2021年3月に登場した空冷単気筒エンジンを搭載するGB350。
ラインナップされるのは、クラシカルな雰囲気が強いGB350とテール周りにスポーティなフェンダーを採用したGB350Sの2モデルだ。
そこで今回は体格別に4名のモデルにGB350に跨ってもらった。
いずれのライダーも日本人の標準的な体型といえるため、読者の皆さんも自身が車両に跨ったら、どの様なスタイリングとなるのか、是非この記事を通して想像してみてほしい
GB350のスペックをおさらい!
車名・型式 | ホンダ・2BL-NC59 |
全長×全幅×全高 (mm) | 2,180×800×1,105 |
軸距 (mm) | 1,440 |
最低地上高 (mm) | 166 |
シート高 (mm) | 800 |
車両重量 (kg) | 180 |
乗車定員 (人) | 2 |
最小回転半径 (m) | 2.3 |
燃料タンク容量 (L) | 15 |
空冷OHC348ccエンジンには、ロングストロークで大きなフライホイールを採用していることで、鼓動感と低速での粘り強さを実現。クラシカルなスタイルと相待って、昔のバイクのような心地よいフィーリングを楽しむことができる。
ちなみに単気筒なのに全幅が800mmもあるの?と思うかもしれない。
この全幅とは車体の左右端なので、実質的にはハンドル幅が全幅といえる。
数値だけでは車両の特徴が掴めないのは、こういうことがあるからなのだ。
するどい読者は「え?ミラーがあるじゃん!」と突っ込みたくなるかもしれないが、ミラーは可動部なので全幅には含まれない。
体格別足着きチェック!
バイクを選ぶ上でポイントとなってくる足着き性。
実際に店舗へ出向いたり、試乗会に参加するのが一番わかりやすいのだが、車両が「気になっている」ぐらいだと重い腰が上がらないのも事実。
ここではGB350を跨った、156~182cmまでの体格異なる4名のケースを見ていこう。
156cmのライダーは両足が地面に着けられない様子。しかし、片足はしっかりと踏み降ろすことができているので、これなら信号待ちでも渋滞にはまっても、足を攣ってしまう心配もなさそうだ。
また、停車時に両足をべったり地面に着けるためには、股下が79cm以上ないと難しいのかもしれない。
テスター①
身長:156cm、股下:69cm
テスター②
身長:165cm、体重:65kg、股下:65cm、
テスター③
身長:174cm、体重:70kg、股下:79cm
テスター④
身長:182cm、体重:80kg、股下:81cm
取り回し・Uターンの小回り具合は?
コーンを3.5m幅に置いて、GB350の最小回転半径も見ていこう。
この3.5mとは、すれ違いや追い越しなども想定した上での一般的な車線幅とされている。普段通り慣れた国道や、高速道路の車線幅をイメージしてほしい。
両足をステップに乗せた状態でも不便なくUターンが行なえている。
最小回転半径のメーカー公表値は2.3mであるため、ハンドルをフルロックにすれば、さらなる小回りが行なえる。
ハンドル切れ角も充分あり取り回しもラクラク。
GB350が人気なのは幅広いユーザーにとって扱いやすい車両サイズだから、ということも理由の一つだろう。