2024年2月29日に発売されたレクサスNX350「オーバートレイル」は、SUV市場における「アウトドア」と「ラグジュアリー」を融合した特別モデルです。
専用モノリスカラーの内装に標準仕様より高い最低地上高、オールテレインタイヤなどの装備は、アウトドアに適したものとなっています。また、マットブラックのアクセントが施され高級感溢れるスピンドルグリルは、都会的でスタイリッシュな印象を与える一方、オフロードに適応する力強さをも兼ね備えています。
今回は、このLEXUS NX350 オーバートレイルのついてのSNSでのレビューをまとめ、多くの人々が注目しているポイントを詳しく見ていきましょう。
高級感とアウトドアの両刀に驚きを隠せない!?
さっそくSNSを見てみると、多くのユーザーはレクサスNX350オーバートレイルに対して、「アウトドア向けのSUVなのに、ラグジュアリーさも凄い!!」と高く評価しています。
特に、専用内装のデザインや上質な素材感、オーナメントパネルへジオレイヤーが採用されている点が注目されており、「オフロードでも使えるが、高級感を感じられる車がほしい」という層に支持されているようです。
また「アウトドア仕様のクルマでありながら、ここまで高級なデザインなのは珍しいかも？」といった声や写真付きでの投稿が目立ちました。
しかし、デザイン性や都市部での使いやすさを重視しているためか、本格的なオフロードSUVとしての性能には物足りなさを感じるというユーザーも。特に、ジープやランクルと比較した際に、「アウトドア感はある、でも過酷な地形は向いてない」との指摘が見られます。
舗装路走行も快適で、オフロードでもへっちゃらの静粛性!?
レクサスNX350オーバートレイルの走行性能については、「静粛性を維持しながら、オフロード性能向上は凄い！」という意見が多く見られました。特に、長距離ドライブ時の快適さや、家族での旅行に適しているという声が多いようです。
加えて、電子制御フルタイム4WDによる安定した走行と悪路走破性の強化によって、オフロードでの運転がよりスムーズになり、舗装路・悪路ともにバランスの取れた走行パフォーマンスになっている点が好評です。
一方、アウトドア愛好者の中では、厳しいオフロード環境での走行に関して、本格的オフロード車のランクルやジープに比べて「もう一歩ほしい」「少し中途半端感が……」と、更なる性能向上を期待する声もありました。
アウトドアにもピッタリの積載性と利便性
レクサスNX350オーバートレイルの積載性能について、SNSでは、アウトドア用ギアや大きな荷物を積み込みやすいフラットな荷室デザインのほか、標準仕様のものより地上高が高い点が高評価を得ていました。
また「釣り道具やキャンプ用品を積んで、そのまま山や海に出かけられる」「リアゲート開口部が広く、荷物の出し入れ簡単！」という意見や、実際に使用している写真も多く見られました。なお、これらの投稿はアクティブなライフスタイルを志向する層の間で人気を博しているようです。
一方、荷物を満載した際の室内スペースについて「後席の快適性がやや損なわれる」という指摘も。また、アウトドアギアを満載した場合の燃費への影響を懸念する声も少なくありません。
全体として、アウトドア仕様にふさわしい積載力と利便性を備えているものの、高級SUVとしての室内空間とのバランスが課題と感じているユーザーもいるようでした。
価格には不満⁉︎気になる燃費性能はいかに
もっとも多く不満が挙げられているのが「価格」に関するものでした。
レクサスNX350オーバートレイルは、レクサスらしい高級感と性能を備えたモデルで値段は約690万円。そのため「他のSUVと比較すると購入は難しい」という声が目立ちました。一部ユーザーは「このモデルにそこまでの価格を出す価値があるか?」と疑問を持つ人もいるようです。
また、燃費性能に関しても「アウトドアを前提とした長距離走行には、燃料コストが気になる」という意見や、「同価格帯ならハイブリッド車やEVを選びたい」というコメントが見られました。アウトドア用として頻繁に使いたい人々にとって、ランニングコストの問題は重要な課題になっているようです。
このようにレクサスNX350オーバートレイルは、SNS上で高級感とアウトドア性能を融合させた新しいSUVとして広く注目を集めていました。
特長であるデザイン性や快適性は概ね好評で、多くのユーザーが「都会でも自然でも映えるSUV」として魅力を感じる人が多いようです。
しかし価格の高さや本格的なオフロード性能の不足、燃費性能に関する懸念が挙げられ、特にコスト面での課題がSNS上での議論の中心となっています。
課題も明確となっていますが、アウトドアライフスタイルの変化やより広いユーザー層の要望に応じて進化する可能性を秘めている、期待のニューモデルと言えるかもしれません。
