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【ヤマハ】電動トライアル「TY-E 2.0」を発表 世界選手権参戦を目指す

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

ヤマハ発動機株式会社は2018年に発表した初代「TY-E」をベースに「TY-E 2.0」を開発、2022年6月以降のFIMトライアル世界選手権への参戦を計画している。

積層材によるモノコックフレームを採用する事で、大幅な低重心化を達成。新開発の軽量バッテリーは前モデルにくらべ2.5倍の容量を持ち、トラクション性能も向上した。

世界選手権での活躍が待ち遠しいが、まずは2022年3月25~27日(金~日)に開催される「第49回東京モーターサイクルショー」に展示予定なので、ヤマハブースに足を運んでみよう。

目次

電動トライアルバイク「TY-E 2.0」を開発

カーボンニュートラルの実現に「楽しさ」でアプローチ。世界選手権参戦も計画

ヤマハ発動機株式会社は、カーボンニュートラルの実現に「楽しさ」でアプローチする電動トライアルバイク「TY-E 2.0」を開発した。同社は、2022年FIM(国際モーターサイクリズム連盟)トライアル世界選手権に「TY-E 2.0」でのスポット参戦を計画している。

ヤマハ発動機株式会社は2021年に、2018年に策定した「環境計画2050」を見直し、2050年までに事業活動を含む製品ライフサイクル全体のカーボンニュートラルを目指す目標を新たに設定した。
「TY-E 2.0」の開発は、同社らしいカーボンニュートラルの実現に向けたアプローチの一つとして取り組むプロジェクトである。開発コンセプトに「FUN×EV」を掲げ、EVならではの力強い低速トルクや加速性能などの魅力を活かして“内燃機関を上回る楽しさ”を目指している。
「TY-E 2.0」は、2018年に発表した初代「TY-E」をベースに開発を進め、新設計のコンポジット(積層材)モノコックフレームに、メカニズムと制御の組み合わせで性能を向上した電動モーターパワーユニット、前モデル比で約2.5倍の容量を持つ新開発の軽量バッテリーを搭載している。

同モデルは、今年6月以降、FIMトライアル世界選手権への参戦を計画し、開発ライダーも務める黒山健一選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)の出場を予定している。なお、3月25~27日に開催される「第49回東京モーターサイクルショー」に展示予定である。

「TY-E 2.0」の主な特長

積層材によるモノコックフレームを採用

軽量化や剛性の最適化に貢献するコンポジット(積層材)モノコックフレームを採用。パワーユニットやバッテリーのレイアウトを見直し、前モデルとの比較で大幅な低重心化を達成した。

前モデル比で容量約2.5倍。新開発の軽量バッテリーを搭載

高出力密度の大容量バッテリーを新開発。前モデル比で約2.5倍の容量を達成しながら、重量は約20%増に抑えている。

メカニズムと制御の組み合わせでパワーユニットを熟成

前モデルをベースに、クラッチやフライホイールなどのメカニズムと、微妙なグリップの変化を読み取る電動モーター制御の組み合わせでトラクション性能を向上。

「TY-E 2.0」仕様諸元

「TY-E 2.0」フィーチャーマップ

リリース提供元:ヤマハ発動機株式会社

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