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フロント2輪がもたらす抜群の走行安定性 トリシティ155【詳細チェック】

目次

ヤマハ トリシティ155の車種プロフィール

今回紹介する「トリシティ155」は、2024年4月に発売されたフロント2輪、リア1輪という特異とも言える3輪構造を採用した軽二輪スクーター。初代モデルは2017年に登場し、この最新モデルではフレームや足周りに至るまでほぼすべてをリニューアル。そして、同じ3輪構造の上位機種モデルであるトリシティ300やナイケンに搭載されている操舵アシスト機能『アッカーマンジオメトリー』を採用することで、特にコーナリングでの走行性能がアップしているという。

車両の特徴

車体サイズは全長が1995ミリ、全幅750ミリ、シート高770ミリ、ホイールベースは1410ミリで、車両重量は172kgとなっている。キャスター角は20°で、タイヤサイズはフロント2輪が90/80-14インチ、リアが130/70-13インチで、前後ともにアルミ製キャストホイールにチューブレスタイヤを履いている。

エンジンは水冷4ストローク・単気筒155ccのSOHCで4バルブを採用。ボア×ストロークは58.0ミリ×58.7ミリのロングストローク。圧縮比は11.6で最高出力は15馬力/8000回転、最大トルクは14Nm/6500回転を発揮する。

アッカーマンジオメトリーも採用でコーナリング性能が向上

今回の目玉とも言える新採用の『アッカーマンジオメトリー』だが、実はフロント2輪構造のバイクは左右フロントタイヤの向きをそれぞれ異なる角度に最適化した方がコーナリング感覚は自然になり、より安定したコーナリング性能を発揮することができる。それだけにワインディングでの走りも非常に素直で、通常のスクーターよりフロントの構造物が多いことによる重量増の影響もあり、タイヤの接地感は良好だ。

エンジンは燃費と環境性能に配慮しつつ、走りの楽しさも追求するブルーコアエンジンを採用。SOHCながらVVAという可変バルブ機構(4バルブ)を搭載し、低回転向けのカム、中高回転向けのカムがそれぞれ作動。実際に走っての感触としては、中高回転域よりも低回転域でのトルク向上が感じられた。

スマートフォンとの連動で車両情報が手に取るようにわかる

現代ならではの新機構として、スマートフォンと連動するCCU(コミュニケーションコントロールユニット)を搭載。スマートフォンにヤマハ・モーターサイクル・コネクト(Y-コネクト)をインストールすることで、メーター表示機能の拡張、メンテナンスタイミングの通知など、さまざまな車両情報をスマートフォンで取得することができる。一方でトリシティ155のメーターディスプレイにSNS通知や通話着信などの情報を表示することも可能だ。

総括

アッカーマンジオメトリーを採用したことに加え、フロント2輪の長所を最大限に活かした接地感の高さがもたらす抜群の走行安定性。これこそが新型トリシティ155最大のメリットと言えるだろう。

※記事内容は全て執筆時点のものです。最新の情報をお確かめください。

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