MOTORISTS合同会社は、ファンティックが、2025シーズンのファクトリー・レーシングチームのメンバーをEICMAでお披露目したと発表した。
ファンティックは、ロードレース、モトクロス、エンデューロ、ラリーと全方向にチャレンジし続ける唯一のイタリアン・ブランドとなる。MXGPには、グレン＝コルデンホフ、ブライアン＝ボガース、アンドレア＝ボナコルシの3人のライダーで挑戦。MOTO2には、2シーズン目となるアロン＝カネットと、バリー＝バルタスが加わってチーム力も向上している。興味のある方は詳細をチェックしてみてはいかがだろうか。
ファンティック、2025シーズンのファクトリー・レーシングチームの顔ぶれをEICMAで発表
ロードレース、モトクロス、エンデューロ、ラリーと全方向にチャレンジし続ける唯一のイタリアン・ブランドとして、地元・ミラノで開催されたEICMAでお披露目。
MXGPには3人のライダーで挑戦。すでに発表されたアンドレア＝ボナコルシの加入で、2025シーズンのファンティック・ファクトリーレーシングMXGPはFIM世界選手権モトクロスのプレミアクラスを席巻していく。
もちろん2024シーズンを戦ったグレン＝コルデンホフ、ブライアン＝ボガースもそのままに、チームはルイス＝ボスターズがマネージメントを担っていく。
トップカテゴリーにトップライダーを擁すると同時に、ファンティックは若手ライダーを育成していくという使命を25年も継続して担っていく。ファンティック・ファクトリーレーシングチームEMXはダニエル＝マルチェスが率いて、イタリア選手権チャンピオンであり、また24年度のEMX総合4位に入賞したフランチェスコ＝ベレイが新たにチームに加わり、24年度のこのクラスを席巻したマシン、ファンティックXX125に乗ることになる。チームメイトは24年のライダーでもある、オランダ人のドゥエ＝ファン・メクジェレンだ。
また、シモーネ＝マンチーニも25年度も継続してファンティック・レーシングチームの一員である。24年の世界ジュニア選手権ランキング2位にしてEMX125の年間3位のシモーネは、2025年シーズンはEMX250にステップアップしての戦いとなる。イタリア選手権MX2の最終戦で表彰台にいきなり駆け上がったFantic XXF250での鮮烈なデビューはまだ記憶に新しい。弱冠17歳の次のステップに注目だ。
シモーネ＝マンチーニ：ファンティックと契約を継続できて、またこれまでも付き添ってきてくれたスタッフたちと戦うことができるなんて、本当に喜ばしいね。この1年間の仕事っぷりには本当に尊敬もしているし感謝もしている。文字通り僕たちはファンティック・ファミリーであり、このチームと体制で2年目を変えられるのはありがたいよ。XXF250の印象もとてもよかったんだ。ウインター・トレーニングが待ちきれないよ。もちろんまだまだやらなくてはならないことがいっぱいあるからね。そう、僕のEMX250 のデビューイヤーでもある来年、どこまで行けるのかを示すためにも。
フランチェスコ＝ベレイ：ファンティックに加わることができて光栄だよ。まずは自分のクラス、EMX125で着実にポジションを上げて行くこと、とりわけ得意なサンドのコースで結果を残していきたいね。新しいマシンでのトレーニングが待ちきれないよ。これまで僕を応援してきてくれた人たち、FMI、フィアム＝オーロ、父親、そして家族には心からの感謝をささげるよ。もちろん、この機会を与えてくれたファンティックにもね！
エンデューロGP：ファンティック・オフィシャルチームは2つ。クリスティーノはXE300を駆る。
継続性はレースでの成功を決定づける重要な要素だ。ファンティックの2025シーズンの顔触れはまさにそれ。
見慣れた顔ぶれによる強力なラインアップに、能力ある若手を加えている。ともにスウェーデンチームのジュニア・トロフィー・チャンピオンに貢献したアルビン＝ノルビンとアクセル＝セムに加え、元ジュニア・ワールドチャンピオンのジェド＝エッチェルズがシモーネ＝アルベルゴーニがマネジメントするファンティック・ファクトリーレーシングチーム・エンデューロで来るシーズンも戦うことになる。ノルビンは今シーズン終盤、特に総合優勝を飾ったイタリアとISDEでの印象的な活躍を背景に、XEF310を継続して走らせていく。
アントニオ＝スペシアが率いるオフィシャル・ファンティックチームを走らせるのは、J1ワールド・チャンピオンになったケビン＝クリスティーノとピエトロ＝スカルディーナだ。クリスティーノはマシンをXE300にスイッチしてフルシーズンを戦う。ミナレッリ製の燃料噴射エンジンを搭載したXE300はISDEのE3クラスでの優勝に貢献したモデルだ。
ケビン＝クリスティーノ：ファンティックでのレースが継続できてうれしいね。チーム体制は今年とはちょっと異なるけれど、同じファンティックファミリーだからね。25年シーズンを戦う300㏄のエンジンは初めて乗ったときから相性抜群で、ISDEも、そのあとのアソルーティでのレースでもいい結果を残すことができた。25年も素晴らしいシーズンにしたいね。期待値は高いし、そのためにすべてをささげるつもりなんだ。
MOTO2：カネットとは2シーズン目、バルタスが加わってチーム力も向上。
日曜日、アロン＝カネットはマレーシアGPで24シーズンのランキング2位を確定させた。その3日後、EICMAのファンティック・ブースで25年シーズンのチームメイトとなる若き才能、バリー＝バルタスを迎えることになったのだ。
アロン＝カネット：今シーズンはファンティックとともにランキング2位を収めることができた。それ自体は素晴らしかったんだけど、このチームならもっと上、ビッグタイトルをものにできていいはずだ、ってことに気づいたんだ。僕らはまさにファミリーであり、Moto2でも最高のチームだと思っている。ファンティックには心から感謝しているし、その恩返しのためにも、すべてをささげて25年シーズンのタイトルを持ち帰れるように戦うよ。
ラリー：ファンティック・ファクトリー・ラリーチームは3人のライダーで、ダカールをキックオフにシーズンインする。
ラリー・モロッコで公式にチームが発表される形となったファクトリー・ラリーチーム。25年1月3日にスタートする次のチャレンジ、ダカールラリーに向けて、チームはすでにその準備に全力で取り掛かっている。モロッコで女性クラスのタイトルを獲ったニュー・メンバーのサンドラ＝ゴメスが、今シーズンから続くメンバーのジェレミー＝ミロイアとトマソ＝モンタナリに加わり、ファンティックXEF450Rallyで出走するのだ。
EICMAのファンティックブースではそれぞれのライダーがファンと近づいてフランクに交流を持つことができた。来シーズンのファンティックをぜひ力強く応援していただきたい。
リリース提供元：MOTORISTS合同会社
