中国GWM POERが開発した新型ピックアップトラック「Shanhai POER」が、8月26日に開催された2022年成都モーターショー(Chengdu Motor Show)で発表された。同メーカーは、成都モーターショーで、Jingang POER New Farmer EditionやHuodanなどのモデルを展示しており、話題となっている。今回発表された「Shanhai POER」の展示車は、9ATギアボックスを備えた高性能3.0T V6エンジンを搭載し、ボルグワーナーの4A+LOCK四輪駆動システムを装備しており、オフロード性能が高いモデルだ。
GWM POERの新モデルが2022年成都モーターショーでデビュー
【保定(中国)2022年9月5日PR Newswire=共同通信JBN】GWM POERが開発した新型ピックアップShanhai POER(中国市場向け)が8月26日、2022年成都モーターショー(Chengdu Motor Show)でデビューを飾り、大きな注目を集めた。
中国の大手自動車メディアPCAUTOは「このモデル(Shanhai POER)は、大型で高性能なピックアップ市場における中国ブランドのギャップを埋め、ピックアップ分野での中国ブランドの創造性を世界に知らしめるものだ」とコメントした。
この車は細部に至るまで、数多くの丈夫な設計を施している。フロント部の設計では、水平方向に複数のクロム製トリムで構成されたワイドグリルを採用している。堅ろうなフロントバンパーと力強いボディーラインのデザインは強い衝撃力を醸し出し、この車を非常にパワフルに見せている
新モデルのリアボックスは3ドアのスペースレイアウトが採用され、リアボックスの仕切りは必要に応じて調整・取り外しが可能である。また、複数のアンカーが用意されており、さまざまなニーズに応じてユーザーが変更できる可能性を残している。特に、テールゲートは横開きとフラットオープンの2種類を選択でき、さまざまな状況下で利便性を発揮する。
動力性能の点では、展示車は9ATギアボックスを備えた高性能3.0T V6エンジンを搭載している。ボルグワーナーの4A+LOCK四輪駆動システムを装備しており、オフロード性能がさらに向上している。
中国の有名自動車ウェブサイトであるAutohomeは「Shanhai POER(中国市場向け)は、GWM POERの製品レイアウトをより洗練されたものにし、より多様な消費者ニーズに応えるだろう」とコメントした。
GWM POERは成都モーターショーで、Jingang POER New Farmer Edition(中国市場向け)やHuodan(中国市場向け)といった幾つかの特別モデルも観客に向けて展示した。
GWM POERは全世界の50カ国超で販売されており、多くの市場で著名な賞を受賞した。GWM POERがチリで発売された僅か1カ月後には、現地の自動車専門メディアMT Onlineから「Best Pickup of the Year(年間最優秀ピックアップ)」賞を受賞した。
GWM POERはユーザーのニーズを重視し、ブランドが推奨するフルシナリオのライフスタイルを現地の文化と統合する。GWM POERはオーストラリアのIRONMAN(アイアンマン)、南アフリカのOne-Mile Beach Running(ワンマイル・ビーチラン)、チリのOXFORDサイクリングなど、世界各地の有名なスポーツイベント多数を後援した。同社が7月に発表した販売データによると、今年1月から6月のGWM POERの世界累計売上高は昨年比で14%増加した。
GWM PICKUPのHaobao Zhang最高経営責任者(CEO)は「GWM POERはブランド2.0の時代を迎え入れ、全面的なアップグレードを開始した。当社製品のグローバルレイアウト展開は、間もなくフルラインアップでフルシナリオの網羅範囲を達成するだろう」と述べた。
GWM POERは、POERオフロードエディションおよびJingang POER(中国市場向け)の2つの新型モデルを、今年末までに世界の市場で発売する計画である。Shanhai POER(中国市場向け)もさまざまな市場で販売促進が展開される。
リリース提供元:GWM