ドゥカティジャパン株式会社は、ドゥカティの歴史に敬意を表したモデル「パニガーレV4トリコローレ」を発表した。
同モデルは、1984年に登場し、新世代スーパースポーツ・バイクの原点となった750 F1のカラーを現代風に再解釈したカラーリングが特徴のコレクターズ・モデルとなる。また、モデル名とシリアルナンバーが刻印された、アルミニウム削り出しのステアリング・プレートなども装着され、限定生産数は1,000台となっている。興味のある方は詳細をチェックしてみてはいかがだろうか。
Ducati Panigale V4 Tricolore: a collector’s bike to celebrate Made in Italy
- ユニークなカラーリングを纏い、歴代トリコロール・モデルとしては初めてサーキット・パフォーマンスを向上させるコンポーネントを備えた1,000台限定のシリアルナンバー付きスペシャル・エディション
- アルド・ドルディとチェントロスティーレ・ドゥカティが共同でデザインした、新しい非対称カラーリング
- カーボンファイバー製ホイール、乾式クラッチ、量産バイクとしては初となる338.5mm径ディスクを備えたレーシング・ブレーキシステムをはじめとする専用コンポーネント
2024年12月5日 マイアミ（米国） – ドゥカティは、「メイド・イン・イタリー」の卓越性を体現し、ドゥカティの歴史に敬意を表したモデル、パニガーレV4トリコローレを発表しました。わずか1,000台が限定生産されるこの貴重なコレクターズ・モデルのカラーリングは、今から40年前の1984年に登場し、新世代スーパースポーツ・バイクの原点となった750 F1のカラーを現代風に再解釈したものです。その後、トリコロール・カラーは、1988年に発表された初代851デスモ・クワトロ以来、さまざまな世代のドゥカティ・スーパーバイクのフラッグシップ・モデルに採用されてきました。
歴代トリコローレ・モデルは、革新的な機能、ドゥカティの長い伝統とバイクに対する情熱が、類まれなストーリーとして結実しています。パニガーレV4トリコローレは、スポーツバイクの未来を定義し続けるドゥカティの栄光の歴史を体現するモデルで、その感動を実際に体験することができる特別なモデルでもあります。時代を超越したこのモーターサイクルには、芸術の域に達したドゥカティのエンジニアリングと、そのすべての作品に息づく不屈のイタリア精神が根付いています。
パニガーレV4トリコローレは、2024年を締めくくるモーターサイクルとして発表されました。2024年は、イタリアのボルゴ・パニガーレを拠点とするドゥカティにとって、MotoGPのライダーズ・タイトルおよびマニュファクチャラーズ・タイトルを3年連続で獲得し、20回開催されたグランプリのうち19回で優勝して、圧倒的な強さを示した素晴しい年となりました。さらに、スーパーバイク世界選手権のマニュファクチャラーズ・タイトル、スーパースポーツ世界選手権のライダーズ・タイトルに加え、イタリア・モトクロス選手権では450 MXがデビューして、参戦初年度にもかかわらずタイトルを獲得しました。イタリア・スーパーバイク選手権を含む国内選手権でも数多くの優勝を記録し、米国のスーパーバイク選手権では30年ぶりに勝利を収めました。日本では、Ducati Team KagayamaのパニガーレV4が全日本ロードレース選手権に参戦し、日本国内レース最高峰のJSB 1000クラスで外国車初優勝という歴史的な快挙を成し遂げました。
リミテッド・エディションのドゥカティ・パニガーレ・V4トリコローレは、ヨーロッパでもっとも権威のある現代アートフェア、アートバーゼル・ウィークの米国版（マイアミビーチ）の会場において、パートナー企業のイータリーの協力を得て企画されたオフサイト・イベントで一般公開されました。ドゥカティがこのイベントに参加するのは、今年で3回目となります。
今回のワールド・プレミアには、グローバル・セールス担当副社長のフランチェスコ・ミリチア、戦略担当ディレクター兼チェントロスティーレ・ドゥカティ・ディレクターのアンドレア・フェラレージが出席しました。フェラレージは、次のようにコメントしています。「マイアミのアート・バーゼルでは、まるで我が家にいるような気分で過ごすことができます。ドゥカティは、洗練されたテクノロジーと官能的な美しさを融合できるだけでなく、スポーツバイク・デザインの既成概念を打ち破り、バイクをキャンバスと見立てて芸術作品を生み出すことができる唯一のモーターサイクル・ブランドです。」
パニガーレV4トリコローレは、ドルディ・パフォーマンスとチェントロスティーレ・ドゥカティ（ドゥカティ・スタイルセンター）が、イタリア企業の誇りをかけてデザインしたもので、新型パニガーレV4をベースにしています。イタリア国旗のカラーを模したホワイト、レッド、グリーンのイタリアン・カラーは、今回初めて非対称のデザインが採用され、サイドフェアリングの下部には勝利のシンボル、ブラックとホワイトのチェッカーフラッグの大胆なグラフィックが配されています。フェアリング前面および側面のゼッケンプレートに付けられた「1」の数字は、パニガーレV4 Rやムルティストラーダ・パイクスピークなど、極めてスポーティで洗練されたドゥカティのトップエンド・モデルを想起させます。
このカラーリングは、バイクの優れたエアロダイナミクスを強調するだけでなく、第6世代から第7世代へと移行し、より引き締まったラインを特徴とするドゥカティ・スーパーバイクの最新世代、パニガーレV4 2025MYのスポーティなスタイルをさらに強化しています。パニガーレV4トリコローレのベースは、7月に開催された「World Ducati Week」で発表された新型パニガーレV4です。このモデルは、完全に新開発されたシャシー、ドゥカティ・ビークル・オブザーバー（DVO）、レースeCBSなどの革新的なエレクトロニクスにより大きな進化を遂げ、イベントの主役となりました。
歴代トリコローレ・モデルとしては初めて、このモデルにはサーキットでのパフォーマンスを向上させるテクニカル・コンポーネントがフル装備され、このモーターサイクルの希少性をさらに高めています。その一例が、カーボンファイバー製5スポーク・ホイールです。このホイールは、パニガーレV4 Sの鍛造ホイールに比べて重量が0.950kg削減され、慣性モーメントがフロントで12％、リアで19％低下しています。このホイールにより、コーナーの切り返しにおけるバイクの俊敏性が向上し、コーナーから立ち上がる際に、より自然にコーナリング・ラインを閉じることができます。
新型パニガーレV4トリコローレは、直径338.5mm、厚さ6.2mmのブレンボ製T-DRIVE フィン付きダブルディスクから構成されるフロント・ブレーキPROシステムを搭載した世界初の量産バイクです。このシステムにより、より安定した制動力と一貫したブレーキ・パフォーマンスが実現しています。今年の「World Ducati Week」で開催された「レース・オブ・チャンピオンズ」で、ドゥカティ・ファクトリー・ライダーによってその性能が実証されたこのディスクは、非常に過酷な戦いが繰り広げられるスーパーバイク世界選手権のレーシング・ディスクから派生したもので、ブレンボ製HypureTMキャリパーと組み合わせられています。このキャリパーの表面には、チタニウムのアルマイト処理が施され、通常よりも大きなブレンボのロゴが配置されています。フロント・ブレーキポンプは、MotoGPやスーパーバイク世界選手権と同様、リモート式のブレーキレバー調整機能を備えたMCS 19.21です。
トリコローレの特別装備には、乾式クラッチ、ソリッドアルミニウム製アジャスタブル・フットペグ、GPSモジュールも含まれます。パニガーレV4トリコローレをサーキットで走らせたい人向けに、ソリッドアルミニウム製のレーシング・タンクキャップ、ブレーキ・キャリパーコンベア、カーボンファイバー製オープン・クラッチカバー、ナンバープレート・ホルダー取り外しキットも標準装備されています。アルカンターラ製シート、レーシング・フロントスクリーン、キーオン時の専用メーターパネル・アニメーションにより、このコレクターズ・モデルの走行体験は、さらに特別なものになります。
また、すべてのドゥカティ・コレクターズ・モデルと同様、このモデルにも、モデル名とシリアルナンバーが刻印された、アルミニウム削り出しのステアリング・プレートが装着されています。
パニガーレV4トリコローレには、真正証明書と専用のバイクカバーが付属しており、カラーリングに合わせて製作された特別な輸送用コンテナに入れて納車されます。シリアルナンバーは、イグニッションキーのアルミプレートにも刻印されています。パニガーレV4トリコローレを購入したオーナーは、このモーターサイクルのカラーリングを反映した限定版のヘルメットとジャケットを購入できる特別な機会が提供されます。
ウェブサイト（Ducati.com）の専用ページには、この特別なモーターサイクルに関する詳細が掲載されています。パニガーレV4トリコローレのすべての画像はドゥカティ・メディアハウスから入手可能で、このモデルを紹介するプロモーション・ビデオは、ドゥカティYouTubeチャンネルで公開されています。
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パニガーレV4トリコローレ
シリアルナンバー付きリミテッド・エディション
カラー
- トリコローレ・カラー
主な装備
- デスモセディチ・ストラダーレ・エンジン、1,103 cc
- 最高出力 216ps@13,500rpm
- 最大トルク 120.9Nm@11,250rpm
- 「フロント・フレーム」
- アルミニウム製燃料タンク（容量17リットル）
- ドゥカティ・エレクトロニック・サスペンション（DES）3.0
- オーリンズ製NIX30加圧式フロント・フォーク、オーリンズ製Smart EC 3.0電子制御システム
- オーリンズ製TTX36リア・ショック・アブソーバー、オーリンズ製Smart EC 3.0電子制御システム
- オーリンズ製ステアリング・ダンパー、オーリンズ製スマートコントロール・システムEC 3.0
- 車両重量(燃料を除く）：188 kg
- アルカンターラ製シート
- レーシング・フロントスクリーン
- 乾式クラッチ・キット
- モデル名およびシリアルナンバーが刻印されたビレットアルミニウム製ステアリング・プレート
- キーオン時の専用メーターパネル・アニメーション
- シリアルナンバー付きの専用アルミニウム製コンタクト・キー
- ビレットアルミニウム製アジャスタブル・フットペグ
- フロント・ブレーキPROブレーキシステム：ブレンボ製338.5 x 6.2mm T-DRIVE ベンチレーテッド・フロント・ダブルディスク、ブレンボ製Hypure®キャリパー、リモート調整機能付きブレンボ製MCS 19.21ポンプ
- カーボンファイバー製ホイール（2人乗り用として型式認証取得済み）
- カーボンファイバー製フロントおよびリア・フェンダー、チェーンガード、ヒールガード、スイングアーム・カバー、エグゾースト・ガード、オルタネーター・カバー
- GPSモジュール
- 専用バイクカバー*
- 真正性証明書*
- 付属品用専用ボックス*
- ビレットアルミニウム製レーシング・タンクキャップ**
- カーボンファイバー製ブレーキ・キャリパー・エアコンベア**
- ナンバープレート取り外しキット**
- カーボンファイバー製オープン・クラッチカバー**
* 付属品
** 付属品（公道走行不可）
パニガーレV4トリコローレ製品ウェブサイト
https://www.ducati.com/jp/ja/bikes/panigale/panigale-v4-tricolore
ドゥカティジャパン公式ウェブサイト
https://www.ducati.com/jp/ja/home
ドゥカティ（Ducati）について
ドゥカティは、1926年にイタリアのボローニャで設立され、スポーツバイクやスーパーバイクを中心に、高性能なバイクを製造しています。その技術革新とデザイン性で、特にスポーツバイクやスーパーバイクの分野で高い評価を得ています。革新と伝統を融合させた製品ラインアップは、世界中のライダーから高い支持を受けています。ドゥカティは、性能、スタイル、そしてエンジニアリングの美しさを愛するバイク愛好家の間で特別な存在感を持ち続けています。
リリース提供元：ドゥカティジャパン株式会社
