道の駅の特徴
道の駅がある片品村は、尾瀬国立公園や日光国立公園を有する自然豊かな場所で尾瀬への玄関口でもある。標高が高く気候が涼しいので、味のよいトマトやトウモロコシなどの高原野菜が育つことでも知られている。道の駅は沼田市と栃木県日光市を結ぶ国道120号沿いの、近隣に役場などがある片品村の中心地に位置している。
建物前には広々とした芝生広場があり、ガラス張りで明るく開放感がある建物内には、農産物直売所や食堂などが入っている。農産物直売所では地元産の新鮮野菜や、マイタケ、花豆などの特産品を販売。夏はトマトやトウモロコシ、秋にはリンゴがずらりと並び、特産のトマトを使ったトマトジュースは種類豊富に揃っている。
飲食では、高原野菜を使った食事や丸沼ダムカレー、名物・尾瀬名水うどんを味わえる「かたしな食堂」、地元のシェフや主婦が週替わりで料理を提供する「村民キッチン」、地場食材を使用したご当地ソフトクリームや軽食を販売する「スナックコーナー」、それぞれで片品村の食を満喫できる。
展望テラスからは尾瀬の山々や片品の里山風景を望め、景色も抜群。テラスには天然温泉源泉かけ流しの足湯もある。名水百選に選ばれた湧水を自由に汲むことができる水汲み場も設置されている。
金精峠を通る国道120号はツーリングコースとして人気のルート。峠を走る前後の休憩場所として最適で、多くのライダーが立ち寄る道の駅だ。
施設紹介
農産物直売所かたしな屋、かたしな食堂、村民キッチン、スナックコーナー、展望テラス、展望足湯(冬季休業)は9~17時まで利用できる。ほか、湧き水汲み場、芝生813広場、ドッグランを完備。かたしな食堂は営業時間が14時までなので注意。
名物&名産品
◆トマトジュース
片品村を代表する特産品のトマトは昼夜の寒暖差により、甘くておいしいトマトに育つ。そのトマトをふんだんに使用したトマトジュースは豊富な種類が揃っている。生産者ごとにこだわりの詰まったトマトジュースだ。
◆尾瀬名水うどん
平成の名水百選に選ばれた水と群馬県産の小麦「サトノソラ」を使用した手打ちうどん。コシがしっかりとある、つるシコの田舎うどん。うどんの麺は嬉しい大盛り無料サービスとなっている。かけ、ぶっかけ、カレーや季節限定のきのこ汁などさまざまな食べ方で楽しめる。片品特産のマイタケの天ぷらと合わせて食べるのがおすすめだ。
◆丸山ダムカレー
1日30食限定のダムカレー。栃木県との県境に立地する丸山ダムは、昭和初期に建設された「バットレスダム」という希少価値の高いダムで、国の重要文化財に指定されている。そのダムを再現したカレーは、手作りワッフルで表現した堤体が特徴的。キーマカレーの中には流木をイメージした舞茸が入っていて、キュウリ、ブロッコリーなど野菜もたっぷり。カレーは甘め、辛めの2種類から選べる。ダムカレーカード付き。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆尾瀬国立公園
尾瀬は、国立公園特別保護区、国の特別天然記念物、ラムサール条約湿地に指定されている。本州最大級の高層湿原の尾瀬ヶ原や、尾瀬沼などありのままの大自然が残る場所。夏はミズバショウやニッコウキスゲなどの高山植物が咲き乱れ、秋の草紅葉では辺り一面が黄金色に染まり絶景が見られる。名曲「夏の思い出」では「はるかな尾瀬、遠い空」と歌われている。
◆吹割の滝
大迫力のV字型の滝。高さ7m幅30mほどの大きさで、東洋のナイアガラとも称されている。岩盤の柔らかいところが侵食されて多数の割れ目ができ、その中の大きく割れたところが滝となって、まるで巨大な岩が吹き割れたように見えるところから「吹割の滝」と名付けられた。新緑や紅葉の時期がおすすめで、季節ごとにさまざまな景色を楽しめる。