MOTORISTS合同会社は、ファンティック・レーシングMOTO2のアーロン=カネット選手が今シーズン3勝を記録し、最終戦を待たずして2024年度のランキング2位を確定させたと発表した。
アーロン=カネット選手は、ポルトガル、インドネシア、タイの3戦における見事な勝利と、合計7度におよぶ表彰台、5度のポールポジションと、ファンティック・レーシングにおける1年目に鮮烈な印象を残した。引き続きアーロン=カネット選手の活躍に注目だ。
ファンティックとカネット、2024シーズンのMOTO2クラス・ランキング2位を確定。
ファンティック・レーシングMOTO2のスターライダー、アーロン=カネットは今シーズン3勝を記録し、最終戦を待たずして2024年度のランキング2位を確定させた。
ポルトガル、インドネシア、タイの3戦における見事な勝利、合計7度に及ぶ表彰台、5度のポールポジション。アーロン=カネットはファンティック・レーシングにおける1年目に鮮烈な印象を残し、2024年度のランキング2位を、最終戦を残して確定させた。
マレーシアGPでのカネットは、まず練習走行での総合6位を記録した。トップにわずか0.263秒差と肉薄していたものの、予選終盤でマシンの姿勢を乱してしまい、予選結果は13位。しかしレースには自信を持って臨み、決勝の前半戦は中団でのレースを展開し、残り11周から徐々に順位を上げると、最終的には8位に入賞。今年の成長ぶり、確実な結果を残せる走りを改めて印象付けたのだ。
ザビ=カルデラスは26番手グリッドからのスタートで、徐々に順位を上げながらの21位となった。
マレーシアGPが開催されたセパンが2024年のワールドツアーの最終戦となった。ヨーロッパに戻っての最終戦、バレンシアGPは当該地域を襲った大洪水の影響を受けキャンセルとなり、代替戦はまだ決まっていない。ファンティック・レーシングは、アーロン=カネットの故郷でもあるこの地での惨事に心からお見舞い申し上げたい。この週末は25歳の若者にとっても遠く離れた地でレースを続けることは容易ではなかったはずだが、見事な結果を残したと考えてている。
アーロン=カネット:ファンティックで走り始めた最初の年にランキング2位に入れたことは、本当に誇らしいよ。我々は最善を尽くしてきたし、だからこそチームのみんなに心からお礼を申し上げたいね。セパンは路面のコンディションがコーナーごとに異なっているような状況で、攻め込むのは難しかった。だからレースでは無理をして転倒するようなリスクを負うよりは、いいペースで確実に周回することを選んだんだ。今週末は僕個人にとっては、バイクに乗るということではなく、本当に個人的な意味で、厳しい週末だったんだ。故郷のバレンシアで起きたことはもう言葉にできないほどだよ。何とか気を紛らわそうとはしたけれども、すべてを失ってしまった人々や被害者の家族たちのことを考えずにはいられなかった。
ザビ=カルデラス:厳しいレースで、スタートに失敗した後はなかなかグリップ感を掴み切れないままだった。最終戦に集中するだけだ。
ロベルト=ロカテリ(ファンティック・レーシングMoto2チームマネージャー):我々は、最終戦を残してアーロン=カネットとともに今シーズンのランキング2位を獲得できたことに大変誇りを持っている。この結果はもちろん、チーム全体、そしてそれをバックアップしてきたファンティック社によるものなんだ。何よりもうれしいのは、アーロンがシーズンを通して大きく成長し、またこのマシンとのカップリングが本当にうまくいったことだ。セパンは彼にとって今シーズンでも最も難しいサーキットだったはずだが、ランキングを確保するのに十分なポイントを獲得して見せた。ザビは何とかレースを終えることができたが、少なくともスタート順位よりは上位でフィニッシュできたし、最終戦でシーズンをよい形でまとめられるよう願っているよ。
リリース提供元:MOTORISTS合同会社