株式会社ファブリカコミュニケーションズが、同社が運営する「車選びドットコム」の統計と自動車登録台数から、中古車市場の動き(2022年6月)をまとめた統計レポートを発表した。
6月の新車登録台数は前月比125.4%、対して中古車登録台数は前月比109.2%だった。5月に比べて登録台数が増えるのは例年通りだが、中古車登録台数の増加率は例年に比べて少し低い水準となった。
車種別販売ランキングを見ると、日産セレナが1位を獲得。これで2022年3月から3ヶ月連続となり、依然として高い人気をキープしている。
新車・中古車の登録台数ともに前年の水準まで回復せず 中古車市場統計レポート(2022年6月版)を公開
中古車情報サイト「車選びドットコム(https://www.kurumaerabi.com/)」を運営する株式会社ファブリカコミュニケーションズより、2022年6月における自動車登録台数の推移と、中古車情報サイト「車選びドットコム」の販売台数推移から、中古車市場の動きをまとめたレポートを案内する。
【中古車市場統計レポート(2022年6月)】より抜粋して案内する。
本調査詳細はこちら:https://www.kurumaerabi.co.jp/useful-details/1993/
自動車販売市場の動向(2022年6月)
2022年6月の新車登録台数は前月比125.4%、中古車登録台数は前月比109.2%という結果になった。5月よりも登録台数が増加するのは例年の傾向通りだが、中古車登録台数の増加率は例年と比較すると少し低い水準となった。
前年比を見てみると、新車登録台数は89.7%、中古車登録台数は93.6%という結果だった。新車においては12ヶ月連続、中古車においては13ヶ月連続となるマイナス推移となっており、特に新車は10ヶ月連続で10ポイント以上の減少を記録している。
前年比の悪化が始まってから1年が経過してもなお、収束の気配はない。半導体不足問題に解決の兆しが見えていないことが大きな要因だと考えられる。
またコロナによる影響で車の部品調達が困難になっている問題について、6月より自動車部品の製造が行われている上海のロックダウンが解除され、供給難の解消が見込まれていたが、未だ改善の兆しはないようである。前年同月より新車・中古車登録台数が増加されるのはまだしばらく先になると予想される。
新車登録台数
中古車登録台数
※「車選びドットコム」では、普通自動車の登録台数を発表している「自販連(一般社団法人 日本自動車販売協会連合会)」と、軽自動車の登録台数を発表している「全軽自協(一般社団法人 全国軽自動車協会連合会)」の統計データをもとに、新車登録台数と中古車登録台数の推移を紹介している。
中古車情報サイト「車選びドットコム」の動向(2022年6月)
2022年6月における中古車情報サイト(車選びドットコム)での中古車販売台数は前月から増加した。増加するのは例年の傾向通りなので季節的要因だと考えられるが、前年と比較すると増加幅が大きく、昨年よりも売れ行きが良い結果だった。
※過去25ヶ月の自動車販売市場と中古車情報サイト「車選びドットコム」の市場動向を比較している。
※「車選びドットコム」の市場動向は、加盟店専用レポートからの抜粋のため、詳細数値は非公開としているす。
◆国産車の中古車販売傾向【人気ランキング】
「車選びドットコム」の市場動向から調査した、国産車の2022年6月中古車販売傾向を紹介する。
ボディタイプ別販売ランキング
国産車のボディタイプ別ランキングは先月から順位の変動はなかった。上位5ボディタイプの販売割合を見ると、3位までのボディタイプのシェア率が低くなっており、4,5位のボディタイプのシェア率が高くなっている。
なお、2022年1月には39.6%を占めていた軽自動車だが、今月に至るまで毎月シェア率が下がり続けている。
車種別販売ランキング
国産車の車種別ランキングを見てみると、セレナ(日産)、エブリイ(スズキ)、プリウス(トヨタ)、ワゴンR(スズキ)、と、上位4車種は変わらない結果だが、順位が少し変動した。しかしその中でもセレナは2022年3月から1位を維持し続けている。
◆輸入車の中古車販売傾向【人気ランキング】についは、こちらから確認できる。https://www.kurumaerabi.co.jp/useful-details/1993/
リリース提供元:株式会社ファブリカコミュニケーションズ