月31日にマイナーチェンジが施され発売された三菱の「アウトランダーPHEV」。
従来モデルから多岐に渡り改善が加わったことで、ユーザーの反響も大きくなっており、SNSではさまざまな意見が飛び交っています。
具体的にどのような反響が寄せられているのか、深掘りして見ていきましょう。
新たな魅力を放つ内外装のデザイン美!
フロントフェイスには三菱のデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」を採用するなど、新型アウトランダーPHEVのエクステリアデザインには、従来の力強さを維持しつつさらに洗練された上質感が加わっています。
またフロントマスクを再設計。より力強い印象を与えるヘッドライトやグリルも特徴のひとつです。さらに、ボディサイズは全長4720mm、全幅1860mm、全高1750mmと、ミドルサイズSUVとしてのバランスの取れたプロポーションを実現しました。
これらの新デザインに対し、SNS上では「三菱、かなり攻めてきたな!」や「性能だけならフルモデルチェンジと言えるレベルの進化だね」といった声が上がっています。
一方で、デザインの変化に対して「もう少し従来のデザインを残してほしかったかな」という声もあり、賛否が分かれているようです。
そしてインテリアは、高級感のある素材が使用されていることから質感の向上に加えて機能性の充実が図られています。また、新たに12.3インチのスマートフォン連携ナビゲーションが採用され、コネクテッド機能も拡充されました。
さらに、シートベンチレーション機能の追加や、ヤマハと共同開発したオーディオシステムの搭載により、快適性と音質の向上が実現。SNSでは、これらの改良に対して「内装の質感が大幅に向上している」「ヤマハとコラボした音響システム最高!」といった声が多くみられます。
一方で、「新しいインフォテインメントシステムの操作性に慣れが必要」との指摘もあり、ユーザーの評価はさまざまでした。
駆動用バッテリーの性能向上でさらに遠くに行くのもへっちゃら?
マイナーチェンジを受けたアウトランダーPHEVのもっとも注目すべき改良点のひとつが、駆動用バッテリーの性能向上がされたことです。新しいモデルでは、バッテリー容量の増加や充電効率の向上が実現され、電動走行の範囲が広がりました。
この改良によってEVモードでの走行がより長時間可能となり、EV航続距離が約20km延び、WLTCモードでのEV走行換算距離は100kmを超えてより扱いやすくなっています。そのため、都市部での利用や長距離ドライブにも適した仕様になっています。
SNS上では、この改良に対して肯定的な声が多くみられていました。
特に、日常的に電動走行を利用したいと考えるユーザーからは、バッテリーの性能向上に対して高評価で、たとえば、「長距離ドライブでも途中で充電を気にしなくて済むのが大きなメリット」や「都市部の渋滞が多い環境でも、電動走行の部分が多くなるのでガソリン代が節約できる」という声が上がっていました。
電動走行の範囲が広がったことで、より実用的になったのではないかと思っている人も少なくないようです。
一方で、改善されたバッテリー性能に対しては少数ではあるものの、否定的な声もみられました。
特に「充電のインフラ整備が追いつかない」という点が挙げられ、充電スポットの確保に難しさを感じるユーザーも。また、バッテリーの劣化問題を懸念する声もあり、バッテリー交換費用やその耐久性については今後の評価が求められるポイントとなっています。
進化した走行性能、アウトランダーPHEVが見せる新たな力強さ
新型アウトランダーPHEVは、マイナーチェンジ後、走行性能にもいくつも改良点が加えられています。特に、電動モーターとガソリンのバランスの改善や、サスペンションの最適化や新開発のタイヤを採用するなどの改良が施されたことで、スムーズで力強い走行が可能となりました。
これにより加速性能・登坂能力が向上し、アウトドアや遠出の走行安定性も確保されています。また、エコモードやスポーツモードの切り替えが可能となっており、ドライバーの好みに応じた走行が可能です。
SNS上では、「EV走行距離が伸びたことで、日常の通勤がほぼ電気だけで賄えるようになった」「走行中の安定感が増し、長距離ドライブでも疲れにくい」といった声が多くみられました。
一方で、オフロード性能については改善の余地があるという指摘のほかに、新しい安全機能の設定が複雑で分かりにくいという声も上がっており、ユーザーの習熟度に依存する部分があるようです。
このように2024年モデルのアウトランダーPHEVは、駆動用バッテリーの性能向上や内外装のデザイン刷新、走行性能の向上といった改良を通じて、より魅力的な選択肢のクルマになりました。
SNSでは賛否両論の反応がみられますが、全体的には多くのユーザーから高評価を得ています。今後の実績に期待しつつ、さらに多くのドライバーに愛される車両となることが予想されます。