空冷単気筒のエンジンと、シンプルな外観のGB350は、走る気持ち良さを誰もが享受できる車両だ。ビギナーから様々なバイクを乗り継いできたバイク好きまでもを虜にしている。
素晴らしいマシンなのはいいのだが、そうなると街なかで見かけることも必然的に多くなるというもの。
バイク乗りというのはアマノジャクなイキモノで、人と同じことを嫌う傾向がある。それゆえ、たとえベストセラーの車両であったとしてもオリジナリティを求めたくなる。
レバー、ステップ、マフラーといったパーツを機能性の向上を求めて交換するのはもちろん、個性を出すため交換しているオーナーもいることだろう。
その個性を出すのなら、シートこそまさにうってつけのパーツといえよう。バイクのパーツ類のなかでも、カウルなどに次ぐ大きな面積を有しているからだ。
今回紹介するGB350オーナーのS.Sさんも、他と違う自分だけの一台を求めて、シートカスタムを行なった一人だ。
一目で自分の車両だと分かるシートへ変更したかった
GB350はダントツの人気車種で、街中でも良く見かけるだけでなく、ツーリング先の道の駅などでも必ず同じ車種に出会っていたS.Sさん。
そこで、一目で分かる自分だけの1台に仕上げるため、面積の大きいシートを変更することを決意。車両のイメージを大きく変えるため、インターネットでバイクシートに関する情報を色々と検索したという。
「バイクシートを取り扱うメーカーの中で、バイクシート神戸に決めたのは、これまでに多くのシートを扱ってきた実績とセミオーダーのシステムがあったからです」。
セミオーダーとはいえ選択の幅はかなり広い。そこでもシートのエキスパートであるバイクシート神戸の助言が功を奏することとなる。
ルビーレッド×つや消しブラックで高級感を
タックロールシートは、カスタム車両でも目にするが、S.Sさんはそこでもちょっと変わったスタイルをチョイスした。
「横のタックロールは目にするので、縦にラインの入ったパターンを選択しました。差し色として赤色を使うことは決めていました。ただし赤と言ってもその色味は幅広いんですよね。事前に色味や細部などをスタッフに相談し、迷った末、深みのある“ルビーレッド”に決めました」。
シートの仕上がりについて
マッドブラックの車体に合うよう、艶が控えめで派手過ぎないルビーレッドで高級感を狙ったGB350のオリジナルシート。サイドやパイピングには、つや消しブラックのツートンカラーでオーダーした。
シート後部分には、オーナー自身でHONDAのロゴをペイントし、自分だけの1台が完成したのだ!
「実は最初自分で張替えに挑戦したんです。そうしたら、思いの外難しく、シートにシワがいくつも残ってしまいました……。
最終的にはバイクシート神戸さんのところで張替えを行なっていただきました。
やっぱり職人さんの腕は素晴らしいですね! 最初から任せれば良かったと思いました(笑)。
なんだかんだありましたが、結果大満足です」。
バイクシート神戸のコメント
今回はセミオーダーシステムのご注文で、お客様がレッドとブラックのツートンを希望されていたので、メールで生地の拡大写真をお送りしてその中から選んで頂きました。
お薦めしたルビーレッドを気に入って頂けて良かったです。
シートカバーだけを購入頂いた後で、張替え作業がうまく出来なかった時は有料サービスのご利用で張替え作業を承りますので、お気軽にご相談頂ければと思います。
バイクシート神戸
6万アイテムを超える国内最大量のシートカバーの型を保有し、最新モデルから絶版車、オフロードモデルやアメリカン、原付などあらゆるニーズに応えてくれるシートカバーの専門店。
品質を重視し、裁断から縫製まで国内自社工場で生産している。ユーザーがDIYできるシートの張り替えやすさも特徴だ。
複雑な形状のシートや自分でシートの貼り替えをするのが不安な場合は、職人が最高のクオリティで張り替えを行なってくれる。
細かい部分変更にも対応してくれるので、自分だけのマシンを作りたいユーザーにもうってつけなのだ。