株式会社ウェザーニューズは、アスリート向け気象ウェブサービス「MiCATA」において、低体温症に陥る可能性を示す「低体温リスク」の提供と低体温症に関する補償サービスの開始を発表した。同社は、低体温症に対するリスクマネジメントをサポートするため、自転車競技向けに低体温症の危険度を示す指数として「低体温リスク」を独自に開発した。「MiCATA」上であらかじめコースの通過ポイントや時刻を設定しておくことで、通過予定時刻の低体温リスクの予測を確認することができる。「低体温リスク」は1時間ごとに“平常(リスクなし)“、“注意“、“警戒“、“危険“の4段階で予測することができる。
アスリート向け気象ウェブサービス「MiCATA」で「低体温リスク」を提供開始
自転車競技者の低体温症の発症リスクを可視化
コース上の低体温リスクを4段階で予測、低体温症に備える2種類の補償サービスも
株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、アスリート向け気象ウェブサービス「MiCATA」において、低体温症に陥る可能性を示す「低体温リスク」の提供と低体温症に関する補償サービスの開始を本日発表しました。
低体温症は、体の中心部の温度が35度を下回ることにより、体の機能を正常に維持できなくなる状態で、死に至る可能性もあります。年齢に限らずスポーツ中にも低体温症に陥るリスクが潜んでいます。なかでも、自転車競技は、速いスピードで走行し体温を奪われるため、他のスポーツと比べて低体温症の発症リスクが高いと言われています。過去には、低体温症と思われる症状でリタイヤする選手が続出し、完走率がわずか20%のレースもありました。
当社は、低体温症に対するリスクマネジメントをサポートするため、自転車競技向けに低体温症の危険度を示す指数として「低体温リスク」を独自に開発しました。ユーザーは「MiCATA」上であらかじめコースの通過ポイントや時刻を設定しておくことで、通過予定時刻の低体温リスクの予測を確認することができます。「低体温リスク」は1時間ごとに“平常(リスクなし)“、“注意“、“警戒“、“危険“の4段階で予測します。
また、「MiCATA」の補償サービスにおいて、低体温症に備える2種類の補償サービスの提供も始めました。低体温のリスクを把握するとともに、補償サービスで備えていただくことで、安心して競技をお楽しみください。なお、「MiCATA」は有料版の30日間のお試し利用や、無料版も展開していますので、お気軽にご登録ください。
「MiCATA」のお試し利用はこちらから
https://www.micata.site/personal/
スポーツ気象チームへのお問い合わせはこちらから
https://jp.weathernews.com/contact/inquiries-about-our-services-biz
自転車競技向けに低体温症の発症リスクを可視化
ウェザーニューズのスポーツ気象チームはこれまで、アスリートの最良の準備をサポートするため、日本代表チーム・選手や、アマチュアのスポーツ選手に対して、アスリート向け気象ウェブサービス「MiCATA(ミカタ)」を提供してきました。この度、自転車競技者の低体温症に対するサポートを強化するため、低体温症の危険度を示す指数として「低体温リスク」の提供を開始します。
当社の「低体温リスク」は、運動生理学を研究する専門家の指導のもと、自転車競技に特化して独自開発した指標で、風速、気温、降水量などの気象条件と、走行中に自らの速度により発生する風速も考慮して発表します。
「MiCATA」のスポーツ種目設定において「自転車」を登録すると、事前に設定したルートに応じて、通過予定時刻の低体温リスクを、“平常(リスクなし)“、“注意“、“警戒“、“危険“の4段階で発表します。各地点を選択すると、天気予報と「低体温リスク」を1時間ごとに確認することもできます。
低体温症は、体の中心部の温度が35度を下回ることにより、体の機能を正常に維持できなくなる状態で、年齢に限らず発症し、死に至る可能性もあります。また自転車競技は、速いスピードで走行し体温を奪われるため、他のスポーツと比べて低体温症の発症に注意が必要です。過去には、低体温症と思われる症状でリタイヤする選手が続出し、完走率がわずか20%のレースもありました。自転車競技に特化した低体温症の危険度を予測するコンテンツの提供は日本で初めて(※1)です。「MiCATA」内で紹介している低体温症に備える対応策情報も、あわせてご活用ください。
(※1) 2022年12月21日時点 当社調べ
低体温症に関する補償サービスで、アスリートをサポート
当社は、「低体温リスク」の発表に加え、安心してスポーツをお楽しみいただけるよう、「MiCATA」の補償サービスにお申込みいただいた団体や個人に対して12~3月の冬季期間、低体温症に関する2種類の補償サービス(※2)を提供します。
1つ目は「低体温症にならないための補償」で、「低体温リスク」の悪化を考慮し、途中でライドを取りやめた場合に帰還判断見舞金として一律5,000円をお支払いします。本補償サービスは低体温症の防止を目的としたサービスで、前日夕方までにルートの設定と「低体温リスク」の確認が必要です。また、お見舞金は帰還に係る交通費にお使いいただけます。
2つ目は「低体温症になってしまった際の補償」で、低体温症の発症が疑われ、病院や診療所で治療を受けた場合に低体温症見舞金として一律5,000円をお支払いするサービスです。通院代や治療費、今後の低体温症対策に充当する費用としてお使いいただけます。
(※2)「低体温症リスクに備える補償サービス」は、見舞金給付の対象とする人数を1,000名以下として、株式会社ウェザーニューズが保険業法の規制を受けずに運営するものです。その運用において、一人の個人から受け取る掛金が1年間で50万円を超える運用、および一つの法人から受け取る掛金の合計額が1年間で1,000万円を超える運用は行いません。
~ご利用方法~
- アスリート向け気象ウェブサービス「MiCATA」(ミカタ)」の登録
詳細はこちら:https://www.micata.site/users/sign_up - 「低体温症に備える補償サービス 990円(税込)」の申し込み
お申し込みの際には、サービス既定より補償サービスの詳細・支払い条件について必ずご確認ください
▼サービスに関するお問い合わせはこちら
https://jp.weathernews.com/contact/inquiries-about-our-services-biz
リリース提供元:株式会社ウェザーニューズ