ビー・エム・ダブリュー株式会社は、最上級ラグジュアリー・モデルの1つである「BMW X7(エックスセブン)」の新型モデルを、全国のBMW正規ディーラーにおいて販売を開始すると発表した。同車両は、BMW 7シリーズ同様、高級感溢れるデザインと、最大7人乗りを可能とする高い実用性を備えたモデルでありながら、さらに多くのテクノロジーを採用した最新モデルとなっている。BMW社が国内認可取得し、初めて導入した、高速道路での渋滞時の運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を搭載。また、先代モデルに搭載の最先端の運転支援システムに加え、AR(拡張現実)機能搭載の「ナビゲーション・システム」や、完全自動駐車が可能となる「パーキング・サポート・プロフェショナル」を標準装備している。充実した安全機能・運転支援システムが搭載された最新のラグジュアリー・モデル、納車は、2022年12月以降を予定している。
新型BMW X7を発表
圧倒的な存在感を放つ新しいBMWラグジュアリー・デザイン /// 48Vマイルド・ハイブリッド・システムを全モデルに搭載 /// 快適性を高めるエグゼクティブ・ドライブ・プロを標準装備 /// ハンズ・オフ機能等の充実した安全機能・運転支援システムを搭載
ビー・エム・ダブリュー株式会社(代表取締役社長:クリスチャン・ヴィードマン)は、最上級ラグジュアリー・モデルの1つである「BMW X7(エックスセブン)」の新型モデル(一部改良)を、全国のBMW正規ディーラーにおいて、本日より販売を開始すると発表した。納車は、本年12月以降を予定している。
BMW X7は、高級感溢れる威風堂々としたデザインと、ラグジュアリー・モデルに相応しい乗り心地、最大7人乗りを可能とする高い実用性を備えた、BMWのラグジュアリーな世界観を両立させたモデルである。
一部改良の新型モデルBMW X7は、先に発表された新型BMW 7シリーズと同様、印象的な上下2分割のツイン・サーキュラー&ダブル・ライトに加え、暗闇で光を放ち存在感を増すアイコニック・グロー・キドニー・グリルからなる、新しいBMWラグジュアリー・フェイスを採用し、路上での圧倒的な存在感を放っている。
新型BMW X7は、日本においては、BMW社が初めて国土交通省からの認可を取得した、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能なドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」の搭載等、先代モデルに搭載の最先端の運転支援システムに加え、AR(拡張現実)機能搭載の「ナビゲーション・システム」や、事前に登録した駐車操作により、ステアリング操作、ブレーキ操作を自動で行なう事が可能な「パーキング・マニューバ・アシスト(駐車経路自動誘導)」機能を加えた「パーキング・サポート・プロフェッショナル」を新たに標準装備する等、多くの最新テクノロジーを採用している。
BMW X7
メーカー希望小売価格(消費税込み)
- 上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格です。
- 右ハンドル仕様、AT仕様。
デザイン
新型BMW X7のエクステリア・デザインは、BMWのラグジュアリー・モデルに相応しい圧倒的な存在感、ダイナミズム、威風堂々たる佇まいを放っている。ヘッドライトは、BMWのラグジュアリー・モデルで採用の上下2分割のツイン・サーキュラー&ダブル・ライトとし、上部にはターン・インジケーターを含むLEDデイタイム・ランニング・ライト、下部にはアダプティブ・マトリックス機能を採用しコーナリング・ライト機能も併せ持つLEDヘッドライトとしている。BMWデザインの象徴であるキドニー・グリルは、存在感と力強さを主張するデザインに進化し、クロームで縁取ることで斬新かつ高級感溢れ、さらに、暗闇で光を放ち存在感を増すアイコニック・グロー・キドニー・グリルとする事で、夜間における存在感を増している。
また、新型BMW X7では23インチのアロイ・ホィールを新たにオプション設定し、スポーティ感を更に高めている。
インテリアにおいては、12.3インチのメーター・パネルと、14.9インチのコントロール・ディスプレイを一体化させ、ドライバー側に湾曲させた最新のカーブド・ディスプレイの採用により、優れた視認性と高い操作性を実現している。トランスミッションのシフト・レバーを廃止し、BMW特有のiDriveコントローラー回りをすっきりとさせる事で、運転席まわりの空間を広くし、モダンな印象を与えている。なお、シフト・レバーの廃止に伴い、パドル・シフトは全てのモデルに標準装備としている。ナビゲーション・システムにおいて、目的地をセットした場合、14.9インチのコントロール・ディスプレイには、AR機能により、前方のリアルタイムでの映像が映し出され、さらに、進行方向を表示する矢印が表示される。先代モデル同様に、6名乗車仕様もしくは7名乗車仕様を選択でき、特に、6名乗車仕様においては、全ての乗員のシートを肘掛けのある個別のシートとすることで、疲労を感じないリラックスした長時間のドライブが可能となっている。
M Sport、Mパフォーマンス・モデル
BMW X7 xDrive40d M Sport
M Sportモデルは、先代モデルよりも、よりスポーティさを高めるため、主に以下を装備している。
- Mエアロダイナミクス・パッケージ
- Mバッジ(サイド・パネル)
- Mハイグロス・シャドーライン
- ハイグロス・ブラック・ルーフレール
- M スポーツ・エグゾースト・パイプ・デザイン
- Mサイド・シル
- M専用インストルメント・パネル・デザイン(スポーツ・モード)
- Mレザー・ステアリング・ホイール
- Mアルカンターラ・アンソラジット・ルーフ・ライニング
- M専用キー・デザイン
さらに、M Sportパッケージ・プロの装備により、以下の装備が追加となる。
- Mスポーツ・Sportブレーキ・ハイグロスブラック
- Mシートベルト
- ブラック・クロームのMスポーツ・エグゾースト・パイプ・トリム
- Mスポーツ・エグゾースト・システム
- Mハイグロス・シャドーライン・エクステンティッド(マットブラック仕様のキドニー・グリル・フレーム&バー)
BMW X7 M60i xDrive
BMW X7 M60i xDriveでは、Mパフォーマンス・モデルらしいデザインとするため、主に以下を装備している。
- クローム仕様のキドニー・グリルに加えハイグロス・ブラック・マット・ブラックのダブル・バー付き
- キドニー・グリル右上の新Mバッジ
- Mバッジ付きエア・ブリーザー(ハイグロスブラック仕上げ)
- Mパフォーマンス・ミラーキャップ(ブラック)
- Mスポーツ・ディファレンシャル
- Mスポーツ・エグゾースト・システム
- ダブル・デザイン・テール・パイプ
ドライビング・ダイナミクス
クリーン・ディーゼル・エンジン搭載モデルBMW X7 xDrive40d(エックスドライブヨンマルディー)は、最高出力340PS(250kW)、最大トルク700Nmを発揮する高効率な最新型の3.0L直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジンに、ダイナミックな走りを実現する8速オートマチック・トランスミッション、4輪駆動システムxDrive(エックスドライブ)、さらには、48Vマイルド・ハイブリッド・システムが組み合わされ、システム・トータル最高出力352PS(259kW)、システム・トータル最大トルク720Nmを発揮する。
高効率ガソリン・エンジンを搭載するMパフォーマンス・モデルBMW M60i xDrive(エムロクマルアイ・エックスドライブ)は、高効率な最新型の4.4L V型8気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンに、ダイナミックな走りを実現する8速オートマチック・トランスミッション、さらには、48Vマイルド・ハイブリッド・システムが組み合わされ、システム・トータル最高出力530PS(390kW)、システム・トータル最大トルク750Nmを発揮する。
新型BMW X7には、「オートマチック・セルフレベリング・コントロール付きアダプティブ2アクスル・エア・サスペンション」と「電子制御ダンパー付きアダプティブ・サスペンション」が標準装備されている。サスペンションへのエアの供給はホィールごとに個別に調整されるため、不均衡な積載状態を補正することが可能であり、あらゆる速度域で常に最適な車高を提供できるため、快適で安全なハンドリングを実現している。
更に、卓越性とハンドリング快適性を高める電動パワー・ステアリング「インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング」、アンチロール・スタビライザーを最適化し、俊敏性、ハンドリング精度を向上させ、特にダイナミックなコーナリング時に効果を発揮する「エグゼクティブ・ドライブ・プロ」、直進走行時の快適性向上に寄与する「アクティブ・ロール・スタビライザー」等、最新テクノロジーを標準装備とすることで、新型BMW X7は、まったく新しい次元の走行快適性と長距離ドライブの快適性を実現している。
ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載
BMW社が国内認可取得モデルとして初めて導入したハンズ・オフ機能が搭載されている。「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」とは、高速道路*1での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システムである。この機能は、ドライバーが絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にある限りにおいて、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能*2となる。
- *1: 高速自動車国道法に定める高速自動車国道、及び指定都市高速道路に分類される道路が対象。
- *2: SAE International(Society of Automotive Engineers)が定めるレベル2の段階であり、自動運転ではなく、前方注視が必要となるなど、ある一定の条件が必要。
安全機能・運転支援システム「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」、完全自動駐車が可能となる「パーキング・サポート・プロフェショナル」を標準装備
高性能カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が向上した、最先端の運転支援システムを標準装備している。アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)およびレーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、レーン・チェンジ・アシスト、サイド・コリジョン・プロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能を、標準装備としている。
標準装備となるパーキング・アシスト・プロフェッショナルには、時速35km以下で車両が直前に前進したルート最大200mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバース・アシスト・プロフェッショナル機能が採用されている。日本に多数点在する細い道での対向車とのすれ違いに困った際など、安全かつ正確に、元のルートに復帰することが可能となる。
さらに、駐車時に、ステアリング、アクセル、ブレーキ操作が一切不要な「パーキング・マニューバ・アシスト(駐車経路自動誘導)」機能付き「パーキング・サポート・プロフェッショナル」の標準装備により、自宅駐車場、勤務先駐車場を車両に登録しておくことで、駐車スペースが近づくと、車両が自動で検知し、検知後は、完全自動駐車が可能となる。
コネクティビティ
コネクティビティにおいても優位性は高く、「OK, BMW」と話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定等が可能である。Apple CarPlayやSpotifyへの対応、BMWコネクテッド・ドライブ標準装備により、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信する等、大きな利便性がある。また、BMWデジタル・キー・プラスの標準装備により、車両のキーを持たずとも、対応のスマートフォン、スマートウォッチを携行していれば、車両に近づくだけでロック解除が可能であり、さらに車室内にロック解除に使用したデバイスがあるだけで、エンジンの始動も可能である。
内蔵するPersonal eSIMにより、ホットスポットを介したインターネットを利用*し、Fire TVやスマートフォンのコンテンツを、車内のディスプレイにミラーリングする事も可能である。
*: 別途、NTT docomoとの契約が必要となります。
BMWコネクテッド・ドライブ
BMWコネクテッド・ドライブは、車載通信モジュールにより、ドライバー、クルマ、そして取り巻く情報をITネットワークで繋ぐことで、「もしもの時に備える万全の安全性」、「カーライフを進化させる革新の利便性」、「充実の情報と最新のエンターテインメント」を提供する総合テレマティクス・サービスとして2013年に輸入車として初めて導入された。また、スマートフォン向けアプリの導入により、車両情報やニュース等へのアクセスを可能にし、顧客の利便性を向上させるサービスを提供してきた。さらに、2021年夏には、より操作性・利便性を高めた新たな機能を追加すると共に、新しいスマートフォン向けアプリ「My BMW」を導入し、車とユーザー、情報をシームレスに繋げ、より快適でスマートなモビリティ・ライフをサポートする新しいパーソナル・アシスタント・サービスとして生まれ変わった。
BMW Intelligent Personal Assistant(インテリジェント・パーソナル・アシスタント)
BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントは、AI技術を活用することで、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となるBMW最新の機能である。今までの音声入力と異なり、より自然な会話に近い言葉で、ドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動可能にする他、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習し、長く乗り続けるほどドライブにおける真のパートナーとしての役割を担うことが可能となる。そして、BMWのインテリジェント・パーソナル・アシスタントの最たる特徴は、ドライバーがシステムの「名前」を自由に付けることが可能な点である。例えば、BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントを起動する際、「OK, BMW(オーケー・ビー・エム・ダブリュー)」だけでなく、呼びかける言葉を任意に設定することが可能なため、より身近な存在としてストレス無く使用することが出来る。
3年間の主要メインテナンスが無償となるBMWサービス・インクルーシブ・プラス
3年間の主要メインテナンス無償提供、タイヤ/キーの破損や紛失の際の費用サポート等が含まれる「BMWサービス・インクルーシブ・プラス」が全車に付帯されている。この「BMWサービス・インクルーシブ・プラス」は、2016年よりBMW全モデルに標準装備された新しいメインテナンス・パッケージであり、顧客に対してより安心なドライブを提供している。
主な車両諸元
BMW X7 M60i
全長5,170mm、全幅2,000mm、全高1,835mm、ホイールベース3,105mm、車両重量2,610kg、車両総重量2,995kg、排気量4,394cc、V型8気筒ガソリン・エンジン、最高出力530PS(390kW)/5,500rpm、最大トルク750Nm/1,800-4,600rpm、WLTC燃料消費率8.2km/L。
リリース提供元:BMW Group PressClub Japan