道の駅の特徴
道の駅のある横瀬町は、埼玉県北西部にある秩父盆地の南東端に位置し、秩父方面の東の玄関口となっている町。毎年1月上旬から2月下旬には幻想的な「あしがくぼの氷柱」を見られるところとして知られている。
道の駅は入間市と秩父市を繋ぐR299に面しているのでアクセスは抜群で、広々としたバイク用駐輪場が用意されているので、多くのライダーが集まる道の駅となっている。
道の駅周辺は山に囲まれた自然豊かな場所。目の前には横瀬川が流れており河原の散策や、夏場は川遊びもすることができる。道の駅には農産物直売所、農産物加工所、食堂、体験道場、カフェがあり、秩父のおいしいものを満喫することができる。
農産物直売所では新鮮な地場農産物や特産品を豊富に販売。春は山菜やいちご、秋はきのこなど旬の食材や、お土産品では秩父の地酒やワイン、特産品など、秩父土産が揃っている。隣にある、手作りマルシェでは、併設の農産物加工場で作られる焼きたてパンや、手作りの果物のジャム、横瀬町特産の紅茶のクッキーなどが並ぶ。
食堂では味噌ポテトや豚の味噌漬け丼、わらじカツなど、秩父名物を味わえる。手打ちうどんや手打ちそば、秩父の山菜やきのこなどを使った料理も提供。体験道場の食堂では、郷土料理の「ずりあげうどん」を食べられる。カフェでは、地元横瀬町産の紅茶を使った紅茶ソフトクリームが人気だ。オープンテラスになっており、豊かな自然と川を眺めながら一休みすることができる。
道の駅から秩父市内までは約15分。秩父周辺にはツーリングスポットも多く、群馬県上野村、長瀞、三峯・大滝温泉など、各方面に向かう分岐点となっている。道の駅のあるR299は飯能から秩父を結ぶメインルートで、道の駅までは川沿いを走るワインディングとなっている。飯能方面と秩父を結ぶルートは他にもあるが、どのルートでも道の駅の前を通るので道の駅は休憩場所に最適。秩父グルメも楽しめるので、目的地や立ち寄りスポットにもピッタリだ。
施設紹介
農産物直売所、手作りマルシェ「いわざくら館」、食堂、体験道場(食堂)、水辺のカフェ。
名物&名産品
◆ずりあげうどん
秩父地方の郷土料理。釜にうどんを入れ、茹で上がったらそのままずりずりと引き上げながら麺をすするから「ずりあげうどん」という。つゆがなく、お椀にうどんと好みの薬味を入れたら、ずりあげうどん用の醤油とゆで汁をかけて食べる。茹で汁で濃さを調節する。つるつるシコシコの麺で、のど越しもいい。
◆みそポテト
秩父地方の郷土料理。ふかしたジャガイモを天ぷらにして、甘辛の味噌を絡めたもの。ホクホクとしたジャガイモと甘辛い味噌が相性抜群。秩父の家庭では、おやつ、おつまみ、おかずの定番メニュー。「埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」ではグランプリを獲得したことも。昔から、農作業の合間や小腹が空いたときの「小昼飯」として食べられていた。
◆たらし焼き
あしがくぼ名物のB級グルメ。小麦粉を水で溶いて鉄板にたらし、こんがりと両面を焼いたもので、生地をたらして焼くから「たらし焼き」と名がついた。出汁入りの小麦粉の生地に、味噌、ネギ、しそ、ゴマを加えたオリジナルのたらし焼き。ソース味とソースマヨネーズ味の2種類を販売する。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆あしがくぼの氷柱
秩父三大氷柱のひとつで、高さ30m、幅200mにわたって美しい氷の世界を楽しめる。夜になるとライトアップされ、幻想的な雰囲気に。山の傾斜を利用して沢水をまいて作られている。道の駅の駐車場にバイクを止めて歩いて約10分。道の駅には西武秩父線の芦ヶ久保駅が隣接しているので、電車で行くことも可能だ。
◆羊山公園
武甲山のふもとにある公園。「芝桜の丘」で有名で、毎年4月上旬から5月上旬の開花の時期には10品目40万株以上の芝桜が咲き、辺り一面がピンクや白色に染まる。秩父市街や武甲山、秩父の山々を見渡せる展望スポットでもある。ふれあい牧場には羊も要チェック。