目次
道の概要
浦河と釧路を結ぶ国道336号のうち、えりも町~広尾町の区間を黄金道路と呼ぶが、襟裳岬までの道道34号も含めることにする。
断崖海岸道路のため建設費が予定を大幅に上回り、黄金を敷きつめられるくらいになったことから黄金道路の名称がついた。現在も太平洋の荒波が打ちつける過酷な環境のために、トンネルや防護壁の整備がされている。そういう意味では永遠に黄金道路のままかもしれない。
現在は天候が荒れなければ、一部の復旧工事区間を除いて完全2車線の快走路になっている。ところどころに見られる海側の旧道は狭くかつての交通の大変さを感じる事ができる。途中はトンネルも多く特に見るべき場所はないので、襟裳岬に向う道としてとらえた方がよい。
襟裳岬には国道から分岐し道道34号で向う。それまでの道からは考えられない絶壁から砂浜が続く百人浜海岸沿いを走る快走路になる。この区間だけが地形が異なっている。海岸道路は海側を走って景色を楽しみたい。東から西に向うルートがお薦め。
お薦めのシーズン
- 年間を通して四季それぞれに楽しめるが、緑輝く夏がお薦め。
周辺立ち寄りポイント
◆望洋台
切り立った絶壁が続く道とトンネルを望む展望台。
◆百人浜展望台
突然現れる明治以降の森林伐採で砂漠化した砂浜を現在植林再生中。
◆襟裳岬
あざらしが生息する岩場は延々2kmにも及ぶ。日高山脈が海底に沈む最後の部分。霧が立ち込めば最果ての雰囲気が出る。