道の駅の特徴
秋田県南西部に位置するにかほ市は、西に日本海、南に鳥海山を望む海と山を有する自然豊かな町で、トレッキングや登山、海水浴などのアクティビティを楽しめる。また象潟は、松尾芭蕉の「奥の細道」で最北の目的地となった場所でもあり、田園地帯のあちこちに島々が浮かんでいるように見える象潟の「九十九島」の風景は、国の天然記念物に指定されている。
『道の駅 象潟』はR7号線に面しており、アクセスは抜群。広々とした駐車場には、バイク用の駐輪スペースも用意されている。道の駅は海の目の前にあり、日本海を眺める抜群のロケーションとなっている。道の駅建物裏にある芝生広場は夕陽スポットとなっており、日没時には日本海に沈む夕陽を見るため多くの人が集まってくる。
日帰り入浴施設を有する道の駅で、6階建ての建物1階が物産館・農産物直売所、2階がレストラン、3階が大宴会場、4階が展望温泉施設、6階が無料の展望塔となっている。物産館・農産物販売所では、地場特産品や秋田の土産品、地酒などが取り揃えられているほか、スーパーマーケット「成城石井」のコーナーもあり食料品など様々な商品が並んでいる。日本海を望むレストランでは、人気No.1の海鮮丼や希少な秋田由利牛の陶板焼き定食のほか、丼ものや定食、そば・うどん、カレーなどバラエティ豊かなメニューを味わうことができる。また、夏は天然岩牡蠣、冬はハタハタ鍋や鱈鍋など、季節限定メニューも楽しめる。
温泉施設は日本海を一望する展望風呂となっており、景色と天然温泉を楽しめる。大浴槽、泡風呂、サウナを完備し、ほのかにヨード臭のする温泉は泉質がナトリウム-塩化物強塩泉で、保温性に優れており、身体が芯から温まるので湯冷めしにくい。晴れた日には男鹿半島まで見られるほか、日本海に沈む夕陽も見ることができるので、日没頃の利用もオススメだ。畳の休憩所も用意されている。入浴料は大人90分450円、1日利用で600円。
屋外には源泉かけ流しの足湯があり、無料で利用できる。50人ほど入れる広々とした屋根付きの足湯となっている。
東北地方の中で有数の絶景ロード鳥海ブルーライン入口まで道の駅から20分。道の駅が面するR7も秋田と山形を結ぶ海沿いのツーリングルートで、県境にあるにかほ市は、秋田・山形の玄関口となっている。日本海に沈む夕陽を見られる絶好のスポットで、温泉、食事、買い物を楽しめる東北最大級の道の駅は、ツーリングの目的地や休憩に最適の場所だ。
施設紹介
地場産品、秋田の土産品、地酒などが揃う物産館・農産物直売所、日本海を眺めながら地場産メニューや季節限定メニューを味わえるレストラン「眺海」、日本海を一望できる展望天然温泉施設「眺海の湯」、西に日本海、東に鳥海山と九十九島と360°の大パノラマを楽しめる無料の展望塔のある建物と、無料の天然温泉の足湯「あしほっと」、芝生のふれあい広場、にかほ市観光拠点センター「にかほっと」などざまざまな施設からなる滞在型の道の駅となっている。「mont-bell」も隣接する。
名物&名産品
◆いちじく
にかほ市特産のいちじくは「北限のいちじく」とも呼ばれており、栽培されるいちじくは高い糖度と煮崩れしない適度な硬さが特徴の品種。地域では昔から保存食として甘露煮にして食べられている。道の駅でも甘露煮をはじめ、パイやケーキなどさまざまなイチジク商品が販売されている。
◆いちじくソフト
にかほ市金浦大竹産の北限のいちじくと、鳥海高原ミルジーのジャージーソフトクリームを使用した道の駅オリジナルのご当地ソフト。いちじくのツブツブ感と、ミルクの濃厚な味わいを楽しめる。
◆岩牡蠣
小砂川産の岩ガキは、ミネラル豊富な鳥海山の伏流水によって育まれ、大ぶりなのに身が引き締まり甘みが強い。ミルキーで濃厚な味わいを楽しめる。6月上旬~8月中旬頃までの期間限定メニューだ。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆仁賀保高原
鳥海山の北麓に広がる標高約500mの丘陵地帯。広々とした牧草地、大小の湖沼、湿原、眼下に広がる日本海などの風景と、360°の大パノラマが楽しめる。高原にある牧場では乳製品や肉製品などを購入できるほか、キャンプ場や展望施設などもある。
◆鳥海ブルーライン
山形、秋田両県にまたがる鳥海山の五合目まで登る鳥海ブルーライン。山形側と秋田側からそれぞれV字のように五合目に向かうように道が通っている。五合目にある鉾立展望台からは、日本海を一望することができる。春は新緑、秋は紅葉を楽しめる絶景ロードだ。通行可能期間は4月下旬~10月。