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【Warm & Safe】高性能な電熱アイテムはバイク乗りに納得の高コスパだった

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

【brand pickup】
年末を目前にガクッと気温が下がってきた昨今。1日を通してバイクに乗るのは辛くなってきたという方も多いのではないだろうか?しかし、空気の密度が上がって調子のいいエンジンに遠くまで見渡せる澄んだ空気、脂が乗って美味しくなってくる海の幸まで、実は冬の季節もライダーにとって絶好のツーリングシーズンなのだ。今回はそんな寒いシーズンでも不満なく快適に走れるというWarm & Safe(ウォーム&セーフ)の電熱アイテムを実際に使ってみた使用感や快適機能を紹介いていこう。

目次

【Warm & Safe(ウォーム&セーフ) / ヒーテッド・インナー : impression】

電源を入れる前から期待値が上がる作り込み

今回紹介するWarm & Safeは、オートバイ・スノーモービルなどの電熱アイテムを製造・販売を行う、アメリカの老舗メーカー。展開する電熱アイテムは少し値は張るものの、製品のクオリティはそれ以上に高く、実際に15年以上使い続けているユーザーも多いそうなのだが、これまでにトラブルは一切ないとのこと。アメリカや日本だけでなく、世界中で多くのファンを獲得している背景にはこうした信頼性の高さもある。Warm & Safeが展開する数ある商品の中から今回はジャケットとグローブを入手することができたので、実際に使用していこう。

まずはジャケットを着用していく。ジャージやウインドブレイカーのように軽い生地感のジャケットに袖を通してみると、電熱アイテムであることを忘れてしまうくらい着心地が良く、着用して動いても電熱線などが気になる様子は皆無だ。これは製品自体の素材や「線」で温めるのではなく、「面」で温めるという構造に加え、モバイルバッテリーや専用の別体バッテリーではなく、バイクのバッテリーから供給される12V電源を使用するため、ジャケット自体が軽量なのもポイントだ。これによって1日を通したツーリングでも疲れにくいことに加えて、電池残量を気にすることなく使えるのも非常にありがたい。

また、電熱グローブには本革を採用されており、雨天時も安心の防水設計。しっかりとした厚みがあるだけでなく、耐久性や防寒性も高そうな印象だ。そして、手のひらサイズの専用コントローラーを使えばジャケットとグローブをそれぞれ温度調節することができるとのことで、無段階調節ができるダイヤル式というのも使いやすそう。さらに細部を見ても、ジャケットの脇・肩・袖などの可動部分にはストレッチ素材が使用されていたり、グローブは手にしっかりフィットするベルクロストラップが付いていたりと、細部まで丁寧に作り込まれた製品には電源を入れる前から期待値が上がる。

ライダー目線の使い勝手の良さ

朝から外気温が10℃を下回った撮影当日。実際に使用すべく、バイクのエンジンをかけ、電源ケーブルを車体と接続した瞬間から暖かさを実感。発熱には1分とかからず、10秒程度で身体が発熱を感じられるレスポンス良さに驚きつつ、今回は効果測定として夏場でも涼しい山の頂きを目指して走っていくことにした。

しばらくバイクで走ってみても、市街地では12月なのを忘れてしまうほど暖かく、温度調節のダイヤルは1/3程度で適温だ。また、走行風に当たっていて気が付いたのだが、この電熱ジャケットに入ったヒートパネルは場所によって温度が異なり、走行風が直接当たる胸部や腕部は温度が高く、走行風の当たりにくい背中は温度が低めに設定されているので、背中だけ暑くなってしまったり、腕だけ寒くなってしまうことがないのだ。このバランスは本当に絶妙で、これこそがWarm & Safeが世界中にファンを獲得した秘訣であり、開発者を含めたメーカースタッフが全員ライダーだという事実にも頷ける。

やはり山間部に入っていくと、徐々に気温が下がっていくのを体感でも感じる。そんな時でもハンドル右手のフルードケース上に装備した無線コントローラーで少しダイヤルを捻ってやれば、これまたレスポンス良く適温へと温度が上昇していく。アイテム本体にボタン式などのスイッチで数段階に温度が調節できるものとは違い、ハンドル周りの操作と目視によって確実かつスピーディに調節することができるのは、走行シーンに合わせて温度調節を頻繁に行いたい場合にもストレスが少ないのは使い勝手が良い。

使ってみて納得のコストパフォーマンス

正直、電熱で温めるという基本構造が同じ電熱アイテムでそこまでの差異は出ないだろうと思っていたのだが、Warm & Safeの電熱アイテムを実際に使ってみると、本当に驚くことばかりだった。瞬時に温まるレスポンスの良さや使い勝手の良いコントローラーに加え、走行時にバランスの良いヒートパネル各部の温度設定や製品細部の作り込みまで、Warm & Safeの電熱アイテムでなければ実現できない快適さは他のどんな電熱アイテムよりも魅力的に感じることができた。

今回使用したジャケットとグローブだけで、冷え込む山頂でもかなり快適に走行することができたのだが、この快適さを一度知ってしまうと、Warm & Safeが展開するパンツやソックスも試してみたくなるというのが人間の欲深さである。また、本革グローブ以外の全ての電熱アイテムは洗濯機でそのまま洗えてしまうというメンテナンス性の高さまで兼ね備えている。製品のクオリティに比例した販売価格は安価とは言えないが、持ち出しこそかかってしまうものの、実際に使用した後に費用対効果としてみるとコストパフォーマンスは全然悪くないアイテムだと自信を持って言うことができる。

これからやってくる年末から年明けを迎え、今年1年間を頑張った自分へのご褒美や来年以降も毎年の冬を共にする新たなパートナーとして、Warm & Safeの電熱アイテムを検討してみてはいかがだろうか。

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