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【石川】なぎさドライブウェイ 〜 SSTRの終着点!世界的に見ても珍しい砂浜を走れるツーリングルート〜[バイク・車でツーリングしたい日本百名道・No.58]

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

目次

道の概要

『千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ』は、石川県能登半島の付け根部分の今浜から千里浜に至る延長約8㎞の道で、日本で唯一二輪車・自動車や大型バスでも海岸線の砂浜の波打ち際を安心して走ることができる観光道路だ。

一般的な砂浜と違い、ここの砂は粒が小さく大きさが揃っているため、水分を含むむと固く締まっている。そのためタイヤハウスに砂をばらまかず、かといってタイヤにへばりつくこともない不思議な砂浜だ。こんな砂浜は世界的にもアメリカのデイトナビーチ、ニュージーランドのワイタレレビーチを含めて3カ所しかない希有な道だ。

砂浜が締まっている理由は、千里浜より約40km南西に位置する手取川、千里浜周辺の大海川や宝達川が運搬した土砂が沿岸流(対馬海流)や北西の季節風によって運ばれ、なおかつ羽咋市(はくい)の北にある滝崎が土砂をUターンさせ千里浜に堆積したためである。しかし近年はダム建設などで土砂の流入が減少し、海水面の上昇や高波の浸食によって砂浜が減少し通行止めの期間もあった。現在は土砂の投入などで何とか通行を維持している状況だ。ここを走れるのも、あとわずかかも入れない。

砂浜への入口は並走する「のと里山海道」の千里浜ICや、今浜ICからアクセスでき、金沢市内から約40分の距離にある。

ここは日本海の美しい夕陽でも有名で、水平線に沈む夕陽に照らされた波は見入ってしまうほど美しい。陸側の高台からの景色も素晴らしい。羽咋市HPのライブカメラ映像で状況を確認できる。

千里浜と今浜の一部は、夏は海水浴場も兼ねているため、夏季は道路交通法を適用する公道として車線を区分けするロープが張られ、その脇に速度制限と駐車禁止の道路標識が設置される。当然ながら、夏季については事故も予想されるので、走行時の注意事項を守って走ろう(羽咋市HPより) 

❶速度を落として走行!
千里浜なぎさドライブウェイは、海水浴シーズンには安全のために海側にロープを張り、道路標識が立てられ臨時交通規制(速度・追越しの制限)がかかります。

❷横断者・飛び出しに注意!
 お子さんをはじめ横断者が多数いますので、速度を落とし、十分注意して運転してください。 また、砂浜の幅が狭くなっているところもあります。事故のないよう、譲り合って走行しましょう。

❸駐停車はきめられた場所で!
 海水浴シーズン中、砂浜がローピングされており、海側から順に

「海水浴エリア・駐車場」「通行帯(千里浜なぎさドライブウェイ)」となります。 陸側の砂が乾いて白くなっている部分は、タイヤがはまりやすいのでご注意ください。

お薦めのシーズン

  1. 年間通してお薦め、夏は交通規制あり。干潮時が道路幅が広くお薦め。

周辺立ち寄りポイント

◆能登千里浜レストハウス
北側の入口脇にあるレストラン・お土産物店。駐車場には砂で作った造形物が展示されている。EV充電施設あり。

◆世界一長いベンチ
千里浜から能登半島に向って走り、増穂海岸にある長いベンチ。

DATA
総延長:約8km
道の駅:のと千里浜
アクセス:のと里山海道・千里浜IC または 今浜IC
冬季閉鎖:なし
道路情報参照ページ:JARTIC道路交通情報 Wikipedia(千里浜なぎさドライブウェイ)

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