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バイク用品選びのコツを伝授! ライディングシューズ&ブーツ編【フラッグシップ・ライディングギア・ラボラトリー】

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

みなさんこんにちは。
フラッグシップの上野です。

今回は『ライディングシューズ・ブーツ』のお話をしたいと思います

目次

シューズとブーツの違いはどこ??

まず、一般的なシューズとブーツの違いついてです。

いろいろ国によって説明が違うみたいですが、
大まかに言うと、くるぶしが見える程度の丈のものをシューズ
それより丈が長い物をブーツと分類します。

ところが バイクシューズとなるとちょっと事情が違います

それは安全性の問題に関わるからです。
くるぶしや足首(医学的には足関節と言います)と言われる部分は、
他の関節部分に比べて皮膚が薄く結構簡単に解放骨折になりやすい箇所です。
そのくるぶしを守る為、くるぶしパッドやクッションで守る形状になってます。

もちろんそう言う考え方を持たない作りのバイクシューズも見かけますが

私からすると〝それでいいの?〟となります。

転倒時、バイクに足が挟まれたり、引きずられたりした時に、
くるぶしはダメージを受けやすい場所だからなんです。

考えるだけでも恐ろしいですね……くるぶしが削られるとか……。こわっ!!

なのでくるぶしが隠れるくらいの物もシューズと呼んでいます。

まぁ。実際、厳密な決まりがないのでそのメーカーさんが
『これはブーツです!!』
『これはシューズです!!』となれば、それなんだろうな……とも思っています。

各メーカーさんの感覚が出るところです。

弊社もブーツ2型 シューズ1型があります。
これも弊社の定義で決めた物です(笑)。

スニーカーの話になるともっと複雑で定義が曖昧なのでここではご説明できませんが、
ご興味ある方はwebで検索してみてください。

素材とサイズについて

では次に素材とサイズにについて少しお話ししたいと思います。

アッパー(靴底より上)の素材は主に革、人工皮革、ナイロン(メッシュ生地も含む)、プラスチック、布などがあります。
ジャケット、グローブでも使われる素材ですね。

底部(ボトム)は合成ゴム底、ラバー底、ポリウレタン底、革底などがあります。

それらの素材の特徴を生かし組み上げていくのが靴(シューズ・ブーツ)なんです。

靴にもジャケットやグローブにもあったパターンと言うものが存在します
靴のパターンはデザイン的な物で実際の形大きさ、形状を決めるのが木型(ラスト)と呼ばれる物です

木型と言っても写真の様にプラスチック素材だったり金属だったり。もちろん木もあります。
この木型によって作り出されるのが靴のサイズ感なんですね

ではサイズ感ってみなさんは何を基準にしてますか?

大概の方はサイズは?と聞くと長さを計り『◯◯.◯cmです』となりますよね。
それが足長と言われるもの。

実は靴にはもう一つサイズを測る場所があるんです!

それが足囲と言われるもので、
親指の根元と小指の根元の最も膨らんでいる部分を測ります。

その足囲足長から出される単位がA~Gまであります。

主に『E』単位がより耳にする単位ですね。

この靴は『だいたい2Eです』とかいわれるものですね。
ちなみに日本人で多いのは甲高、幅広と言われてます。

これはあくまで目安なので、私は ジャケット、グローブでも何度も言ってきましたが
お店に行って試着して自分に合った靴を履いて頂きたいです!!
足は個人差が大きく、時間によっても変化します。
朝と夜とで0.5cm〜1.0cmほど大きさに差があると言われています。
これは夜になるほど体重が足にかかりアーチが広がっていき、さらに血流が足に溜まりやすくなるからです。
試着は午後にしましょう!

サイズが合わないと、運転操作に重大な支障を起こす場合があります。
合わない靴は非常に疲れます。歩いたりするだけでも辛くなります……。

身体に身につける物は安全性に関わる事です。
そんな事で次回『靴の構造と安全性』についてお話ししたいと思います。

今回は少しマニアックなお話しでしたが最後まで読んで頂きありがとうございました。

【FlagShip・フラッグシップ】
オートバイ専用のジャケット、パンツ、グローブなどのウエア類からバッグ、アクセサリーまで幅広くライディングギアをラインナップしているFlagShip(フラッグシップ)。 エルフ(ELF)の日本正規販売元オフィシャルメーカーでもある。

【執筆者・FlagShip企画室 上野時夫】
ライディングジャケットはもちろん、バイクでライディングする時に使用するギアに至るあらゆるものの企画を担当。素材から製造まで幅広い知識をもつ。
初めてのバイクは国産アメリカン。そこからなぜか旧車に目覚めAT90なる1965年生の90cc2サイクル2気筒の謎なバイク(音が最高でした……)を所有経験あり。その他にも色々乗り、大型自動二輪免許を取得してからはアメリカンに再び戻りハーレー・ダヴィッドソンを経て、これまた何故かオフロードに目覚める。現在WR250Rとカブを所有。

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