道の駅の特徴
鹿角市は、秋田県北東部にある市で、青森県と岩手県の県境に位置。市内に十和田八幡平国立公園がある自然豊かな場所で、八幡平を通る「八幡平アスピーテライン」は絶景ロードとして知られている。ほかにも、800年の歴史がある大湯温泉や、ユネスコ世界遺産「大湯環状列石」など、観光名所も多い地域である。
道の駅は岩手県盛岡市と青森県平川市を結ぶR282沿いに位置。2021年4月にリニューアルオープンし、以前より売店と直売所が広くなった。ふるさと広場を囲むように、売店、直売所、飲食店舗、花輪ばやし祭り展示館などが建っている。
鹿角や周辺地域の特産品を販売する売店には、約700種類もの商品が並ぶ。お酒コーナーには、地酒やワイン、ビールなどが豊富に揃っている。直売所には朝採りの地場の新鮮野菜が揃い、時期になると鹿角の特産品でもある「北限の桃」が店頭に並ぶ。
レストランでは、八幡平ポークやかづの牛、北限の桃など、地元食材を使用した料理を味わうことができる。そば軽食コーナーは、蕎麦やうどんを中心に、手作りのおにぎり、かづの牛の黄金コロッケや北限の桃ソフトなどを提供。カウンター席で気軽に食事ができる。
秋田県の郷土料理「きりたんぽ」は鹿角市が発祥の地で、きりたんぽ館では、本格的なきりたんぽ料理を堪能できる。手作りのくるみ味噌を塗って焼いた「みそ付けたんぽ」が人気。併設の体験館では、自分できりたんぽを握って、味噌を塗って焼く手作り体験もできる(体験は2名以上から)
祭り展示館では、日本三大はやしの「花輪ばやし」の屋台を展示。「花輪ばやし」はユネスコ無形文化財に登録されているお祭りで、館内には10台の豪華絢爛な屋台が展示され、各町内屋台の紹介や、実際に使われている太鼓を叩くことができたりと、祭りの雰囲気を楽しめる施設だ。入館料大人500円で見学できる。
鹿角市は八幡平や十和田湖へのアクセスに便利な場所にある。八幡平温泉郷までは約50分、十和田湖までは約1時間で、R341南下すれば田沢湖にも行くことができ、鹿角を拠点に周辺にはツーリングを楽しめるルートが満載。ツーリングルートを繋ぐ地点にある道の駅は、鹿角の食を満喫できる場所として、休憩や目的地に最適のスポットだ。
施設紹介
道の駅施設として、売店、マルシェ直売所、レストラン味館、そば軽食コーナー、きりたんぽ館、花輪ばやし祭り展示、組み木細工の製造販売「秋田木楽舎」がある。
名物&名産品
◆きりたんぽ鍋
秋田県の郷土料理「きりたんぽ」は鹿角が発祥の地。ごはんを半分程度つぶし、串に握りつけて焼いたものを「たんぽ」と言い、切ったものを鍋に入れる。きりたんぽ館では、手作りのきりたんぽとゴボウや舞茸、セリなどの野菜を比内地鶏のスープで煮た「きりたんぽ鍋」を味わえる。きりたんぽに染みこんだ比内地鶏の旨みが絶品。数量限定品。
◆北限の桃ソフトクリーム
人気No.1商品の道の駅オリジナルソフトクリーム。地元産の桃果汁をふんだんに使用しており、桃の風味が抜群で、後味はさっぱりとしている。「北限の桃」は鹿角のブランド桃で、収穫時期が全国で最も遅い桃なので、この名がつけられた。そば軽食コーナーで販売。
◆かづの牛 秋田県のブランド牛で、品種は日本短角種。赤身肉で脂肪分が少なく、低カロリー、高タンパク、鉄分やミネラルが豊富。適度な歯ごたがある肉質で旨みが抜群。レストランではかづの牛のハンバーグやビーフカレーを味わえる。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆大湯温泉郷 開湯から約800年の歴史がある温泉。大湯川沿いに自然湧出した弱アルカリ性のナトリウム泉で、豊富な湯量と効能がある。温泉郷内には4軒の共同浴場と日帰り入浴施設が多数あり、湯めぐりを楽しむことができる。また、『道の駅おおゆ』もあり、温泉を使用した足湯が設置されている。
◆八幡平温泉
郷八幡平エリアにある国内有数の湯量がある温泉郷。自然に囲まれた場所にあり、効能も豊かで、古くから湯治場として親しまれている。八幡平最古の温泉「蒸ノ湯温泉」は、荒涼とした谷間に湯気が立ち上る、野趣あふれる混浴野天風呂が名物。源泉掛け流しの温泉を堪能できる。