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超かっこいい! オフロードタイプ クラシックヘルメット4選

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

Z900RSやKATANA、MEGUROなど往年の名車をオマージュしたバイクが人気を博している。ヘルメット業界にもこの流れは確実に来ており、ARAIやSHOEIなど日本を代表するヘルメットメーカーを見ても、徐々にクラシックデザインのヘルメットが増えている。

クラシックヘルメットの中にもジェットやフルフェイスなどジャンルが色々あるが、見ためが「超格好いい」と思うのはオフロードタイプ。そのため私自身も二つほどクラシックなオフロードヘルメットを所有している。

このジャンルの製品は今まで沢山あったわけではないが、お手頃価格でヘルメットを販売するリード工業とマルシン工業から発売された。これが、どちらも「超格好いい」のである。折角なので所有している製品二つと一緒に紹介したいと思う。

目次

SHOEI EX-ZERO

製品名:EX-ZERO メーカー希望小売価格:44,000円(税込み)~
サイズ:S・M・L・XL/XXL

アイキョウ

見ため最高なのに機能性もすごい

日本を代表とするヘルメットメーカーSHOEI。SHOEIからはクラシックタイプのヘルメットは3種類販売されているがストリートジェットヘルメットJ.Oに次いでリリースされたのがEX-ZEROだ。

筆者は発売当時クラシックヘルメットに興味がなかったが、メーカーからのリリースを見た瞬間胸を撃ち抜かれ購入を決意。だが発売と同時に大人気、品薄となり、なかなか購入することができなかった。焦らされたこともあり手に入れた時は冗談抜きに飛び跳ねた。

デザイン上最大の特徴は鋭い顎部分とタテに左右3本ずつ入ったスリットで、直接口元に空気が流れるようになっており、メッシュが配されているのでゴミや虫などはカットしている。動きの激しいオフロードでは呼吸が苦しくならないように口元の面積を広くし空気を取り込みやすくするのが大事。EX-ZEROは見ためが大事なクラシックながら機能的にもよく考えられている。

収納可能なインナーバイザーが装備されているのも素晴らしい。標準装備はクリアだが、ダークスモーク、イエロー、ゴールド、シルバーの4色がラインナップされている。筆者が使っているのはフォトクロミックタイプで普段はクリアだが、紫外線によってスモークになる。朝と夜で付け替える必要がないので便利なのである。

筆者がEX-ZEROを購入したころにはなかったのだが、現在はオプションでゴーグルの設定もある。SWANSのビンテージゴーグルを組み合わせて使っているが、比べてみたところそっくり。言及はされていないがOEM製品と思われる。価格はあまり変わらないので、SHOEIファンはこちらを選んでも良いだろう。

TT&CO トゥーカッター SG/DOT スモールフルフェイス

製品名:トゥーカッター SG/DOT スモールフルフェイス メーカー希望小売価格:22,000円(税込み)~
サイズ:フリーサイズ(別売りの内装セットやチークパッド・サイズ調整スポンジで調整可能)

アイキョウ

見ために超こだわっているメーカーが作った逸品

ハーレーのカスタムショップから始まり、現在は見事にヘルメットメーカーに転身を遂げたのが江戸川区のTT&COMPANYだ。過去の名作ヘルメットを忠実に再現する装飾用ヘルメットのイメージが強いが、最近は公道走行用のヘルメットにも力を入れている。

筆者が所有しており、ダントツにお勧めなのが トゥーカッター SG/DOT スモールフルフェイス 。製品名はバイカーの知名度が抜群に高いマッドマックスに登場するキャラクターに由来する。こちらのヘルメットはオプションパーツで様々な表情を見せてくれる。

ヘルメットには標準で長めのバイザーが付属され、装着することでグッとオフロード感が強くなる。顎の張り出しは一般的なフルフェイスヘルメットに比べれば大きいがエアインテークはない。

専用のバイザーが用意されており、ヘルメット前側開口部にピッタリと沿うような形になる。バイザーを外したエンデューロヘルメットのような見ためとなり、顔に当たる風が激減する。色はクリア、ライトスモーク、クリアミラーの三色が用意されている。

筆者が購入した際には販売されていなかったが、現在はTTゴーグルも販売されている。ヴィンテージゴーグルをサンプリングして細部にもこだわったという。クリアレンズが付属となるが、カラーレンズセットを購入すればイエロー、オレンジ、ライトスモーク、クリアミラーの4色に変更することができる。オプションパーツや付属品で様々な表情を見せてくれるのが魅力といえるだろう。

マルシン工業 DRILL

製品名:MNF2 DRILL 価格:17,600円(税込み)
サイズ:M・L

アイキョウ

格好いい中にもかわいらしさが内包されてる!

1962年から半世紀にわたりヘルメットの製造販売を行っているマルシン工業。フルフェイスヘルメットからゴーグル付きの半キャップヘルメットまでラインナップは広く、どの製品もお手頃価格なのが特徴だ。

筆者のオフロードクラシックヘルメットのイメージは「イカツイ」というワード一つだったのだが、マルシン工業のDRILLはイカツイ中にも可愛らしさが感じられる。全体的に丸みを帯びたデザインで、カラーバリエーションにアイボリーやクラシックブルーなどの、パステルカラー系をラインナップしているのも要因だろう。

両頬に三か所ずつスリットが入っているのが特徴だが、内装を外してみたところヘルメット内部に風を送り込むためのものではなかった。あくまでデザイン上「オフロード感」を出すために採用されたものなのだろう。顎部分はしっかり張り出ているので口元のスペースは広めに確保されている。

オプションで設定されているバイザーもコンパクトで短い。黒やパールホワイトに装着するのとパステルカラーのヘルメットに装着するとイメージが全く異なり、かわいらしく見える。

DRILLのオプションパーツとして3年の歳月をかけて開発したというのがモーターサイクルゴーグル。フレーム色が定番のブラック以外にミリタリーを感じるオリーブドラブ、シックなマットグレーが選べるのがうれしい。更にオプションでバンドのグラフィックモデルが用意されておりカモフラやトリコロールが選べる。

サイズはM・Lから選ぶことが可能でチークパッド、クラウンパッドの単品売りもされているので、フィット感にこだわる人にもお勧めしたい。

リード工業 RUDE

製品名:RUDE 価格:17,600円(税込み)
サイズ:フリー

アイキョウ

見ためが一番いかつい!

リード工業は1965年からバイク用ヘルメットの製造・販売を行っている。同社の大ヒットヘルメットがRAZZOというジェットヘルメット。実は筆者も愛用していた経験があり実勢価格が1万円前後とは思えないクオリティに驚いたものだ。

RUDEの定価は17,600円。全体的な質感や装備、付属品を考えると超お値打ち価格だ。

リード工業のオフロードクラシックヘルメットは、まさに「いかつい」を体現しているモデルだ。口元のスリット部分はメッシュが配されており、内側にもスポンジが付いているが所々穴が開いており外気を直接取り込む仕様だ。注目すべきは顎の部分にはリブ形状を取り入れており厳つさを際立てせている。

このお値段なのに、なんとゴーグルが標準付属というから、もはや意味がわからない。後頭部にはゴーグルバンドを保持するストラップを採用している。ゴーグルのバンドが少々細い感じがしたが、実際に装着してみるとフィット感の良いクッション材が採用されており付け心地は悪くない。レンズはUVカットライトスモークだ。

オプション品のバイザーは直線的で長くソリッドな印象が強くなる。RUDEを被るなら、とことん厳つい感じを追求したい。ゴーグル×バイザーは両方ともインストールしたいところだ。

元パーツメーカー勤務の筆者としては、クオリティに対しての価格を文句なしに賞賛したい。サイズはワンサイズでカラーは艶消しのブラックとホワイトの二色展開と限られるが、全ては価格を抑えて提供するためと理解している。安価でクオリティの高いヘルメットを提供してきたリード工業の強みを生かした逸品と言えるだろう。

個人的にはRAZZOクラスの大ヒットになるのでは?と予感している。

動画で見たい方はこちら

リードとマルシンの参入がうれしい!

そもそも今回の企画自体がリード工業とマルシン工業がオフロードクラシックヘルメットをリリースしていることを知ったことから始まった。どちらのメーカーも品質が良く、安価で購入しやすい製品が多いことからクラシックオフロードヘルメットを選ぶユーザーが増えるのではと期待している。

クラシックオフロードヘルメットは格好いいのだ。格好いいライダーが増えることは良いことなのである。

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