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SS譲りの強心臓で公道最速の俊敏な走り!国産ストリートファイター5台【2022年版】

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

目次

スーパースポーツをカウルレスにカスタムしたのがその源流

2000年以降、各メーカーが新型車を投入し、ネイキッドに取って代わらんばかりの盛り上がりを見せているジャンルが「ストリートファイター」略して「ストファイ」だ。 

その起源はヨーロッパにあるようである。 

フルカウル車でウイリーやストッピーなど派手なアクションを決めるエクストリームのブームの中で、当然の様に転倒を喫し、カウルが破損。補修部品は高く、手に入りづらいのでカウルレスにして乗ったのがやがてカスタム手法として伝播していったようだ。 

というは、日本の80年代走り屋ブームの中でも転倒を契機にレプリカをネイキッド仕様にするという同じ様な流れがあったように感じるが、ヨーロッパのストファイは、単なるネイキッドではなく、ヘッドライトにスーパーモタード系のパーツを流用したり、ウイリーで邪魔になるリアフェンダーをカットしたりするなど、独自のスタイルを確立していったのである。 

そんなスタイルが日本にも逆輸入される形で、密かなブームとなり、メーカーも新型車として様々なモデルをラインナップしている。 

そんなストファイモデルの特徴はアップハンドルで街中で扱いやすいポジション、ショートホイールベースで小回りの効く走り、ショートテールかつ個性的で鋭いフェイスデザインなどが挙げられるが、なんと言っても、中低速を強化し、ストリート向けに振った出力特性が人気の秘密といえるだろう。 

ここでは、中でも1000ccオーバーのストファイモデルに注目したい。 

1000ccオーバーのストファイモデルのエンジンは、基本的にスーパースポーツ(SS)ベースとなる。サーキットを速く走るために開発されたSSのパワーユニットは、超高回転型かつ高出力を有する。そのエンジンをベースにストリート向けにリセッティングを受けており、シグナルスタートなら時にSSにも勝るダッシュを見せることも。 

まさにストファイは公道最速とも言えるマシンなのである。 

街乗りでSSに乗るのは、普段の足にフェラーリとかランボルギーニに乗るようで、楽しいものではあるのだが、如何せんポジションは辛いし、公道においてそのパワーを解放するシチュエーションは無いに等しい。 

ところがストファイなら、街乗りでそのパワーの片鱗を味わうこともできる! 

日常的に付き合える非日常的スペックが大きな魅力なのだ。 

ここでは、各メーカーにラインナップされている国産ストファイを5台紹介していきたい。 

異形面(イケメン)になって新登場したGSX-S1000 

トリトンブルーメタリック

2021年型となって新登場したGSX-S1000は、GSX-R1000譲りのパワーユニットをストリート向けに味付け直して、中低速のトルクをアップさせただけでなく、最高出力までアップさせる大サービス!スズキはハヤウマい店か!? 

3つの走行モード選択、5段階のトラコン、双方向のクイックシフトシステム(オートシフター)、低速時にエンジン回転の落ち込みを緩和する「ローRPMアシスト」など、電子制御もほどよく入って、先代よりも少し値上がったが十分納得の143万円はバーゲンプライス。 

縦2灯に並んだヘッドライトはLEDで、インテリジェンスと威圧感を兼ね備えたタイプで、先代に比べるとさらに進んだ未来感と、日本の風景に浮きすぎないデザインで、リターンライダーのお父さんも安心してお家に迎え入れられそう。 

150馬力の大パワーが街でも山でも高速でも、楽しく堪能できて技術の進化著しいストファイとなっている。 

SUZIKI GSX-S1000
メーカー希望小売価格(消費税込み143万円
シート高(mm)810
車両重量(kg)214
総排気量(cm³)998
最高出力(kW[PS]/rpm)110 [150 ]/ 11,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)105 [10.7] / 9,250

溢れ出るラスボス感と激烈性能が夢の共演ヤマハMT-10 2022年最新型

ディープパープリッシュブルーメタリック

ヤマハMTシリーズの頂点に君臨するMT-10は、YZF-R1譲りの“クロスプレーン”コンセプトのエンジンをベースに常用域のトルク特性を最適化。おまけにデルタボックスアルミフレームまでR1譲りで、まるでメーカー純正カスタムマシンのような特別感が溢れる仕様。 

2022年モデルは“MT-king’s Dignity”をコンセプトに開発され、国内発売は秋以降に予定されている。

そのデザインはまるで、アマゾン奥地の昆虫の様な?新種の海洋生物の様な?はたまたハリウッドのロボット映画の様相で、DNAレベルでデンジャラス感を抱かさらるもの。さすがデザインのヤマハ! 

さらに新型のトピックはIMUを頭脳としたトラクションコントロールやスライドコントロールシステムなど電子制御で、乗りやすさと速さがしっかり両立されていれば、走るシーンを選ばぬストファイとして、こりゃ多くのファンを獲得しそう!? 

さらに現行同様SPモデルもラインナップ。前後オーリンズ電子制御サスペンションにアンダーカバー装備で、こちらの方はさらにラスボス界のラスボスという風情で、路上の敵なし無敵感を味わうことができそうだ!

パステルダークグレー

 

ストファイではなくカフェだけど?知性溢れるモダンデザインCB1000R 

マットバリスティックブラックメタリック

バイク界のホンダというと世界トップシェアに君臨する分、優等生的要素が見え隠れしてデザインであまり遊ばないイメージなのだが、CB1000Rに関しては、なんだかモダンでおしゃれ感が抜群!とにかくテンション上げてかないと乗り遅れてしまうストファイ界から見れば冷静沈着平熱普段着で付き合えるバイクかも!? 

中身で言えばエンジンはCBR1000RRから来た正統派。十分速いし、エキサイティングなものの、ライバルに比べると電子制御などのトッピングは少なめ、フレームもスチールなので、少し見劣りするのは否めない。 

でも、時代に流されない様なデザインは、きっと10年後に見ても古さを感じさせないし、長く付き合える、噛めば噛むほど味が出るスルメタイプのバイクと見た! 

まあ、ストファイじゃなくてカフェなんですけどね? 

HONDA CB1000R
メーカー希望小売価格(消費税込み167万900円
シート高(mm)830
車両重量(kg)213
総排気量(cm³)998
最高出力(kW[PS]/rpm)107 [145 ]/ 10,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)104 [10.6] / 8,250

見た目怖そうSugomiあり!?でも乗りやすく速いぜZ1000 

Z1000 メタリックマットカーボングレー×エメラルドブレイズドグリーン

他メーカーのストファイと比べて歴史の長いZ1000は現行型で4代目となり、一貫してキープコンセプトを貫いている。フロントフェイスはカワサキの「Sugomi」デザインで、SugomaniでもSugomiを感じるSugoi圧が感じられる。 

その顔に見合う「Sugomi」な速さとShunbinな身のこなしで、スロットルをワイドオープンすれば、もうそれはSugoiことになるのだが、ゆっくり走れば乗り手はSugomiを感じず、のんびり走るのも許容してくれるのが、OtokoのFutokoroのFukasaというわけなのだ。 

ライバルに比べて華やかな電子制御のオンパレードはないかもしれないが、しかし、唯一無二のデザインとコスパの良さは大きな魅力。 

押しが強くて速い乗り物が欲しいZ世代から、大切に貯めたお小遣いでちょっと良いバイクが欲しいと願うG爺世代までおすすめできストファイモデルである。 

KAWASAKI Z1000
メーカー希望小売価格(消費税込み118万8000円
シート高(mm)815
車両重量(kg)220
総排気量(cm³)1,043
最高出力(kW[PS]/rpm)104 [141 ]/ 10,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)111 [11.3] / 7,300

スーパーチャージドエンジンでライバル全てを過去にするZ H2 

メタリックグラファイトグレー×メタリックディアブロブラック

ニンジャH2が登場した時は、それまで新車に興味のなかったうるさ型おっさんベテランライダーから、絶滅危惧種の若者ライダーまで全部根こそぎごっそりその虜となってしまったものだった。今でも街でニンジャH2を見かけるとおじさんの胸はトキメク!血沸き肉躍る!そんな乗り物って、これからのEV時代には出てこないかもしれない。 

さて、そのニンジャH2が鎧を脱ぎ捨てたのがZ H2である。Z1000に比べると圧マシ、車格マシ、価格マシの3増しで一般ライダーは胸ヤケお腹いっぱい状態かもしれないが、2015年のニンジャH2よりかなり車重は軽いし乗り味は洗練されてきていて、ドッカンパワーさも幾分まろやか化。 

特に常用域である中低速は電子制御の恩恵もあって、スムーズなライディングフィールを実現。しかし、スーチャーによる鬼トルクで鬼加速を味わうこともできるという2面性で、ベテランや直線番長、根っからの速い乗り物好き達を骨抜きにしている。 

SEモデルは足回りを中心にバージョンアップが図られており、こちらは200万を超えてくるが、でも、今後二度と出てこないであろう新設計のスーパーチャージド内燃機関バイクのために、定期預金でも解約したくなってくる。私にゃ無いけどね。 

Z H2 SE メタリックディアブロブラック×ゴールデンブレイズドグリーン
KAWASAKI Z H2 /SE
メーカー希望小売価格(消費税込み191万4000円/220万円(SE)
シート高(mm)830
車両重量(kg)240/241
総排気量(cm³)998
最高出力(kW[PS]/rpm)147 [200 ]/ 11,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)137 [14.0] / 8,500

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