2台の車両がスタートラインに並び同時に発車し、1/4mile(約400m)先のゴールをライバルよりも先に駆け抜ければ勝ちとなるドラッグレース。
数秒から十数秒で決着がつくため、より高い集中力が必要とされるモータースポーツだ。
アメリカ発祥のドラッグレースはストリートレースが元となっていることもあり、参加者をはじめ、会場はフレンドリーで自由な雰囲気で溢れている。
レースも車両によってカテゴライズされているが、場合によっては最新スーパースポーツVS旧車という構図も決して珍しくはない。しかも、それで旧車が勝ってしまったりするのだから観客も盛り上がるのだ!
その旧車のなかでもひときわ多くエントリーしているのがカワサキのZ系マシンだ。
1972年にデビューした『900 Super4』。アメリカ市場を徹底的にリサーチし、アメリカのみならず欧州でも人気となった。いわゆる〝Z1〟だ。ドラッグレースの本場で大ヒットなったことで、ドラッグレース用のパーツも豊富。ドラッグマシンへのカスタムのノウハウも長年の試行錯誤によって蓄積されているため、旧車でも十分遊べるのだ。
クラスフォーエンジニアリング KAWASAKI Z1000Mk.Ⅱ
JD-STERに参戦しているクラスフォーエンジニアリングのマシンはまさにその代表格。
排気量は1200ccまでボアアップされ、ロングスイングアームでリヤサスはモノサス化されている。作り込みもすごいが、とにかく隙がなくどこからみても美しい!
クレイジーZ KAWASAKI Z1
こちらは50名ほどが在籍する『クレイジーZ』の参戦マシン。仲間でお金を出し合いドラッグレースマシンを製作し参戦している。エントリーしているのは、JD-STERのトップカテゴリー・プロオープンクラスだ。このカテゴリーにはZX-14や、ハヤブサをチューンしたGSX1441Rといった近年のマシンがエントリーしている。その中でのZ1なのだから注目度は高い! 残念ながらマシントラブルで第2戦では走ることはできなかったが、要注目の車両だ。
まだまだあるよZ系マシン!
それ以外にもはZ系マシンはとにかく多い。
Z好きはもちろん、Z系マシンの購入を考えているなら、JD-STERの会場へ足を運べばZオーナーの生の声を聞くこともできる!
ツーリングがてら気軽に遊びにきて!
ちなみにJD-STERの第3戦は明後日の8月7日(日)に開催だ。
当日はモトメガネ編集部の愛車撮影会もあるので、
ツーリングのついでに愛車の写真を撮ってもらって、のんびりレースを観戦するのも全然OK!