道の概要
『嵐山高雄パークウエイ』は、京都観光のメッカ「嵐山」と自然がいっぱいの「高雄」をつなぐ有料の観光道路である。その美しい景観を楽しめる展望台はもちろん、ファミリーで楽しめる遊園地などのレジャー施設も充実! 周辺散策にも便利な大駐車場を完備したレジャーエリアで、紅葉の時期を除けば車のイベントも可能となっている。まさにパークウェイである。
京都の奥座敷、嵯峨野は大人の雰囲気が魅力で人気がある。その嵯峨野の化野(あだしの)念仏寺裏から清滝口からパークウェイに入ると、最初のヘアピンが終わった場所から見る景色はまるで日本庭園の中。こんな美しい中を走れる喜びに浸ることができる。いくつかある展望台の中でパークウェイ一番の展望と言われているのが保津峡展望台だ。山々に囲まれた保津川、その清流を下っていく舟の姿。また旧山陰線を走るトロッコ列車が橋を渡るシーンも狙ってみたい。この他、愛宕前展望台、菖蒲が丘展望台など、いたるところに展望台が用意してある。
有料道路なので、路面状況はよく、タイトすぎるヘアピンはなく、直線道路とゆるやかなカーブが連続する大変走りやすい道である。二輪車は平日しか走れないが、逆に言うと車の少ない環境の中で走れるということでもある。
菖蒲谷池周辺の遊園地から高雄口までは、紅葉を見ながらのドライブが楽しめる。紅葉の合間を走る魅惑のストレート道路を終えてカーブに入ると、太陽の光具合で、紅葉のトンネルがオレンジ色に輝く。
嵐山、嵯峨野の寺社周辺は、大勢の観光客でちょっと雰囲気が壊れるが、こちらの道路は、紅葉の時でも比較的すいていて、京都の奥深い山々の紅葉を十分に楽しむことができる。そして、走りも充分に満足させてくれる素晴らしい道だ。
お薦めのシーズン
- レジャー施設もあり年間を通して楽しめるが、秋の紅葉時期が一番美しい。
周辺立ち寄りポイント
◆保津峡展望台
コース随一の展望を誇る場所。駐車場は2箇所あるが、第一が展望台の目の前でお薦め。
◆愛宕前展望台
自然に囲まれた市内一高い山、愛宕山。京都の人々から愛宕さんと親しまれる標高924mの愛宕山の景観と、向い側には京都市街を一望できる展望台。愛宕山展望台大文字展望テラスに「かわら投げコーナー」が開設された。
◆菖蒲が丘展望台
洛西いから京都市内、東山方面までの展望が楽しめる。
◆神護寺
神護寺は真言宗の名刹で、「空海」が、東寺や高野山の経営に当たる以前にいた寺であるとともに「最澄」も法華経の講義をしたことがあると言われているため、日本仏教史上では大変重要な寺院とされている。京都屈指の紅葉の名所として多くの観光客が訪れる。