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人と違ったライディングシューズを探していたらKEENの安全靴に出会った

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

我が家の細君は「ユニクロでインナーは買うけどアウターは人と被るから買わない」のだそうだ。そういえば筆者のyoutubeチャンネルのコメントでも、人気のライディングジャケットはツーリング先で被るから、インナープロテクター着用の上に普通のジャケットを着ているというものがあった。なるほど確かにこれは否めない。

筆者は通勤の服装は気にもしないが、ツーリングとなれば少々背伸びをしてお洒落な格好をしたくなる。そうなると出先のパーキングエリアで同じ服の人を見かけるとテンションが下がってしまうのもわかる気がする。

近年ではユーザーの価値観の多様化からカジュアルなライディングジャケットやパンツが増加傾向にあるのでブーツやグローブなども合わせていきたいところ。そんな思いにふけってインターネット上の波を漂っていたところ、アメリカ、オレゴン州ポートランド発でトレッキングブーツやサンダルなどで有名なKEENから安全靴が発売されているのを発見した。

早速二種類ほど試してみたのでモトメガネ読者にも紹介したい。なお安全靴の紐がペダルなどに引っかかってしまうのが怖いという方は、以前に対策を記事にまとめているので参考にして頂ければ幸いだ。

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目次

ロズウェル ミッド(カーボンファイバートゥ)

製品名:ロズウェルミッド(カーボンファイバートゥ)
色:▼Almond/black olive ▼Black/Magnet ▼Military Olive/Black Olive
サイズ:25~30 価格:17,600円

公式ホームページによるとアウトドア×ミリタリーにハイスペックを搭載というワードが掲載されている。なかなかに心躍るキャッチコピーだ。

デザイン、機能どちらにも大きく影響するのは靴のトップライン部分を折り返せばミドルカット、伸ばせばハイカットシューズとして使うことが出来る点だ。公式には言及されていないが実際に触ってみると折り返し部分は薄めの素材、他の部分は厚手の素材を採用している。

トップラインを折り返せばカジュアルなトレッキングブーツ、伸ばすと無骨なミリタリーブーツに見えるあたりにアウトドア×ミリタリーというコンセプトデザインが見て取れる。

ハイスペックという面においてもぬかりなし、まず安全靴の肝となるつま先部分のプレートは左右非対称のカーボンファイバーを採用しており金属製に比べて15%軽量化しているという。左右非対称というのはそれぞれのつま先に沿った形を採用しているという意味で、保護している範囲も広いように感じた。

アッパー素材には通気性の良いキャンパスを採用しており、土踏まずの部分にハトメと金属メッシュが採用された穴が二か所、更には内装に吸湿速乾性に優れた素材を使っているので汗ばむ季節に最適な一足と言える。

ソールにはノンマーキングラバーソウルを採用しており、ノンマーキングとは靴底の色や傷跡が床についてしまわない加工を意味していてバイクで使う場合には意味がないが、ワーキングブーツとして考えれば室内での使用も視野に入れているのだろう。

ソールパターンもしっかりとグリップしそうなブロックパターンで耐摩耗性に優れ、溶剤にも強いので長く履くことが出来そうなのはワーカー、ライダー双方にとってありがたいはずだ。

歩行時の衝撃を吸収するミッドソールには一般的に使われるEVAに比べて50%以上高いエネルギーを還元するというKEEN.ReGENを採用しており、極めつけは中敷きは二種類のポリウレタンを組み合わせたという素材を採用しているので実際に履いてみるとクッション、サポート性に優れているのがわかる。

サンノゼ シックス(アルミニウムトゥ)

製品名:サンノゼシックス(アルミニウムトゥ)
色:▼Black/Camel cafe ▼Falcon/Caramel cafe
サイズ:25~30 価格:20,900円

こちらのキャッチコピーは伝統のデザインと現代のテクノロジーが融合というもの、実際に見てみると昔ながらのワーキングブーツといった印象を受けた。

デザイン自体は昔ながらという感じだがミッドソールの色を変えたり、ミッドソールとアッパーの間に色の切り返しを入れるなどキーンらしい遊び心も感じられ、アッパーのタン部分や靴の外側に小さくKEENのロゴが打刻されている点も見逃せないポイントだ。

素材には引き裂き強度に優れるレザーが採用されていることから、万が一の際の防御力に関してはこちらの方が優れていると言っていい。つま先に配されているプレートに関しては金属製のアルミプレートをロズウェルミッド同様に左右非対称に配置している。

主素材のレザーに関しては、防水スプレーなどで採用されるシリコンを浸透させたウォータープルーフレザーを採用している。撥水性があるので水が浸透しにくくなるだけでなく、汚れも付きにくいのがありがたい。

ソールにノンマーキングラバーを採用している点はロズウェルミッド同様だが、パターンはブロックではなく細かい切れ込みが入ったシャンク構造を採用しており接地面から水などを押し流す防滑性に優れている。

ミッドソールには空気を注入することで重量から解放されたような快適性を実現するというKEEN LUFT CELLを採用しており、中敷きに関してはロズウェルミッドと同様なので履き心地は抜群。

多少の違いはあるものの、ロズウェルミッドは暖かい時期、サンノゼシックスはオールシーズンだが暑い時期は少々蒸れやすい仕様となっているため、今回はロズウェルミッドを着用して歩行、バイクの操作どちらも行ってみた。

10,689歩 実際に歩いて歩行時の快適性をチェック

仕事で都内に行く用事があったので、実際にロズウェルミッドを着用して歩いてみた。

最初に感じたのは足取りの軽さ。帰宅後に調べてみたところ、普段はいているブーツに比べて重量差は片足50gだったが、数値以上に靴を軽く感じた。

その証拠に自宅から駅まで通常20分程度のところ、17分で到着することが出来た。もちろん信号待ちなどもあるので、誤差はあると思うが、主観としても非常に足取りが軽く感じたのだ。特に階段など足を大きく上げるシチュエーションでは恩恵を感じることが多かった。

靴のフィット感が素晴らしく、ミッドソールの衝撃吸収性に優れていることも軽量に感じる一因になっているのは間違いなく、ミッドソール仕様で履いていると、脱ぎ履きがしやすい点も見逃せない。

バイクでの操作性をチェック

グリップ力やフィット感、歩きやすさなど靴としてのポテンシャルが高ければバイクでも使い勝手は悪くないが、大事なのはチェンジペダルの操作に違和感を感じるかどうかだ。

筆者は大学時代キャンバス地のスニーカーを好んで履いており、一時期通学にCB400SFを使っていたがシフトチェンジの際に足の甲に少々痛みを感じ、スニーカー自体が傷むのも早かった。

だがロズウェルミッドに関してはシフトチェンジの際にプレート部分が当たり痛みを感じることはなく、通気性の良いキャンパスではあるものの、甲部分は比較的厚めの生地が採用されていることからも、すぐに傷んでしまうことはなさそうだ。

また思っていたほど風は通さなかったので冬場でも厚めの靴下と組み合わせれば問題なく使用できるだろう。

動画でも紹介しています

安全靴だが見た目はカジュアルで普段履きにもしやすい

つま先にプレートこそ入っているものの、はたから見れば安全靴には見えないデザインなので普段履きにもしやすく、ライディングに限らず日常使いできるのがありがたい。

ただしロズウェルミッドのミドルカット仕様は紐が長く余るので終端処理をしっかりしないとチェンジペダルに引っ掛けてバランスを崩す一因になりそうなので警鐘を鳴らしておこう。

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