【brand pickup】
先月にモビリティリゾートもてぎで開催されたMotoGP 日本グランプリ。今回紹介するフランスのライディングウェアメーカーであるIXONは、日本人ライダーとして多くの観客を魅了していた中上貴晶選手をはじめとするGPライダー達も着用していたことがまだ記憶に新しく、世界的に人気を博しているメーカーだ。そんな憧れのIXONから、今回はこの秋新たにラインナップされた最新3シーズンモデルをいくつか紹介していこう。
【IXON(イクソン) / 最新3シーズンモデル : impression】
・BURNING RS A ジャケット
この秋新たに登場したBURNING RS A ジャケットはアグレッシブなフロントロゴや肩に装備されたプロテクションがスポーティな雰囲気だ。パリッとした生地感ながらも柔らかいソフトシェルのジャケットに袖を通すと、ライディングジャケットらしい着用感に気分も上がってくる。着心地としてはライトで気軽ながらも、表地は急な雨でも安心のラミネート防水透湿仕様となっており、急に涼しくなってきた最近でもちょうど良く着ることができる。また、日中に気温が上がって暑い時には両腕に配置されたダイレクトベンチレーションを開けて空気を取り入れることができ、取り入れた空気が背中の排気システムから流れ出ることで体温調節をしやすいのもポイントだ。さらに、着脱式となっている別売のサーマルインナーライナーを装着すれば3シーズンだけでなく、一年を通して長く着れるというのも嬉しい。
そして、安全面についても肩と肘にはしっかりとしたCEプロテクター、背中には形状記憶フォームプロテクターが標準採用されており、胸部プロテクターのポケットが装備されていたり、フードにもリフレクターが採用されているので、安全面についても抜かりないジャケットだ。
憧れのヨーロッパデザインでありながら、アジア向けに新しく型紙から起こして作られた「Asia Fit」は日本人の体格でもスマートに着こなせてしまうのが嬉しく、ここまで手の込んだことができるのは自社で生産工場を管理しているIXONの経営努力に他ならない。
・SCOTCH A ジャケット
SCOTCH A ジャケットは先のジャケットとは一変、シックなアーバンスタイルがお洒落なスタイリングだ。実際に着用してみると、各部のプロテクションが全て軽量でソフトな形状記憶フォームプロテクターになっていることもあり、見た目の気軽さがそのままに、着心地についても非常にライトな印象。
こちらもBURNING RS A ジャケットと同様にラミネート防水透湿仕様の3シーズンジャケットとなっており、一見すると普段着のようなカジュアルさだが、ダイレクトベンチレーション&排気システムも採用されているなど、機能面も妥協せずに充実しているのはさすがはIXONといったところ。
また、乗車姿勢をとっても腰が出ないように背面がロングバック仕様になっていたり、リスト・腕・ウエストを絞れる調節機能がついていたりと、快適性能を底上げしてくれる細かなディテールもありがたい。
センターからやや右にオフセットされたフロントファスナーの内側には返しのついた長めのフラップがついているので、雨天走行時の防水性能も確保。プロテクターポケットが装備されているメッシュライニングも脱着式となっているので、普段使いはもちろん、レインスーツとしても大いに活躍してくれそうだ。
・AKRO PANT A パンツ
こちらはBURNING RS A ジャケットやSCOTCH A ジャケットと同じく、ラミネート防水透湿仕様の3シーズンパンツ。しっかりとした生地感ながらも軽量で動きやすく、防水生地でありながらも透湿性が非常に高いので、長時間履いていても蒸れにくくなっている。
パンツにはフロント・バックにそれぞれ2つ、右サイドに1つ、合計5つのポケットが装備されており、機能的でありながらどんなジャケットにも合わせやすいシンプルかつスタイリッシュなデザインだ。
伸縮性があるので履き心地が良く、パンツの裾は内側のボタンを留めておくことによってシーンに合わせて長さを調整可能。さらに、バックの右ポケット上部にはカラビナが装備されていたり、前開きには雨水の侵入を防ぐマチを作ることで走行時の防水性も高めているなど、こちらも細部まで作り込まれた一着となっている。
最高のバイクシーズンを最高の装備で迎えよう
IXONのアイテムはそのどれもが高性能でありながらスタイリッシュなヨーロッパデザインとなっており、今回紹介したジャケット&パンツ以外にも細かな作り込みの1つ1つにまでこだわった新作アイテムの数々が続々ラインナップしている。今回紹介したアイテムの他にも自分にぴったりのIXON製品を見つけて、ついに迎えた最高のバイクシーズンを最高の装備で迎えてみてはいかがだろうか。