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道の概要
日本一の規模を誇るカルスト地形『秋吉台』を突き抜ける道路が県道242号秋吉台線。現在は『秋吉台スカイライン』または『カルストロード』と呼ばれている。典型的な中国山地のなだらかな台地を走る観光道路。
羊の群れのように見える秋吉台のいたるところに突き出ている岩は、地下深くに埋もれていたサンゴ礁の石灰岩が、プレート運動により隆起して地上に出てきたものだ。 秋吉台の石灰岩には、古生代時代に海に生息していた生物の化石が多く含まれている。カルスト台地のあちこちにある地面がすり鉢状にへこんだ所、これをドリーネと呼ぶが、カルストロードはドリーネと石灰岩の合間を縫って駆け抜けていく。
観光地として日本三大鍾乳洞の秋芳洞(鍾乳洞)があり、夏は道路の他に涼しい鍾乳洞も散策したい。ドライブとしては秋吉台展望台から先がメインとなり、周囲の白い岩を眺めながら爽快に走る事ができる。特に長者ケ森の駐車場付近が一番そういう雰囲気を楽しめる場所になっている。さらに北へ進むと石灰岩は少なめになり普通の高原になる。
お薦めのシーズン
- 春から秋。
周辺立ち寄りポイント
◆秋芳洞
地下100m、秋吉台の南麓に開口する日本屈指の大鍾乳洞。観光コースは約1km(総延長は10.7kmを越え国内第2位)、温度は四季を通じて17℃で一定し、夏涼しく冬は温かい。
◆秋吉台展望台
秋吉台の草原を一望でき、円形の2階展望部からは360度の大パノラマを眺望できる。