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2023年に誕生してから1年。ライフスタイルにこだわるユーザーから選ばれる「エレメント」
キャンピング設備+停車中に使えるヒーターやクーラーやソーラーパネル、リチウムイオンバッテリーなどを設置すると、最近では800万円~1000万円を超えるものも珍しくないといわれるバンコンバージョン(ハイエースやキャラバンといったバンを、キャンピングカーに架装したクルマ)。そのなかにあって、上質感あふれる装備ながら500万円を切るプライスを実現したキャンピングカーが、「エレメント(ELEMENT)」だ。
プロデュースしたのは、キャンピングカー業界をけん引するプレミアムブランド「アルフレックス(ALFLEX)」だ。エレメントが2023年に誕生して1年が経過し、どんな使われ方をしているかが見えてきたという。それは、仕事、アウトドア、自転車、ペット……と、自分のライフスタイルに合わせ、細部を仕上げるユーザーが多いということ。そこには、エレメントを素材として、自分仕様に仕立てようというユーザーの姿があった。
ハイエンドブランド「アルフレックス」が送り出した、常識を覆す500万円を切るバンコン
アルフレックスといえば、シック&スマートなつくりこみで知られるハイエンドブランド「ADDSETトラベルバン」をプロデュースする、国内屈指のキャンピングビルダーだ。ハイエースをはじめとしたバンをベースに、所有欲をくすぐるつくりこみで、審美眼の高い富裕層に圧倒的な支持を集めてきた。
そんなアルフレックスから登場した「エレメント」は、他のモデルとは考え方をまったく別にしたモデル。キャンピングカーに必要なものを厳選し、コストや個体の製造にかかる時間や量産の仕組みを開発することで、車両代込みで485万円〜という低価格を実現している(2024年現在)。
シート単体がダブルサイズのベッドにチェンジ!
エレメントのカギとなるのが、ALFLEXが国内の総輸入元となるヨーロッパの「モビフレーム」の高規格シート&ベッドだ。通常、バンコンではリアシート単体で大人が横になれるベッドにはできない。しかし、モビフレームのシート&ベッドであれば、シートの状態から4つの動作だけで、長さ1900mm×幅1200mmのベッドに変身する。シート裏面にはクッション性のある素材を入れ込み、寝心地も抜群。マットやシートをプラスすることなく、シート1脚でダブルサイズのベッドが手に入るというわけだ。
とはいえ、モビフレームのシートをそのまま日本に持ち込んでいるわけではない。日本人の体型に合わせ現地設計者と協議を重ね、ALFLEXの専用として設計。座席の高さやベッドのサイズ及び仕様、レバーの位置などの操作性を含めALFLEXのオリジナルモデルとして輸入している。
大容量ポータブルバッテリー搭載により、コストパフォーマンスを向上
キャンピングカーといえばサブバッテリーシステムが定石だ。車両のメインバッテリーとは別に、独立したバッテリーシステムを用意。エンジンを切っても冷蔵庫や照明、電子機器など、使えるようになっている。そのために必要な機材や充電装置などに加え、配線の取り回しなど、コストだけでなく製作に時間がかかる。しかし、エレメントではその定石を覆し、安全で使い方が容易かつ、AC電源やUSBチャージなど機能性が豊富なANKER製ポータブルリチウムイオンバッテリーを採用している。
搭載するバッテリーは、AC100V/定格1500W出力で、DC12Vでは100Aに相当する電力を供給できる大容量タイプを採用。エンジンを停止中でもポータブルバッテリーからの電源でテレビや室内灯が使え、エンジンをかけたら約1時間の走行で80%の充電ができる。もちろんUSB/100V/12Vに対応し、冷蔵庫やサーキュレーターなど家庭用電化製品もバッチリ使用できる。
静粛性と断熱性を向上するフローリングフロアに、たくさんの機能を詰め込んだマルチキャビネット
アドセットが採用している専用フロアパネルは、特殊なポリスチレンフォームの樹脂板と仕上げ材をバキューム工法で圧着した1枚モノ。ポリスチレンフォームは保温性などがありつつも、ネジなどが効く強度の高さも持ち合わせた特殊な樹脂板だ。
一般的なフロアパネルでは合板と仕上げ材をただ接着してるだけのものが用いられている。しかし、アルフレックスではより均一で高い密着度を実現するため、真空状態にし完全にすき間をなくすことができるバキューム工法と呼ばれる方式で製造されている。
落ち着いた木目が印象的なフローリング調で、静粛性と断熱性を向上する。カーゴスペース(荷室)に備えたマルチキャビネットは、落ち着いた木目柄の天板とブラックでコーディネイト。
フタを外すと現れるシンクに、マテリアル感のあるシャワーヘッド、コンパクトな電磁調理器を搭載。扉を開けると、給排水タンク(19ℓ×2)が現れる。さらにポータブルリチウムイオンバッテリーが収納できるだけでなく、操作しやすいようにパネルを取り込んだデザインを採用する。インフラをひとつの場所に集約する機能的なキャビネットになっている。
高いクオリティを一定に保ちつつ納期を短縮し、低価格化にも寄与
キャンピングカーを製作している一般的なメーカーでは、家具のもとになる木材の入手からはじまり、それをカットし家具を作成……といったすべての工程を、そのメーカー内で行っていることが多い。
これに対しアルフレックスでは、製造工程を部分的にアウトソーシング化。キャンピングカーの製造コストを抑えるための生産計画が綿密に立てられることで、自動車メーカーさながらの納期の短縮化、量産化、さらには高いクオリティの画一化を実現。加えて、豊富なオプションを選ぶことができ、ユーザーひとりひとりにあったキャンピングカーでありつつも低価格を実現している。
エレメントを素材に、ライフスタイルや趣味に合わせて作り込む
2023年の発売から1年が経過し、エレメントがどのような使われ方をしているのかをアルフレックス・エレメントの企画者である竹山氏に聞いてみた。
「使う目的を明確に持った方が多いですね。簡単に言えば、単体でベッドになるセカンドシートに、ポータブルバッテリーをビルトインしたキャビネットというシンプルなつくりですが、それがかえって使う方の想像をかき立てているのかもしれません。
ペットと旅行をされる方の場合、ゲージを安全に積むための位置や固定方法まで緻密に指定されます。
エレメントを仕事とアソビ兼用にしている方の場合は、それぞれで使える取外し可能なフロアーマットやカーゴマットを制作し、用途に合わせて利用されています。エレメントをあくまでも素材として、そこに趣味やコダワリを詰め込み、最終的に自分仕様に仕立てることを楽しまれていますね」
「エレメントは進化を続けています。実際に使われているお客様からのフィードバッグをもとに、より使いやすくなるよう、痒いところに手が届くようなマイナーチェンジを重ねています。今後は、所有欲をくすぐるギミックを取り込んだイヤーモデルを考えています。加えて、ニッサン キャラバンをベースとしたELEMENT NV350(仮称)も2025年春にはラインナップに加わる予定です。こちらもお楽しみにしていてください」