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極太リアタイヤがトレードマーク ブレイクアウト【詳細チェック】

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

2024モデルの「レイクアウト」は、ロング&リーンなチョッパーに、鮮やかで力強いスタイリングがくわえられたブランニューモデルだ。240mmの極太リアタイヤに排気量1923ccのMilwaukee-Eight 117(ミルウォーキーエイト) エンジンを新搭載し、ハーレー最高峰の排気量と余裕のあるトルクを実現している。最高出力102 HP / 76 kW @ 5020 rpm。Vツインエンジンがもたらす強烈なパワーをフロント21インチタイヤ、リア240mm幅のファットタイヤがアスファルトに伝える。挑戦的なドラッグレーサーフォルムは、高性能の証である。

目次

ブレイクアウトの車種プロフィール

ハーレーダビットソン社は、120周年を迎える伝統的なブランドであるが、それに満足することなく挑戦を続けている。ブレイクアウトに搭載されている「MILWAUKEE-EIGHT(ミルウォーキーエイト)117」Vツインエンジンは、排気量1923cc、出力は最大102HPと尋常ではない。最大でも二人の人間しか乗せることがないパワーユニットとしては過剰供給ではあるが、「大陸をクルーズするためにはこれが相応」というのがハーレーダビットソン社の考えなのだろう。

フロント21インチ、リア18インチ、ブレイクアウトの代名詞といえる240mmの極太リアタイヤやメッキを多用したボディなど、ライダーの所有欲求を満たしてくれる一台である。

バイクインプレ

2,000cc近くの排気量を持ち、102馬力をたたき出すエンジンのフィーリングは、タイヤの太さの影響からか押し出しが強く感じられる。 ワードアウトなのでもっとゆっくりしているかと思いきやスポーティである。

足つき

車重は300㎏を軽くオーバーしているが、シート高は665mmと低く安定感がある。また一文字に近いハンドルに手を下ろすと自然な目線になるので、どっしりと構える姿勢が取れる。

走り

MILWAUKEE-EIGHT™ 117のエンジンは、トルクと排気量の新しい頂点ともいえるハーレーダビッドソン製パワートレインだ。ボア×ストロークは103.5mm×114.3mm、排気量1,923cc、圧縮比10.2:1を誇り、エンジントルク168 Nm、エンジントルク(rpm)3500、最高出力102 HP / 76 kW @ 5020 rpmのパフォーマンスを発揮する。

前面に露出したフィルターエレメントでより多くの空気をエンジンに送り込むハイパフォーマンスヘビーブリーザーインテークを採用。高性能エンジンをサポート。ハイパフォーマンスのオフセットショットガンエキゾーストで中回転域トルクが向上し、ライダーの走り心に火をともす低音が響く。

フロントフォークは、デュアルベントバルブ49mmテレスコピック式、アルミフォークトリプルクランプ、デュアルレートスプリング、ショックは、隠しフリーピストン式、コイルオーバーモノショック、43 mmストローク、工具不要な油圧式プリロード調整である。

533mmのフロントホイール、457mmのリアホイールは26スポークのアルミキャストで、マシン加工のディテールを施したブラックに仕上げられている。キャリパータイプは、フロント: 4ピストン固定、リア: フローティング2ピストン、ロータータイプは、ブラック、スプリット7スポークフローティングローター(フロント&リア)である。

ライダーの安全を強化する機能として、アンチブレーキシステム(ABS) や、トランクションコントロールシステム(TCS)を採用。クラシカルなスタイルを維持しながら最新技術を取り入れている。

シンプルな形状の2.14インチ液晶ディスプレイを採用。スピード、ギアポジション、オドメーター、燃料計、時計、区間走行距離、航続可能距離、タコメーターを表示する。

ライト類はオールLEDで、ロービーム、ハイビーム、シグネチャーポジションランプ。LEDゼッペリンテールランプ、白熱灯ブレットターンシグナルを各国の基準に準じて装着している。

Softailシャシーにより、ハードテイルのクラシックルックはそのままに軽量化と剛性の向上を実現。また、フェンダーサポートから、サイドカバー、マフラーシールド、ターンシグナル、ミラー、ヘビーブリーザーインテークまであらゆるコンポーネントを光沢あるクロームが飾る。

※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成したものです。

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