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至高のバイク用メッシュグローブ!KNOXのオルサはやっぱり機械の手だった

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

個人的にブーツとグローブにはこだわりがある。どちらもバイクの操作に直結する製品だからだ。

グローブに関しては主観だが「これぞ至高」というグローブがある。

モンベルのモーターサイクルレザーグローブ、そしてノックスのハンドロイドポッドマーク4の二双だ。

どちらも3シーズン用だが、冬場はインナーグローブを追加して使っている。

インナーグローブに関しては以前記事にしているので見て頂きたい。

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春・秋・冬のシーズンは至高と呼べるグローブと出会えることができた。

だが夏用に関しては、今だ出会えていない。

そんな時にノックスの代理店JAPEXから春夏用のグローブ発売のプレスリリースが届いた。

ノックスと言えばハンドロイドポッドマーク4を販売するメーカーなので期待が高まる!

製品名はオルサ OR3 MK3。早速ご紹介したい。

目次

従来品との変更点

2022年2月8日に配信されたプレスリリースだったが商品ページを見ると、それ以前の日付でお客様の声がついている。

どうやらオルサOR3がバージョンアップしてオルサOR3 MK3になったようだ。

従来品との違いは

  1. CE規格認定になったこと
  2. スマホなどのタッチパネル対応になったこと

この二点があげられるようだ。

CE規格はプロテクターのみならず様々な製品に用いられる安全性能基準の事。これを満たした基準であるということは一定の安心感を得ることができる。

今やスマートフォンをナビ代わりに使うのは常識ともいえるので、スマホができるようになった点も大いに歓迎したい。

オルサOR3 MK3の見ため

ドロイドとはロボットの事を指す。

ハンドロイドポッドは、まさに機械の手と言っても過言ではない見ためだった。

オルサOR3 MK3に関しては、メッシュグローブなのでハンドロイドポッドマーク4ほどのメカメカしさはない。

だがハッキリ言って一般的なメッシュグローブと比べれば遥かに派手な見ためだ。

それもカラーリング等ではなく、プロテクションやアジャスト機能などを追加していった結果派手になったという印象だ。

オルサOR3 MK3の機能性

オルサOR3 MK3はオンロード走行以上に細かな操作が求められる、オフロード走行に対応する性能を求めて開発された。

一般的なオフロードグローブと言えば操作性向上のために生地は薄く、プロテクション性能は最低限という印象が強い。

操作性は後ほどテストしてみるとして、プロテクション性能をみていきたい。

プロテクション性能

手の甲側には樹脂製のナックルプロテクターを装備。

更に直接甲側に縫い付けるのではなく、浮かせる構造とすることでクラッチやブレーキなどの操作をしやすくしている。

プロテクター内側には柔らかいジェルが内装されており、衝撃を緩和してくれる設計だ。

指先には引き裂き強度に優れた山羊革と4ウェイストレッチメッシュを採用。樹脂製のプロテクターも配している。

手のひら側にはSPSシステムを採用しているのが特徴だ。

人間は転倒時、本能的に体を守るために地面に手を付けようとする。だがバイク走行中に転倒すれば手を着いた途端にアスファルトはおろし金になりケガをすることになる。

SPSシステムは転倒時に衝撃を吸収するだけでなく、手を滑らすことで衝撃を受け流すことができるのだ。

手のひら側素材は人工皮革のクラリーノを採用。間違えてはいけないのは合成皮革ではないという点だ。

クラリーノは天然皮革に近い素材と言われ、合皮に比べて耐久性に優れている。

最近ではランドセルなどにも採用されることが増えてきていることからも耐久性の高さがうかがえる

サイズ感と動かしやすさ

筆者はハンドロイドポッドマーク4を選ぶ際、MサイズとSサイズで迷ってSサイズを選択した。

Sサイズだと少々小さく感じたが、Mサイズだと親指部分に余りを感じ、ウインカーなどのスイッチ類の操作性を優先してSサイズを選択した。

しばらく使っているうちに手に馴染み、小さく感じることがなくなった。

今回は在庫の関係でオルサOR3 MK3のMサイズをお借りしたのだが、やはりMサイズだと親指部分が少々余る。

ストレッチ素材やフローティングナックルのおかげで動かしやすさは抜群なので、サイズはピッタリを選びたいところだ。

実際に使ってみた

走り始めて、交差点2,3個ですぐに気が付いたのは、やはり親指部分のあまりによる操作性の悪さだ。

国内用品メーカーだとMからしかサイズラインナップがなかったりするが、その場合はS~Mサイズ相当だったりする。

Sからラインナップされている場合にはSとMでサイズ感が異なるので気を付けたいところだ。

操作感に関しては、クラッチやブレーキ、アクセルの操作で硬さを感じることはない。

だがペラペラのオフロードグローブは着用後0秒で手に馴染むが、甲側に山羊革、手のひら側にクラリーノを採用したオルサOR3 MK3は少し時間がかかる印象だ。

手の甲や手のひら側のプロテクターは影響することが一切ないので、革が馴染みさえすれば抜群の操作性になるに違いない。

3シーズングローブだと丁度良いと感じる15度ぐらいを走行してみたが、手がひんやりとし短時間なら心地よいが長時間だと冷たくなってしまうような印象だ。

グローブ全体がメッシュのグローブに比べれば風抜けは悪いかもしれないが、個人的には春夏に使うグローブとしてちょうど良いと感じた。

動画でも紹介しています

安全性・涼しさ・操作性がバランスされた一双

ハンドロイドポッドマーク4を至高のグローブとして推す理由はバランスの良さだった。

操作性・防御力・耐久性がバランスされている点が劇推しなのである。

オルサOR3 MK3も同じように非常にバランスの良い製品だと感じた。

操作性だけ、涼しさだけなら他にも優れた春夏用グローブはあるかもしれないが、いざという時の防御力と操作性・涼しさをここまで高いレベルで兼ね備えているモデルは少ない。

オフロードでの操作性を意識して作られたモデルだが、個人的にはオンロードユーザーにも推したい逸品だ。

写真&文:相京雅行

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