高回転域で本領を発揮するスーパーチャージドエンジン
1000ccのスーパーチャージドエンジンと迫力あるスタイリングで人気を得ている、カワサキZ H2。
最高出力は200馬力と超ハイパワーのため、ビッグバイクらしい低回転からトルク感ある走りが期待できると思われるが、実はスーパーチャージャーの特性もあり、高回転型エンジンとなっている。
6000回転からは、ワープ感ある加速を堪能できるものの、日常的な回転域ではトルクの薄さを感じることも多く、それが人によって乗りづらさを招くこともあるようだ。
無限のセッティングの中から最適解を見つけ出す
そこに目をつけたのが、SP TADAOである。同社のマフラーは、オリジナルのエンジン特性をスポイルすることなく、全回転域で走りの気持ち良さを実現するのがコンセプトである。
それは、このZ H2用のマフラーでも同じこと。
しかし、その開発は一筋縄ではいかなかったようだ。(開発ストーリーもチェックしよう)
ただ、単純にノーマルよりも抜けの良いマフラーを装着したところで、音量や排ガスの問題をクリアできないばかりか、パワーダウンや更なる乗りづらさを招くことになりかねない。
そこで、SP TADAOではサイレンサーの長さをはじめ、POWER BOXと呼ばれる膨張室の取り付け位置や容積、排ガス通路となるパイプ径、長さなど試作とテストライドを繰り返して開発を続け、同社のコンセプトを実現した製品の開発に成功した。
6000回転からのワープ感あるスーパーチャージャーの加速はそのままに、2000回転手前から6000回転までのトルクを増強。パワーの出方の繋がりをナチュラルにすることで、エンジンの魅力を消すことなく、走りの気持ち良さを実現。Z H2らしさを損なうことなく、その魅力を深めることに成功したのである。
人間の感覚に合ったほんのわずかなラグをあえて意識的に作ることで、ライダーに安心感もたらす。これがPOWERBOXシリーズ独自の特性となっており、気持ちイー!エンジンフィールを生み出す秘密になっている。
ZH2の魅力をそのままに、さらに乗りやすくライダーの意に近いエンジン特性を実現したSP TADAOの「Z H2 POWERBOX」。オーナーは是非とも注目していただきたい。
動画でサウンドを聞いてみよう
Kawasaki Z H2用 SP TADAO「Z H2 POWERBOX」
適用車種 | Z H2 (2BL-ZRT00K) |
製品名 | POWERBOX メガホン |
商品品番 | ZH2-PB-01 |
音量 | 98dB(近接) 82dB(加速) |
素材 | 超軽量ステンレスポリッシューアウター/超軽量ステンレスサイレンサーインナー |
オイル交換作業 | ドレンボルト◯/フィルター◯ |
価格 | 97,900円(税込) |
SP TADAOのウェブサイトはこちら。