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バイク用度付きメガネ「ライディングアイウエア」のフレームはフツーのメガネとここまで違う!!

『ダブルオーグラスギア』のバイク用度付きメガネには驚くべきこだわりが詰まっていた!!

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

【Brand PR】
“バイク専用メガネ”と聞いて、どんなメガネを思い浮かべるだろうか? 普段からメガネをかけてバイクを運転しているライダーなら、“ヘルメット装着時にズリ落ちてくる”、“ツルに圧迫されてこめかみが痛い”、“なんだか視界が合わない”……などなど。悩みのひとつやふたつは持っているものだ。そんなメガネとライディングの問題に真摯に向き合い“バイク専用メガネ”にまで製品を昇華。それどころか裸眼に勝るべく“メガネはハンデじゃない!!”を掲げあくなき進化を続けているのがダブルオーグラスギアの「RIDINGEYEWEAR」だ。

モトメガネではこれまで“出張検眼サービス「TRUNK SHOW」でのメガネ制作から実走テストまでの模様をレポート”に加え、“3ヶ月の長期インプレッション”を展開してきたが、あまりの情報の多さに掲載できず、溢れてしまうネタが続出。そこで①フレーム、②レンズ、③検眼技術の3回に分けて「RIDINGEYEWEAR」を詳しく解説していくことにしよう。第1回目はフレーム単体にフィーチャーしてそのこだわり具合を徹底的に深掘り。 改めてダブルオーグラスギア代表の檜垣さんにお話を聞いてみると、ライディング専用メガネならではのこだわりがこれでもかと小さなフレームに詰め込まれていた。

文:谷田貝 洋暁
写真:関野 温/編集部

バイクを運転するため機能に特化して作り上げられた「RIDINGEYEWEAR」

筆者が長期インプレッションしているのはRIDINGEYEWEARのRide(カラー:アクアブルー)。フレーム素材は軽さと耐久性にこだわりチタン合金を採用。ラインナップの中にはさらなる軽量化にこだわり純チタンを採用した「No Regret No Grow」もある。
筆者が長期インプレッション中のモデルは「RIDINGEYEWEAR」のなかではスタンダードモデルに位置付けられるRide(カラー:アクアブルー)。フレーム素材は軽さと耐久性の観点からこだわりのチタニウム素材を採用。ラインナップの中にはさらなる軽量化にこだわり純チタンを採用した「No Regret No Grow」もある。

『視力を矯正するメガネが生まれて100年以上が経つんですが、メガネって100年前と基本的に構造が変わっていないんです。そこに疑問を投げかけるところからスタートしたのがダブルオーグラスギアの「RIDINGEYEWEAR」です』と語り始める檜垣さん。幼少期からモトクロスをはじめ、青年期は250ccクラスのロードレース参戦という経歴を持つ檜垣さんは、視力矯正……つまりメガネで苦労した体験から、現役引退後“ライダーのためのメガネを作りたい”と興したのがバイク用メガネの設計から製造販売までを行うダブルオーグラスギアだ。

ダブルオーグラスギアのすごいところはフレーム、レンズといったメガネの構成部品を全て“ライダー専用”に自社設計しているところ。では一般的なメガネのフレームの大きな違いはどこにあるのか?  檜垣さんによれば一般的なメガネは日常生活で使いやすいようやや下方向が見やすいようにできているのだとか。ところがバイクで走る際の視界は全く異なる。主に見る場所は手前の足元ではなくかなり先、しかもバイクによってはかなりの前傾姿勢となるため正面を見る場合でも目線は自ずと上目遣いなる。“だったらメガネを押し上げればいいじゃないか?”。単純にそう思ってしまいがちだがそういうことではないのだ。そもそもとしてフレームの設計でやや下方向が見やすようにレンズ面に角度が付けられてしまっているので、メガネを押し上げたところで視界はそれなりに確保できてもレンズ面に対して目線の角度がついてしまう。

左が一般的なメガネで右が「RIDINGEYEWEAR」Ride。「RIDINGEYEWEAR」は、レンズが瞳と近くて視界が広いほか、目線がレンズ面に対して直交しているのがわかる。一方一般的なメガネは目線に対してレンズに角度がついており、これが視界の歪みを産んでしまう。
左が一般的なメガネで右が「RIDINGEYEWEAR」Ride。「RIDINGEYEWEAR」は、レンズが瞳と近くて視界が広いほか、瞳の向きに対してレンズ面が正対しているのがわかる。一般的なメガネはレンズ面に対して視線に大きな角度がついてしまっている。これが視界の歪みを生むのだ。

一方、しっかり上目遣いができる「RIDINGEYEWEAR」を使用するとどんな効果が出るか? “視界が歪まない”、“視界が広い”、“上目遣いで見やすい”などなど。いろいろあるが檜垣さんによれば、一番わかりやすいのは“眼精疲労の軽減”、つまりは疲れにくさにだとか。

『人間の目というのはとても優秀でメガネによって多少視界が歪んでいたとしても、脳が補正してある程度見えてしまうんです。ですが、この補正行為が眼精疲労に大きく影響する。ダブルオーグラスギアでは鈴鹿8耐のライダーのサポートも行っているのですが、“5時間、6時間と走っていると思った通りのラインをトレースできなくなる”なんて相談を受けたことがあります。タイヤのコンディションなどマシンの要素もあると思いますが、外国人やメガネをしていないライダーに比べてメガネをしたライダーは後半でのタイムの落ち込みが大きいことに気がつきました。単にライダーの体力の問題なのか? マシンセットか? 長年の経験でパフォーマンス低下の原因が“眼精疲労による脳内での補正能力の低下”あるのではないか? ということにたどり着きました。』

これは何もレーシングライダーだけに限った特殊なことではない、ツーリング出れば半日以上走り続けるなんてことは当たり前。ワンデイツーリングであっても夕方になるとライディングに対する集中力が落ちてくる……なんて経験はツーリングライダーなら誰もがしたことがあるはずだ。

対してクリアな視界を確保できる「RIDINGEYEWEAR」を使うと、視界が広く歪みがないので脳内での補正がより少なくて済みます。結果として眼精疲労が少なくなるので長時間のライディングでもしっかり見える。しっかり正しく見えているからこそ思った通りのラインをトレースできるというわけなんです。この部分の機能改善を行うために現在の「RIDINGEYEWEAR」はこれまで5、6回ほどアップデートをしています。』

左が瞳に対してレンズを正対させたときの視界イメージで、右が瞳に対してレンズに角度がある場合の視界のイメージ。左のようにレンズそのものに角度がつくと屈折(プリズム)効果が大きくなり視界が歪む。これが大きな疲労の元となるのだ。※写真は一般的なメガネで撮影。
左が瞳に対してレンズを正対させたときの視界イメージで、右が瞳に対してレンズに角度ついている視界のイメージ。左のようにレンズそのものに角度がつくと屈折(プリズム)効果が大きくなり視界が歪んでしまう。これが眼精疲労の大きな原因となるのだ。※写真は一般的なメガネで撮影。

歪みがなくクリアな視界の確保することがライディング時の疲労軽減にはとても重要になるというわけだ。このバイクの視界に合わせたメガネのフレームを作るためにダブルオーグラスギアでは専門のメガネ職人を抱えるこだわりよう。近年のメガネのトレンドは“安い海外製”、もしくは海外で作ったパーツを日本で組み立てて“安価な日本製”とすること。ダブルオーグラスギアではそんな時流に逆らうように徹底した“Made in Japan”を貫いているという。

まだまだある! ライディング専用メガネとしての数々の工夫

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レンズ取り付け位置や角度だけでなく、「RIDINGEYEWEAR」のフレームにはヘルメットをかぶって着用するバイク専用メガネとしての工夫がたくさん詰まっている。

『お客さんからの相談で多いのは“メガネをかけてバイクに乗ると頭が痛くなる”というもの。そこで“ヘルメットをかぶってメガネをかけると耳が痛くなったり、頭が痛くなったりするのは何故か?”と医学的な観点から考察してみたところ、こめかみと耳の間に神経が多く集まっていることがわかりました。ヘルメットをかぶってメガネのツルを押し込んだ場合にここが圧迫されることで、頭が痛くなることが多いんです。……ならば、と作ったのがこの「RIDINGEYEWEAR」のツルの形状です。

ただ単にツルを薄くしたり柔らかくすると、逆に面で当たってしまうためより神経を圧迫してしまうそこで耳当てのゴムは、神経の多いところは薄く、骨に当たる部分は分厚くしています。これはヘルメットの内装によるテンションがかかったとしても、極力神経を圧迫しないようにするための工夫です。それに、ただ単にメガネのツルを薄くしたり細くしたりしただけでは、内装が緩んできたような場合にメガネがズリ落ちやすくなる。神経の圧迫だけでなく、ズリ落ちにくさという観点からもメガネのツルはある程度厚みが必要だという結論に至りました』。

檜垣さんが自ら試行錯誤しながら削り出して原型を作ったというツルのラバー形状。ヘルメットに押されても神経を圧迫しない形状になっている。
檜垣さんが自ら試行錯誤しながら削り出して原型を作ったというツルのラバーパーツ。ヘルメットに押されても神経を圧迫しない形状になっている。

『ただメガネのツルを厚くすると今度はヘルメットに差し込みにくいという問題が出てきます。そこで「RIDINGEYEWEAR」には、ヒンジの部分に広げ方向と閉じ方向に対応する2段レートのスプリングを入れることにしました。こうすることでメガネのツルをヘルメットに交互に押し込んでもメガネのフレームが変形しないようにしています』。

ヒンジ部分に2つのスプリングを内蔵したことで、通常のメガネではものすごい負担となるヘルメットへの差し込みに対応している。
ヒンジ部分に2つのスプリングを内蔵したことで、通常のメガネではものすごい負担となるヘルメットへの差し込み作業に対応している。
「RIDINGEYEWEAR」のツルはここまで広げられる。実際に使ってみると、このスプリングとツルのラバー形状のおかげでホールド感もよく、発汗を伴うような激しい運動をしてもメガネがズリ落ちることがない
「RIDINGEYEWEAR」のツルはここまで広げられる。実際に使ってみると、このスプリングとツルのラバー形状のおかげで程よいホールド感があり、発汗を伴うような激しい運動をしてもメガネがズリ落ちることがない。

またツル本体の形状もヘルメットに差し込みやすいよう、山型形状にしてエッジを作成することで面ではなく線でヘルメットの内装にフィット。ヘルメットへ差し込みやすく、ズリ落ちにくくしている。

ヘルメットの内装に面ではなく線でフィットするツル形状。一方端部はあえて丸い棒状にすることでラバーパーツが若干回転してフィット感が上がるようにしている。
ヘルメットの内装に面ではなく線でフィットするツル形状。一方、端部は丸い棒状にすることでラバーパーツが若干回転する余地を残し、ヘルメットへ挿入した際に肌と内装の間にうまくフィットするようにしている。

ラバーパーツで隠れているツルの端部にも秘密がある。ヘルメットへツルを押し込んだ際に若干ラバーパーツが動いて耳とヘルメットの隙間にフィットするよう、ツルの先端側の形状を丸い棒状としている。もちろん平型のまま作ったほうがコスト的には有利なのだそうだが、とにかくフィット感を上げたいという檜垣氏のこだわりが詰まった部分だ。

メガネのツル線端部分2㎜分だけ材質を切断しやすい合金に変えている。海外のヘルメットなど内装がタイトでツルが内装に支えてしまうような場合に、メガネのツルの長さを調節できるようにしている。
フレーム本体がチタン合金なのに対し、メガネのツル線端部分2㎜分だけ材質を切断しやすい合金に変えている。海外のヘルメットなど内装がタイトでツルが内装に支えてしまうような場合に、メガネのツルの長さを調節できるようにしている。

ノーズのパット(鼻当て)の素材もトウモロコシベースのシリコン素材を使っています。この素材は、汗による変質に強く、しかも肌に対して滑りにくく、アレルギーが出にくい素材。

通常のシリコン素材は汗による変質で白くなったり剥離したりすることがあるが、「RIDINGEYEWEAR」が使う鼻当てのシリコンはそれが起きにくい。しかもフィット感が高くズリ落ちにくくなっている。
通常のシリコン素材は汗による変質で白くなったり剥離したりすることがあるが、「RIDINGEYEWEAR」が使う鼻当てのシリコンはそれが起きにくい。しかもフィット感が高くズリ落ちにくくなっている。

適正なレンズ面設定はもちろん、鼻当てやツルの形状や素材にまでこだわっている「RIDINGEYEWEAR」。全てはバイクを運転する際の視界を確保するために檜垣氏が長年こだわり続けた結果というわけだが、企業秘密で明かせない部分も含めてフレームの全ての部分に意味があり、その全てのベクトルが“より高いレベルでバイクを操作すること”に向けられているのがすごい。もうこれだけで十分“バイク専用”という意味がわかると思うが、実はレンズにも並々ならぬこだわりが詰まっている。次回は、「RIDINGEYEWEAR」が採用するこだわりの“+ゼロ・コントラストレンズ”のお話をさせていただこう。

「RIDINGEYEWEAR」のフレームは6ブランド9種類

20年前から「RIDINGEYEWEAR」を発売しているダブルオーグラスギアには、6ブランド、9種類のバイク専用メガネをラインナップしている。それぞれにカラーバリエーションも取り揃えているので詳しくはホームページを参照してもらいたいが、代表的な「RIDINGEYEWEAR」を紹介すれば、

●スタンダードモデルとなる「Ride」シリーズ

●日常使いもしやすいデザインの「Hyd Ride

この他、
●日本人の顔にフィットするサングラス「Helium-RX
●本体の重さが10gを切る超軽量な「UUR(ウール)
●軽量なチタン素材に拘った「No Regret No Grow
●オフロードゴーグル装着用の「OS MASK
などがラインナップしている。

全国各地で出張検眼開催中! - TRUNKSHOW スケジュール-

ダブルオーグラスギアでは、イベントやバイク用品などに出張してブースを開き、そこで「RIDINGEYEWEAR」のフィッティングや検眼作業を行う“TRUNK SHOW”を全国で実施中。今回のインプレッションで使用している「Ride」も、この“TRUNK SHOW”で検眼して制作したものである。実店舗のある京都(京都府京都市左京区下鴨夜光町27−1 )まで出向かなくても、自分にぴったりの「RIDINGEYEWEAR」を作ることができるのだ。

【2025年2月】
(in 東京三鷹)2月22日(土)~24日(月・祝)会場:ナップス三鷹東八店
【2025年3月】
(in 福岡)3月8日(土)~9日(日)会場:ライコランド久留米上津店
(in 東京モーターサイクルショー)3月28日(金)~30日(日)会場:東京ビックサイト
【2025年4月】
(in 名古屋モーターサイクルショー)4月4日(金)~6日(日)会場:Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
(in 栃木)4月19日(土)~20日(日)会場:南海部品宇都宮店
【2025年5月】
(in 東京)5月3日(土)・4日(日)・5日(月・祝)・6日(火・祝)会場:ライコランドTOKYO BAY東雲店

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