ヤマハ発動機株式会社は、2024年9月29日(日)にオフロードヴィレッジで開催された全日本モトクロス選手権第7戦 TOKIO INKARAMI Super MotocrossのIA1に参戦した「YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM」のジェイ・ウィルソン選手が、ヒート2で2位としチャンピオンを獲得したと発表した。
ウィルソン選手は、昨シーズン、チーム監督兼ライダー、さらに若手育成活動「bLU cRU」を牽引しながら、全9大会23ヒートで22勝をあげ、IA1で初のチャンピオンを獲得した。これにより、ウィルソン選手は2022年のIA2、2023年のIA1、2024年のIA1と3年連続でチャンピオンを獲得し、ヤマハ発動機株式会社としては2022年の富田俊樹選手を含め、IA1の三連覇となった。最終戦のSUGOもウィルソン選手の走りに注目だ。
全日本モトクロス選手権 IA1 ジェイ・ウィルソン選手がIA1を連覇、ヤマハ発動機はIA1で三連覇を達成
2024年9月29日(日)、埼玉県のオフロードヴィレッジで開催された全日本モトクロス選手権第7戦 TOKIO INKARAMI Super Motocrossで、国内最高峰のIA1に「YZ450FM」で参戦する「YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM」のジェイ・ウィルソン選手が、ヒート2で2位としチャンピオンを獲得しました。
ウィルソン選手は2022年のIA2、2023年のIA1、2024年のIA1と3年連続でチャンピオンを獲得。ヤマハ発動機株式会社としては、2022年の富田俊樹選手を含め、IA1の三連覇となりました。
ウィルソン選手は昨シーズン、チーム監督権ライダー、さらに若手育成活動「bLU cRU」を牽引しながら、全9大会23ヒートで22勝をあげ、IA1で初のチャンピオンを獲得しました。2024年は「bLU cRU」活動への貢献度を高めながら、IA1連覇を掲げシーズンイン。開幕5連勝で一気にライバルを引き離すスタートダッシュに成功しました。
続く第3戦HSR九州大会(熊本県)はマディコンディションの中で3位/9位と足踏みするも、第4戦SUGO(宮城県)の3ヒートを三連勝。第5戦北海道でも総合優勝(1位/4位)と、ランキング2位の横山遥希選手(ホンダ)に71ポイントの差をつけて前半を終えました。
後半戦は、近畿大会(奈良県)で横山選手と1・2位を分け合い、71ポイント差のまま第7戦を迎えると、ヒート1で優勝し王手をかけ、ヒート2を2位としてチャンピオンを決定。続くヒート3でも2位とし、優勝11回、2位3回、3位1回、合計15回の表彰台を獲得しIA1連覇を達成しました。
ジェイ・ウィルソン選手
「毎年、それぞれのシーズンにはストーリーがありますが、3年連続でチャンピオンを取ることは非常に難しいことで、支えてくれたチームスタッフ全員がプロフェッショナルとして常にハードワークしてくれたおかげです。その姿勢を誇りに思いますし、心から感謝します。
今年は全日本のレベルも上がり、実際に勝てないレースも増えました。それに対応するために、レースウィーク以外も含め、チームとして、個人としてたくさんのチャレンジをしてきました。例えばトレーニングの量を増やしていくなど様々な苦労をしたことで、今までで一番難しいシーズンであり、だからこそ嬉しいチャンピオンです。同時にたくさんの苦労をしたぶん心身ともに大きな成長もありました。まだ最終戦のSUGOが残っていますが、引き続き勝利を目指して走りますので、応援をよろしくお願いします」
原延男監督
「今シーズンから横山選手、アロンソ選手がIA1への参戦を開始し、全体のレベルが上がってきました。その中でジェイ選手にも、チーム全体にもプレッシャーがかかり難しい状況もありました。それでも様々な困難を全員で乗り越え、IA1ではジェイ選手が二連覇、ヤマハとしては三連覇と喜びもひとしおです。
またファクトリーとして、海外と連携しながらマシン開発も行っており、常に新しいことにチャレンジしてきました。ライダーも一緒になってチャレンジしていますが、その中でマシンとしても成果を導き出すことができて良いシーズンになったと思います。さらにジェイ選手は、多くの若手を指導してきましたが、中島選手、浅井選手、田中選手らが成長を示してくれているように、チャンピオンの獲得やマシン開発だけでなく育成でも成果が出ているという点も、大きな価値を生み出すことができています。最後に、多くのファンの皆さま、スポンサーの皆さま、すべての方に感謝するとともに、最終戦も勝利を目指して頑張りますので、引き続き応援をよろしくお願いします」
ウィルソン選手、2024年シーズンの戦績
リリース提供元:ヤマハ発動機株式会社