2024年、Team KAGAYAMAは、長年参戦してきたスズキの車両から、DUCATIに変更しました。チーム体制を一新し、新たな挑戦をスタートさせる狙いがあるといいます。全日本ロードレース開幕直前に、加賀山 就臣氏に話を伺いました。
加賀山 就臣(かがやま ゆきお)氏
神奈川県横浜市出身のレーサー。
2003年から日本人として初めてブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)フル参戦。2005年よりスーパーバイク世界選手権に参戦する。2011年に「Team KAGAYAMA」を立ち上げ、9年ぶりに全日本ロードレース選手権に本格復帰。このほどイタリア大使館で「DUCATI V4Rを使って全日本ロードレース選手権(JSB)に参戦する」と発表した。
トップシークレットがしんたろうに筒抜け!
加賀山さん「しんたろうは日本人で初めてDUCATIの情報を仕入れた人間だよね。トップシークレットなのに『何でお前が知ってるの?』って真っ青になったよ」
しんたろう「タイGPで隣にいた外国人ジャーナリストから『日本の8時間耐久レースをDUCATIで走るアイデアってどう?』と聞かれました。素晴らしいチャレンジですが、日本にはHRC (ホンダレーシング)などファクトリーチームがあるので、難しいと思うと答えたところ…」
加賀山さん「俺の名前がでた?」
しんたろう「はい。実はジョイントする日本のチームがあって…と加賀山さんの名前が出てきました」
加賀山さん「今回はすべてイタリア側からのリークで、日本人を見つけては『加賀山ってどうなの?」って聞きまくっていたらしいね」
しんたろう「全日本ロードレース界に新風を巻き起こすような出来事ですからね。『加賀山さんなら心配ない』と答えました」
加賀山さん「おー、嬉しいね。ベストアンサーだ!」
日本のレース業界に新風を吹かせたい
しんたろう「今回の挑戦は、近年の日本では見られない取り組みですね」
加賀山さん「全日本ロードレースや8耐を、優勝を狙って参戦する外車のチームなんて、何十年も登場しなかったからね」
しんたろう「安定と言うか、変わらないというか…」
加賀山さん「そうなんだよ。それが気に入らなくてさ。イタリア大使館での発表も 『ヨーロッパで二輪のステイタスはとても高い』ということを、日本のみんなに伝えたかったからなんだ。国産車の発表も首相官邸などでやれたら最高だね。今後はそこを目指して頑張ります。みんなが驚く企画をやるので楽しみにしてください。」
しんたろう「期待しています!」
33年間、スズキで頑張ってきた加賀山さんは、DUCATIで新しい挑戦をします。赤いボディにゼッケン3を付けたV4R FACTORYは、サーキットに革命を起こすことでしょう。
まだまだ話は続く!
このほかにも、親交が深い中須賀克行選手のモチベーションの高さや、チームに清水 涼選手を起用した理由、日本の二輪業界にモノ申したいことなどが、雄弁に語られています。この続きは「しんたろう炎の動画」でご覧ください。
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この記事では、動画「Shintaro.Nakayama 炎のしんたろう」チャンネル協力のもと、モトメガネ編集部で記事を再編集。ジャンル&排気量を問わず、さまざまなバイク情報を取り上げています。