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思う存分遊べるネイキッドスポーツ 390DUKE【詳細チェック】

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KTM 390デュークの車種プロフィール

今回紹介する「390デューク」は、2023年11月に発売された中型免許で乗れる輸入ネイキッドスポーツ。初代モデルは2014年に登場し、2017年に外観を一新してモデルチェンジ。そして2023年、エンジンの排気量を従来の373ccから398.2ccまで拡大、フレームワークやリアサスペンションにも大幅な変更を加えた第3世代モデルとして登場。国産車にはないアグレッシブなスタイリングもあり、中型免許市場に食い込む数少ない輸入車のひとつとして人気を博している。

車両の特徴

車体サイズはシート高820ミリ、ホイールベースは1357ミリで、車両重量は165kgとなっている。キャスター角は66°で、タイヤサイズはフロントが110/70-17インチ、リアが150/60-17インチで、前後ともにアルミ製キャストホイールにチューブレスのラジアルタイヤを履いている。

エンジンは水冷4ストローク・単気筒398.2ccのDOHCで4バルブを採用。ボア×ストロークは89ミリ×64ミリのショートストローク。圧縮比は12.6で最高出力は45馬力、最大トルクは39Nmを発揮する。

「本当に単気筒?」と疑念を持つほどスムーズに回る新型エンジン

最大の注目点とも言えるのが、設計を一新して排気量も373ccから398.2ccまで拡大したエンジン。ショートストローク設計と言うこともあり、中~高回転域にパワーバンドが集中していると思われがちだが、意外と…というか予想より低回転域での粘りが強い。もちろん中~高回転域での爆発力はすさまじく、本当に単気筒モデルなのかと疑いたくなるほどスムーズに回る。加えてシフトチェンジにはアップ&ダウンの両方に対応するクイックシフター(オプション)も搭載しているので、積極的にシフトチェンジを行いつつ高回転まで回して楽しむという乗り方が面白いだろう。

また、電子制御スロットルを新たに導入。一般的には電子制御スロットルを採用すると反応はリニアになり、機械的なスロットルにありがちな遊びがほとんどないことが多い。しかし、この新型390デュークにはあえて適度な遊びが設けられているようで、スロットルグリップを通じてエンジンの心地良い振動が伝わってくる。その振動がライダーにアクセルを開けることを促しているような感覚は、とても新鮮であった。

中型クラスの概念を超越している豪華なスペックのサスペンション

サスペンションはフロントが伸び側圧側の調節が可能な倒立フォークを、リアがプリロードと伸び側のダンパー調節が可能なシングルショックを搭載。中型クラスの車両としてはここまで豪華なスペックを搭載するのはかなり珍しい。実際、峠道では前後ともに締め気味で走っていたサスペンションを高速道路で最弱まで緩めてみると、その乗り心地は相当快適に変化。座面に伝わってくるショックも大幅に緩和されたので、これなら長距離ツーリングも難なくこなすことができそうだ。

総括

このモデルはインド生産だが、先述の通り装備群はかなり豪華。海外生産、国内生産含めて日本国内ブランドの比較的リーズナブルな価格で購入できるバイクと比べると、この390デュークは相当高品質にできているように思える。はっきり言って、日本メーカーもうかうかしていられないのではないか? と考えさせられてしまった1台だ。

※記事内容は全て執筆時点のものです。最新の情報をお確かめください。

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