人気のHONDA REBEL250。
グローバルモデルとして2017年に発売され、2018〜2019年の新車登録台数(250ccクラス)で第1位となった。その後も販売台数を伸ばしていき、2020年1月には初のマイナーチェンジを遂行。
250ccクラスで最も売れているバイクが『レブル250』なのだ。
前回はレブル250にまつわる『音』を紹介したが、今回は足つきや取り回しといった気になる部分にスポットを当てていこう。
レブル250のスペックをおさらい!
まずはカタログに記載されている基本的なスペックをチェックしてみよう。
車名・型式 | ホンダ・2BK-MC49 |
全長×全幅×全高 (mm) | 2,190×820×1,090 |
軸距 (mm) | 1,490 |
最低地上高 (mm)★ | 150 |
シート高 (mm)★ | 690 |
車両重量 (kg) | 170 |
乗車定員 (人) | 2 |
最小回転半径 (m) | 2.8 |
燃料タンク容量 (L) | 11 |
次にライバルとなる250ccクラスの他のモデルとシート高、、重量、最小回転半径を比較。
REBEL250 | CBR250RR | CBR250R | YZF-R25 | MT-25 | GSX250R ABS | ジクサー250 | Ninja ZX-25R | Z250 | |
シート高(mm) | 690 | 790 | 795 | 780 | 780 | 790 | 800 | 785 | 795 |
車重(kg) | 170 | 168 | 144 | 169 | 167 | 181 | 154 | 183 | 164 |
最小回転半径(m) | 2.8 | 2.9 | 2.3 | NA | NA | 2.9 | 2.6 | 2.6 | 2.6 |
単気筒エンジンなので軽いのは確かだが、他の250ccクラスのモデルと比較すると際立って軽いというわけではない。最小回転半径に関しても同様だ。ただし、シート高は他のモデルより10cmほど低く、圧倒的な足着きの良さを実現しているのは数値からも判断できる。
かつ、ミドルポジションのステップを採用することで、アップライトなライディングポジションなのもライディングのしやすさにつながっているのであろう。
結果として年齢や体格にとらわれない幅広い層に受け入れられ、爆発的な人気となったのだ。
体格別足着きチェック!
バイクを購入する上で気になるのが足着きだ。
身長が高ければ全く問題ないが、小柄だと信号待ちの時など不安がつきまとうもの。
オフロードバイクに乗りなれている人なら、お尻をずらし片方の足が路面につきやすい体制をとることに慣れているかもしれないが、全てのライダーができるわけでもない。
シート高が足着きの問題はもちろん、跨りやすさにもつながり、立ちごけのリスクを低くする重要な要素なのだ。
写真を見てもらえば一目瞭然だが、身長156cmでも問題なく足が着いているのが確認できる!
取り回し・Uターンの小回り具合は?
スペック比較の項目で、同カテゴリーのモデルごとに最小回転半径の数値も紹介している。
バイクを運転したことがある人なら誰しもわかると思うが、この最小回転半径で常に誰でも回れるというわけではないこと。
ベテランでもハンドルフルロックの状態で乗ったままUターンをするのは、結構な上級テクニックなのだ。
小回りをするなら、降りてハンドルをフルロック状態で押すのが一番の得策。
もしくは両足をついた状態で、ペタペタ向きを変えるのが安心だ。
その点でも、圧倒的にシート高が低いレブル250は大きなアドバンテージがある。
バイクを乗る上での不安要素を一つでも多く排除できたら、ライディングはもっと楽しくなるのだ!