道の概要
四国西部山地に源流を発し、四国山地を逆S地字状に太平洋に流れる四万十川。本流に大規模なダムが建設されていないことから最後の清流といわれ、美しい水の流れを保っている。その川に沿うように道路が走っており、源流から河口まで川とともに走ることができる。なお、水の美しさで言うと同じ高知県を流れる仁淀川の方が上で、連続して日本1位を記録している。
四万十川源流からは県道378号~県道19号~県道322号で南下し、窪川町付近から西に向うと国道381号(土佐街道)が寄り沿う。ふたたび南下を始めると国道441号が受け取り、中村市では県道340号が河口まで走る。県道は昔ながらの情緒ある里山の景色を楽しむことができるが、やや道路幅が狭く集落内を通る区間もあるので、走行には注意したい。
国道381号の周辺には道の駅、キャンプ場、温泉などもあり、のんびりと走りを楽しむのに最適。また、屋形船や納涼船、カヌー体験にボート下りとアクティビティも充実している。川から周囲の景色を楽しむのもいい思い出となるはず。
四万十川と言えば欄干のない沈下橋が有名だ。鉄筋コンクリート造りで、欄干がないのが特徴。台風や大雨時に橋が沈下することで、流木などが橋脚などで滞留し橋全体が破損、流失するのを防いでいる。川の中下流付近にたくさんかかっており、一部車両での通行も可能である。沈下橋で最も有名なのが国道441号沿いの岩間沈下橋だ。高知の教習所では沈下橋の走行も入っているという。
中上流の沈下橋周辺は、夏は地元の子どもたちの格好の泳ぎ場となっている。
お薦めのシーズン
- 青空の輝く川遊びもできる夏。
周辺立ち寄りポイント
◆沈下橋を巡るツーリングも面白い。
岩間沈下橋:中流にある観光ポスターでよく使われる里山の中の沈下橋。
佐田沈下橋:最下流にある人気の高い最長の沈下橋。
勝間沈下橋:橋脚が3本ある珍しい沈下橋で、釣りバカ日誌14の撮影地。
一寸俵沈下橋:国の登録文化財指定の最古の沈下橋。通行不可。県道19号。