道の駅の特徴
静岡県伊豆市は伊豆半島のほぼ中央に位置しており、伊豆半島の中の自治体としては最大の面積をもつ。広大な市内の西側は駿河湾に面し、天城山や浄蓮の滝などの観光地や、修善寺温泉、湯ヶ島温泉など有名な温泉地が数多く、狩野川は鮎釣りのメッカとして全国的にも知られている。市内北東部には絶景ロードの「伊豆スカイライン」も通っている。
道の駅があるのは『伊豆の踊子』で知られる天城峠のすぐ近くで、周辺は山に囲まれた自然が豊かな場所。伊豆半島の中央部を通る国道414号沿いに位置する。
道の駅の敷地内には、昭和の森会館、売店、レストラン、お土産店などがある。売店は2店舗あり、わさび生産農家の直営店「わさびの里」では天城産の生ワサビやワサビ漬けなどのワサビ加工品やわさびソフトクリームを販売。「竹の子かあさんの店」には地元のお母さんたちの手作りの惣菜などが並び、しいたけコロッケやわさび葉コロッケ(冬季限定)などを購入できる。レストランでは、ワサビや猪肉、鹿肉など天城の食材を使った料理を堪能できる。
昭和の森会館内には「森の情報館」「天城ビジターセンター」「伊豆近代文学博物館(有料)」3つの展示施設があり見学ができる。
伊豆半島はライダーに人気のツーリングエリア。国道414号は沼津市と下田市を結ぶ国道で、半島を縦断する際の内陸部のメインルートとなっている。適度にカーブがあり、道の駅から南にはぐるっと2回転する河津七滝ループ橋もあったりと、走っても楽しめるルートである。その道中にある道の駅は駐車場も広く、立ち寄るのに最適なスポットとなっている。伊豆スカイラインから国道414号へは冷川ICから県道12、59号を使ってアクセスが可能だ。
施設紹介
昭和の森会館、「竹の子かあさんの店」「天城わさびの里」の2店舗の売店、昭和の森会館内に、山のレストランと土産店「緑の森」、森の情報館と、天城ビジターセンター、伊豆近代文学博物館(有料)の展示施設が入る。
名物&名産品
◆天城産本わさび
伊豆市は全国でも有数のわさびの産地。天城山系のきれいで豊富な湧水と自然豊かな環境がわさび栽培に適しており、道の駅周辺には石畳式のわさび田が数多くある。道の駅では天城山の本ワサビを購入できるほか、レストランではすりおろした本わさびをのせて食べる「わさび丼定食」を味わえる。
◆わさびソフト
道の駅では2種類のわさびソフトを味わえる。「天城わさびの里」では、天城山の本わさびをその場ですりおろしソフトクリームにトッピングした「わさびソフト」を販売。土産店「緑の森」では、本わさびをソフトクリームに混ぜたタイプの「元祖わさびソフト」を提供する。
◆いのしし丼
伊豆市を代表するジビエといえば猪肉。猪肉を使った料理を提供する店が多く、道の駅レストランでも味わえる。名物は天城で獲れた新鮮な猪肉を使った丼で、ニンニク、生姜隠し味の伊豆みそで味付けた猪肉がご飯の上にのっている。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆浄蓮の滝
狩野川の上流にある伊豆屈指の名瀑で、日本の滝100選にも選ばれている。落差25m、幅7mで滝壺の深さは15mもある。駐車場から滝までは歩いて坂を下っていく。滝のそばには、演歌歌手・石川さゆりさんのヒット曲『天城越え』の歌碑がある。無料の駐車場を完備。
◆天城山隧道
R414の旧道にある全長445.5mの石造トンネルで、現存する石造トンネルでは国内最長。トンネル壁面や入口アーチなどはすべて切り石で造られている。2001年に国の重要文化財に指定。日本の道100選にも選ばれている。国道414号の旧道はバイクの通行も可能だがダートなっている。