MotoMeganeをご覧の皆様、こんにちわ♪
かつてバイクで「オーストラリア」を走ったことのある男、さすライダーです。
当時は毎日スケールの大きな道を走っていたので「こりゃ〜、帰国したら物足りないだろうな…」と心配だったのですが、ところが北海道にありました!オーストラリアに勝るとも劣らない絶景ロードが!
その名も「道道106号線 稚内天塩線」地平線が見える道ですYO
道道106号線ってどんな道?
北海道は小樽から稚内まで続く、日本海のドライブルートを通称「オロロンライン」と呼びますが、今回紹介する「道道106号線」は、そのクライマックスにして最大のハイライト区間です。
具体的には酪農が盛んな「天塩町」から、最北の地「稚内」までの約70kmの区間で、地平線が見える直線道路を走れる日本離れした道です!
ちなみ「道道」の読み方は「ミチミチ」ではなく「ドウドウ」で、本州で言うところの「県道」でございます。
一般的にライダーの間でオロロンラインとは道道106号線のことを指し、北海道ツーリング最大のハイライトと言っても過言ではありませんYO
今回のルート:道の駅てしお ➡︎ ノシャプ岬・樺太食堂
今回紹介するルートは「全線ハイライト」の道道106号線の王道とも言えるルートで「道の駅てしお」を出発して、稚内にある「ノシャップ岬と樺太食堂」を目指す、約70kmくらいの道のりです。
とにかく最高の道、最高の景色、そして最高の食を贅沢に詰め込んだルートなので、どうぞ覚悟して読み進めてください、、、今すぐ北海道に行きたくなっても僕は責任を追いかねますけど(汗)
ちなみに理由はあとから説明しますが、このルートは南下より北上の方が圧倒的におすすめです!
道の駅てしお ➡︎ オトンルイ風力発電所
さて、いよいよオロロンしようと思うんですが、まずはスタート地点の「道の駅てしお」ここまでが結構遠いですYO
例えば札幌からだと約250km、本州ライダーが降り立つ苫小牧からだと約300km、、、つまりはスタート地点までがロングツーリング、ココはでっかいどうホッカイドウ、試される大地ございます。
道の駅てしお
道の駅てしおは中規模な道の駅ですが、きれいなトイレにお土産屋、それからレストランと必要なものは揃っています。
夏のシーズン中はこれからオロロンしに行くライダー、それからアフターオロロンライダーで盛り上がっているので、僕のようなコミュ障ライダーは駐車場の端っこにバイクを停めましょう(は、話しかけないで、汗)
ちなみにお昼時ならレストランの「しじみラーメン」がおすすめで、小腹が空いたときはお土産屋の軽食メニュー、もしくご当地スイーツ自販機がおすすめですYO
とらや菓子司で黒いプリンをゲット
よっしゃ!勢い良く用を足したし、腹も満たされたので、いざオロロン!、、、ってちょっと待ってください、もうちょっとだけ焦らしていいですか?
僕的にはある意味オロロンするより、重要な用足しが天塩町にあるんですYO
それは「とらや菓子司」で「黒いプリン(他のプリンも全部おすすめ)」を買うことです!
苦手な食レポをするつもりはありません、とにかく買って食べてみて下さい、口に入れた瞬間に「マイウゥ〜」が脳を支配しますので、どうか騙されたと思って食べてくださいね(お願いだから)
オトンルイ風力発電所
ここまで「とにかく早くオロロンしたい気持ち」を焦らして大変失礼しました。
天塩町の市街地を抜けて、いよいよ道道106号線へ突入します!
はやる気持ちを抑えながら、しかしニヤニヤしながら5kmくらい走ると、何やら遠くに白い物体が見えてくるではあ〜りませんか?
そして「天塩河口大橋」を渡ると、それはついに正体を表します(ドキドキ)
「うお!きょ、巨大な風車だと?しかも複数だと?」
きっと、初めてそれを見るライダーは心底驚くしょう!巨大な28基の風車が立ち並ぶ「オトンルイ風力発電所」の迫力に。
なんせ、地平線が見える直線道路に、約3kmに渡って巨大な風車が立ち並ぶ風景は、おそらく日本でオンリーワンでしょうから、そりゃ〜鳥肌が立つわけです。
、、、ということで、全線ハイライトの道道106号線の最初(にして最大?)のハイライトをじっくりと堪能したいライダーは、途中にある「サロベツ原野 駐車公園」にバイクを停めて飽きるまで浸ってください。
ライダーもチャリダーも車ダーも、ここは皆停まってナルシーな写真を撮っているので、何も遠慮することはありません!
しかも海の向こうには「利尻富士」まで見えちゃってますから、写真好きだとココから動けないかもしれないですね(怖っ)
そして、ここまで盛大に盛り上げておいて、最後に残念なお知らせですが、、、実は2023年春から新型への建て替え工事が始まるんです。
ちなみに新型の風車は今より少ない基数となる見込みなので、見た目的な迫力が減ってしまう可能性があります、、、が!しかし、Newオトンルイも楽しみです!
補足:鏡沼海浜公園キャンプ場
3歩進んで〜2歩下がる〜♪、、、わけではないですが、ここでちょっと補足です。
今からオトンルイを走るぜ!ひゃっほ〜い!、、、って、雨が降ってきた(涙)、、、今日は雲行きが怪しいな(汗)、、、こんな時は日程に余裕があるなら、天塩町の「鏡沼海浜公園キャンプ場」に泊まって天候の回復を待ちましょう。
だって、せっかくの道道106号線、北海道ツーリングのハイライト、僕はぜひスッキリと晴れた日に走ってほしいのです!
鏡沼海浜公園キャンプ場は1泊500円でテントが張れて、しかも徒歩圏内にコンビニと温泉施設まである神スポットです。
しかも敷地内に200円(笑)で泊まれるライダーハウスもあったりするので、キャンプ用品を持ってなくても泊まれます、、、ので!ココで太陽さんをウェイティングしましょう。
オトンルイ風力発電所 ➡︎ 稚内付近
オトンルイに後ろ髪を引かれながら、再び走り出すと右手に雄大なサロベツ原野、左手に日本海と利尻富士、そして目の前に地平線まで続く直線道路という夢のスーパーコラボ区間が始まります!
信号は稚内エリアまでたったの1ヶ所だけ、そしてガードレールやもちろん渋滞なんてものはなく、ただひたすらアクセルを開けて走り続ける非日常を存分に味わえますYO
ちなみに北上がおすすめな理由は、利尻富士が視界に入りやすく、進めば進むほど迫ってくるからです(最後は追い越しますが)
走るのがあまりに楽しくて楽しくて、ついつい記念撮影を忘れそうですが、そんな時は「北緯45度モニュメント」で停車しましょう。
名前通りちょうど北緯45度の地点に「N」のモニュメントがあるので、愛車を入れて写真を撮るのがライダーの定番です♪
ノシャップ岬と樺太食堂
天塩町から稚内までは約70キロ、と結構遠いはずなのに、道道106号線は文字通り「あっという間に」消費されてしまいます(涙)
稚内が近づいてくると、徐々に緩いカーブが増えてきて、久しぶりの一時停止や信号君が登場します。
しかし絶景なのは最後まで変わらず!1秒たりとも飽きない全線ハイライトであることに変わりありません!
ノシャップ岬
道道106号線と254号線の分かれ道が登場したら、いよいよこのルートもクライマックスです。
ココで素晴らしい道道106号線とお別れをして、254号線を進みましょう。
すると徐々に民家が見えてきて、夢の国から人間界に戻ってきたことを実感すると同時に、港町が登場して「ノシャップ岬」へと辿り着きます。
ココには道内一の高さを誇る灯台があり、イルカのモニュメントがある広場からは、利尻富士と道内屈指の夕日を拝めますYO
樺太食堂
もしもあなたがお昼過ぎまでノシャップ岬に到着したら、、、おめでとうございます!優勝決定です!
ノシャップ岬付近の公園には、野生の鹿さんが群れっているので、ちゃんと挨拶してから向かいましょう、ライダーの胃袋を満たしてくれる「樺太食堂」へ!
樺太食堂はノシャップ岬からまさかのバイクで1分(笑)の場所にある、ライダー定番の食堂です!
その主張が激しい外観と、内部にぎっしりと敷き詰められたライダーの寄せ書きが、ただの食堂でないことを物語っています。
ちなみに「営業時間が9:00〜14:30」となかなかタイトなので、遅くても昼過ぎまでにはノシャップ岬に到着、もしくは全てすっ飛ばして来ることをおすすめします(何よりも大切なことです)
ココの名物は「これでもか!」とウニが盛られている「生ウニ丼」で、ご飯の量や他のネタのトッピングにより価格が異なりますが、基本ウニはてんこ盛りなのでご安心ください。
そして「盛りが良いのにウニが美味い、大味じゃない」ってところがポイントです。
しかもライダーだと「無敵の生うに丼ステッカー」なる可愛い猫(?)ちゃんステッカーがもらえます!
プラス店内の寄せ書き用の色紙も配られるので、決して「っふ、俺はそんなの書かないYO」なんて冷めた行為は僕だけにしてくださいね(っえ?)
道も景色も食も最高すぎる!
え?まだ道道106号線を走ってないの!?それってライダー的に人生損してるよ?、、、っと、言いたくなるほど、道も景色も食も最高すぎるパラダイス!
北海道に来る機会があったら、いや、無くても死ぬ気で機会を作って、ぜひとも道道106号線を走ることをおすすめしますYO
ちなみに旅の思い出は、手軽に走行ルートを記録できるアプリ「Riders Square」で綴りましょうね♪