250ccクラスで唯一のクルーザーモデルがホンダ・レブル250だ。
過去にはヤマハ・ドラッグスター250、カワサキ・エリミネーター250V、スズキ・イントルーダーLC250と各社が250ccクラスにモデルをラインナップしていた。
クルーザーモデルは低い全高と、ゆったりしたポジションが特徴だ。シート高も低く、小柄なライダーでも足着きの不安を払拭してくれるので、老若男女が楽しめるカテゴリーといえよう。
2017年に登場したレブル250は、一般的なクルーザーモデルが足を前方へ投げ出すような位置にステップがあるフォーワードコントロールであるのに対し、シートに着座した時に足が自然に曲がった位置にステップのあるミッドコントールを採用している。これによりクルーザーモデルでありながらステップへの荷重がしやすく、スポーティな走りも楽しめるモデルとなっている。
幅広い層に受け入れられる要素が盛り込まれたレブル250は発売と同時にヒット！
人気モデルとなったのだ。
そうなると、人気モデルの宿命である“ヒトとかぶる”ことが多くなる……。
個性を出すべくカスタムを行なっていたあられ部長さんもその一人だ。
シートカスタムのきっかけ
以前から気になっていたレブル250を手に入れ、コツコツとパーツを取り付けてカスタムをしてきたというあられ部長さん。
ハーレーダビッドソンなどのクルーザーモデルではシートをカスタムをすることはかなりポピュラーだ。
「インターネットで個性豊かなシートを見ていたら自分もシートカスタムをしてみたくなったんです。
いろいろ検索していたら“バイクシート神戸”の存在を知りました」。
あられ部長さんは前もって購入していたエンデュランス製のコンプリートシートをタックロール仕様にカスタム出来るか早速相談。
バイクシート神戸からの「せっかくなら前後とも同じ生地で揃えましょう」という提案をもらい、シートカスタムに着手することになった。
シートの大きさにあったタックロールの幅がポイント
「フロントシートだけのカスタムでは全体のバランスが取れないため、前後シートのほか、社外品のシーシーバーに付属していたバックレストも全て同じ生地、同じデザインで製作してもらいました」。
通常ならこのやり取りで作業に取り掛かってもらうことが多いのだろうが、バイクシート神戸はその希望をより具体化するため、完成イメージ画像を作成。打ち合わせを重ねより理想に近づけていったそうだ。
「リベットの打ち込み加工を追加で依頼して、シートの大きさに合ったタックロールの幅にまでこだわりました！」。
イメージどおりの仕上がりに感激！
希望のイメージを簡潔に伝えただけなのに、想像以上のシートに仕上げられ感激もひとしおのあられ部長さん。
「バイクシート神戸さんのアドバイスとセンスの良さ、技術の高さに感謝しています。
シートに施した8個のリベットも車体に干渉することなく取り付けられていて完璧です！」
カスタムを担当したバイクシート神戸のコメント
「お客様の大切なマシンに付けるシートですから”こだわり”をどこまで忠実に再現出来るかを考えて製作しました。
途中で迷った時はその都度イメージ画像を送って意見交換を行いながら作業を進めていきました。
車両ごとに違うシート形状や素材など条件が異なるため、全てのご要望を満たす事は難しいですが可能な限りお客様の理想に近付けられるよう、技術も常に向上させていきたいと思います」。
バイクシート神戸
６万アイテムを超える国内最大量のシートカバーの型を保有し、最新モデルから絶版車、オフロードモデルやアメリカン、原付などあらゆるニーズに応えてくれるシートカバーの専門店。
品質を重視し、裁断から縫製まで国内自社工場で生産している。ユーザーがDIYできるシートの張り替えやすさも特徴だ。
複雑な形状のシートや自分でシートの貼り替えをするのが不安な場合は、職人が最高のクオリティで張り替えを行なってくれる。
細かい部分変更にも対応してくれるので、自分だけのマシンを作りたいユーザーにもうってつけなのだ。
