その車両のことを知るなら、実車を前にして細部まで観察するに限る。
とはいえ、近くにバイクショップがなかったり販売終了モデルだったりするとなかなか難しい……。
そこで、バイク買取も行っているモトメガネがバイクの特徴を紹介!
当記事では車両の特徴を駆け足で見ていく。さらに踏み込んだ車両の詳細に関しては「Motorcycle Fantasy」のYouTubeチャンネルでチェックしてほしい。
今回調査した車両はドゥカティの『モンスター』だ!!
モンスターの車種プロフィール
2021年にフルモデルチェンジした「モンスター」は、初代のコンセプトを受け継ぎながら最新スペックの937cc水冷Lツインのテスタストレッタ 11° エンジンを搭載している。軽量でコンパクトなアルミ製フロントフレームにより乾燥重量はわずか166kg!
扱いやすく、速く、楽しいライディングを約束してくれるはずだ。
バイクの特徴をざっくりチェック!
伝統と最新技術が一体化した『モンスター』。エンジン、車体、足回り、ハンドル周りとその他の特徴的な部分をチェックしていこう。
エンジン
デスモドロミック・バルブ駆動システムを採用し、ユーロ5規制に適合した937ccテスタストレッタ11°エンジンを搭載している。最高出力111ps/9,250rpmを発生し、低回転域からスムーズに作動し、街中でもストレスなく走行可能。中高回転域ではダイナミックな特性を示し、あらゆる走行シーンで感動的なパフォーマンスを発揮する。軽量なエンジンは、バイク全体の重量の削減に貢献。ライダビリティを高めている。
フレーム
軽量でコンパクトなアルミ製フロントフレームを採用。スリムなボディや、リアのシリンダーヘッドに固定されたコンパクトなフロントフレームにより、優れた足つき性を実現している。
足回り
コーナリングABS、トラクション・コントロール、ウィリー・コントロールを標準装備。ライダーの好みや路面状況に合わせて介入レベルを調整することが可能だ。さらに、ロケットスタートを可能にするローンチ・コントロールを装備。モンスターのスポーティなキャラクターが強化された。
電子制御システムは、ハイレベルなパフォーマンスとアクティブセーフティを実現。ダイナミック・コントロール・システムにライド・バイ・ワイヤ・テクノロジーが採用され、好みのライディングモードを選択することで、路面のコンディションやライダーのスキルレベルに応じて、モーターサイクルの特性を変化させることができる。
ハンドルまわり・灯火類
メーターパネルは、4.3インチのカラーTFTディスプレイを採用。グラフィックスは、パニガーレV4からヒントを得たもので、さまざまな車両情報を表示してくれる。ディスプレイ中央には、気温や燃料レベルなどのデータとともに、タコメーターと選択されているギアが目立つよう工夫されている。
フルLEDヘッドライトには、デイタイム・ランニングライト・システムが組み込まれ、昼間の走行における他の道路ユーザーからの視認性を高めている。ダイナミックLEDウインカーは、クリアな視認性を提供し、オートキャンセル機能も備える。
その他の装備&特徴
フロントエンドは丸形のフルLEDヘッドライト、リアエンドはパニガーレV4からインスピレーションを得た左右のサイドパネルを備えた曲線的なショート・テールピースがライダーの目を引く。中央から流れるようなラインを描き、ボリューム感溢れる燃料タンクを配置。モンスターの名にふさわしいデザインに魅了されるだろう。