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輸入車のエンジンオイル選びの重要なポイント!欧米自動車メーカーの認証規格を取得しているelf(エルフ)オイル

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

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ヨーロッパを中心としたメジャーな輸入車メーカーは、エンジンオイルの認証規格制度を設けていることがほとんど。これは、オイルメーカーが一般市販するエンジンオイルに対して、車両メーカーが純正エンジンオイルと同等以上の性能や信頼性を有することを承認する制度のことで、フランス生まれのelf(エルフ)も、認証規格を取得したエンジンオイルを数多くリリースしている。さらに、より使いやすいパッケージ改良も実施。輸入車の性能を引き出し、長く大切に乗りたいなら、メーカーが認めたエルフのエンジンオイルは最高の選択肢となる!

目次

モータリゼーション文化が根づくフランス生まれ

エルフブランドは1967年にフランスで生まれる。いくつかの石油会社が統合し設立されたのが始まりである。2000年にトタルフィナ社(現:トタルエナジーズ社)と合併。石油、ガス、石油化学、最近では太陽光やバイオガソリンなど持続可能エネルギーを手がける世界第4位の総合エネルギー企業となっている。現在、エルフブランドの潤滑油は世界110ヵ国以上で販売され、自動車用や二輪車用、大型トラック用に至るまで専用のラインナップを揃えて展開している。

エルフは50年以上にわたり、トップグローバルの自動車・ニ輪車メーカーと共にモータースポーツへ参加してきた。レースには最高の品質を持ち最新のテクノロジーに対応できる潤滑油が必要で、耐久テストの場であると考えたからである。モータースポーツシーンにおける数多くの勝利によって培われた技術力を活かしながら、優れた画期的な製品とサービスを生み出している。

自動車メーカーによるエンジンオイルの認証規格とは?

クルマのエンジンオイルは、そのエンジンが持つ本来の性能を発揮させ、重大なトラブルの発生を抑止するためにも、非常に重要な存在。しかしながら、製品を見ただけあるいは少し使っただけでは、エンジンオイルの良し悪しを判断することはとても難しい。そのため、品質を示す統一的な規格が設けられており、代表的なものにはアメリカ石油協会によるAPI(エーピーアイ)規格、国際潤滑油標準化認定委員会によるILSAC(イルザック)規格、欧州自動車工業会のACEA(アセア)規格、日本自動車技術会によるJASO(ジャソ)規格などがある。

これに対して、ヨーロッパを中心とした自動車メーカーが独自に設定しているエンジンオイルの認証規格には、統一的な国際規格をクリアしていることに加え、自動車メーカーがそれぞれの開発思想などに基づいて設定したより厳しい基準が設けられている。認証規格をクリアしたエンジンオイルは、エンジン保護性やパフォーマンス性はもちろん、低燃費性やロングライフ性能や環境性能などに優れており、欧米のプレミアムカーに安心して使えるクオリティが保証されている。

もちろん、自動車メーカーが「純正と同等以上」と認めたエンジンオイルなので、万が一のエンジントラブルが発生した場合も、正しく使用しているなら自動車メーカーの保証対象。新車や認定中古車で保証期間が残っている愛車にも、安心して使用できる!

ベースオイル+添加剤の超複雑な世界

エンジンオイルには、金属同士の摩擦を油膜で抑える「潤滑」、汚れを吸着して内部をきれいに保つ「清浄」、隙間を塞いでパワーロスを抑止する「密閉」、燃焼や摩擦による熱を冷やす「冷却」、エンジン内部のサビや腐食を防ぐ「防錆」という5つの代表的な役割がある。不足や劣化した状態はもちろん、質が悪いエンジンオイルを使用することは、これらの機能を低下させることにつながり、大切なプレミアムカーのコンディションを長く維持したいなら推奨できない。

ちなみに、エンジンオイルはごく簡単に表現するなら「ベースオイル+添加剤」で構成されており、ベースオイルの性能や添加剤の配合、全体のバランスによってひとつの製品として完成される。ベースオイルにもさまざまな種類があり、添加剤の配合比率はそれこそ無限大に検討可能。だからこそ、エンジンオイルの開発は非常に難しい。例えば添加剤には、金属の表面に付着することで摩耗を抑制する成分もあるが、これがDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)などの排ガス後処理装置を目詰まりさせる原因につながるなんて場合も……。もちろん自動車メーカーの認証規格は、このようなことも考慮しながら基準が設定されており、ディーゼル車でもガソリン車でも、安心して使用できる。

また、欧米自動車メーカーの認証規格に適合しているエンジンオイルは、環境負荷を減らすため、硫黄や硫酸灰分やリンなどの有害物質含有量を低減しているのも大きな特徴。これらは「LowSAPS(ローサップ)」とも呼ばれており、規格によってその要件は異なる。オイル粘度ばかりでなく、クリアしている規格に注目することで、愛車と地球環境に優しい輸入車ライフが送れるのだ。

エルフの認証エンジンオイルがラインアップ改良!

これまでもエルフは、欧米の自動車メーカーが設定している認証規格に適合するエンジンオイルの市販化に積極的な姿勢を貫き、「EVOLUTION(エボリューション)」シリーズとして日本国内でも幅広く展開してきた。最近では、BMWが設定している低粘度タイプの認証規格 BMW LL17+を取得している「EVOLUTION FULL-TECH APX 0W-20」と、メルセデスベンツ認証規格 MB229.72やボルボ認証規格 RBS0-2AEおよびジャガー&ランドローバー認証規格 STJLR 03-5006を取得している「EVOLUTION FULL-TECH VCX 0W-20」を発売。輸入車最新モデルへの対応も続けてきた。

そして今回、そのエボリューションシリーズに、プジョーやシトロエンの認証規格であるPSA B71 2312/PSA B71 2302を取得している「EVOLUTION FULL-TECH PCX 0W-30」、フォルクスワーゲン&アウディの認証規格VW508.00/509.00とポルシェの認証規格 Porsche C20およびフォードの認証規格 WSS-M2C956-A1を取得している「EVOLUTION FULL-TECH VSX 0W-20」が追加。適合するメーカーおよび年式の車両がこれまで以上に充実した。より多くの欧米プレミアムカーユーザーが、エルフの高性能を安心して体感できるようになる。

さらにエルフは、パッケージの仕様も見直し、1L缶を中心としたラインアップ展開に刷新。そして1L缶は、日本で一般的なスクリューキャップのスチールタイプとなった。オーナーならご存知かもしれないが、輸入車の多くは、少しずつエンジンオイルを消費するようなエンジン設計思想が取り入れられていることがほとんど。取り扱いやすいスクリューキャップの1L缶なら、一般ユーザーでも簡単にエンジンオイルの“注ぎ足し”ができる。

日本で展開されるエルフ・エボリューションシリーズの最新ラインアップは上のとおり。一部製品は、性能は満たすが認証を得ていない「Meet the requirement」などになっているが、対応している認証規格は、最新のモノも含めて非常に幅広い。カー用品専門店をはじめ、製品流通にもこれまで以上に力を入れていくとのことなので、ぜひ問い合わせを!

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