ドゥカティジャパン株式会社は、新型ムルティストラーダV4、V4 S、パイクスピークの2025モデルを発表した。
同モデルは、より軽快な走りを実現し、パッセンジャーの快適性が向上しているのが特徴だ。また、自動車高低下装置により、低速走行時や停止時の取り回しと足つき性が向上するのもうれしいポイントである。さらに、パイクスピークV4は、ムルティストラーダV4に導入されたすべてのアップデートを適用し、オーリンズ製イベントベース・サスペンションの最適化により、さらにスポーティで軽快なモデルに進化している。興味のある方は公式サイトをチェックしてみてはいかがだろうか。
ドゥカティ、新型ムルティストラーダV4、V4 S、パイクスピーク 2025モデルを発表
- 新型ムルティストラーダV4 2025は、より軽快な走りを実現し、パッセンジャーの快適性を向上させ、シリンダー休止機能を強化することで燃費を6%改善し、航続距離を延長
- 自動車高低下装置により、低速走行時や停止時の取り回しと足つき性が向上
- ドゥカティ・ビークル・オブザーバー(DVO)、新しいスカイフックEVOサスペンション、ブレーキシステムの高度な電子ストラテジーにより、さらに安全で楽しいライディングを実現
- パイクスピークV4は、ムルティストラーダV4に導入されたすべてのアップデートを適用し、オーリンズ製イベントベース・サスペンションの最適化により、さらにスポーティで軽快なモデルに進化
2024年9月19日、ボルゴ・パニガーレ(イタリア、ボローニャ) – ドゥカティは、ドゥカティ・ワールド・プレミア2025の新しいエピソード(視聴するにはこちら https://youtu.be/RAoFoPCtyGA)を公開し、2025年モデルの新型ムルティストラーダV4を発表しました。このニューモデルは、革新的なテクノロジーを搭載することにより、より洗練され、燃料効率が高く、パッセンジャーがより快適に過ごせるモデルへと進化を遂げました。同時に、ムルティストラーダのスポーツ・バージョンとして成功を収めたクロスオーバー・モデルのV4パイクスピークにもアップデータが施され、ムルティストラーダV4の高度なエレクトロニクスとメカニズム、美しさを共有しながら、さらにエキサイティング、軽快で、魅力的なモデルとなっています。
新型ムルティストラーダV4は、ドゥカティ・モーターサイクルの特徴であるスポーツライディングを楽しみながら、どのような道でも快適に走行したいライダーのためのバイクです。ムルティストラーダV4は、よりエキサイティングな体験を提供するために改良が施され、カスタマイズ可能な範囲も拡大しています。
新型ムルティストラーダV4 2025は、フル積載時でも軽快さが向上し、パッセンジャー・シートの快適性が高まり、あらゆる路面状況で、より安全でパフォーマンスを向上させる新しいエレクトロニクス・システムを搭載することにより、ツーリング・モデルとしての優れた素質をさらに高いレベルへと引き上げました。また、新たに導入された自動車高低下装置により、さらに扱いやすくなりました。スポーツライディングでは、最適化されたシャシーにより、正確かつエキサイティングな走りを実現しています。また、ユーロ5+規制に適合したV4グランツーリスモ・エンジンは、エクステンデッド・ディアクティベーション機能(強化版シリンダー休止機能)を搭載しています。170psの最高出力、信頼性、ランニングコスト(メンテナンス間隔は60,000km、オイル交換は15,000km/24か月ごと、4年間保証のMultistrada 4EVER**を付帯)は、クラス最高レベルを維持しています。特に、シリンダー休止機能を強化したことにより、燃料消費量が6%*削減され、航続距離が延びて、旅の楽しみが広がりました。
ムルティストラーダV4 2025は、スタイルも新しくなりました。フロントのデザインが一新され、フロントエンドのプロポーションがさらにアグレッシブになりました。そのラインはダイナミズムとスポーティさを明確に表現しています。特にフロントビューは、新型パニガーレV4のスタイルを想起させます。ダブル・フロントヘッドライトは、ライト部分を完全にカバーする新しいパーツによって強調され、916や1098と同様、重要なスタイル上のハイライトとなっています。新しいサイレンサーは、よりシャープな形状とさらに個性的なサウンドを備え、ドゥカティのスポーツDNAを継承していることを強調しています。
どのような道にも対応
ムルティストラーダV4 Sは、その名の通り、あらゆる道路、特に荒れた路面における走破能力をさらに向上させたモーターサイクルです。このニューモデルは、ドゥカティ・スカイフック(DSS)EVO制御ストラテジーを備えたセミアクティブ・サスペンションを装備し、フロントフォークに搭載された新しいセンサーにより、さらに正確で軽快な走りを実現しています。また、バンプ検知といった予測機能も搭載しているため、荒れた路面の状態に応じてリア・サスペンションの反応をリアルタイムで調整することができます。
新型ムルティストラーダV4 Sには、セルフレベリング機能が装備されており、車両の姿勢が常に一定になるように、「ライダー」、「ライダー+パッセンジャー」、「ラゲッジ」のセットアップを選択することが可能です。さらに、選択したライディングモードに関係なく、専用のスイッチを使用して、走行中でもサスペンションの設定を変更できるようになりました。これにより、リラックスしたライディングでより快適に走行し、ワインディングロードではサポートを強化することができます。
安全性とテクノロジー
ムルティストラーダV4は、長距離走行における疲労を軽減するアダプティブ・クルーズコントロール(ACC)と、リアビューミラーの死角に存在する車両を警告するブラインドスポット検知機能(BSD)を備えたフロント&リア・レーダーシステムを搭載する世界初のモーターサイクルです。これらに加えて、2025年モデルでは前方衝突警告(FCW)機能が追加され、前方車両との衝突の危険性が発生すると、メーターパネルにポップアップが表示されてライダーに警告します。急ブレーキ時には、新しいドゥカティ・ブレーキライトが方向指示灯を点滅させて、後続車両に危険な状況をより迅速に知らせます。
ムルティストラーダV4 2025は、コーナリング時に路面をより効果的に照らすドゥカティ・コーナリングライトと、フロントホイールの影の領域を減らすよう最適化されたヘッドライト・クラスターを装備することにより、夜間走行時の視認性も向上させています。さらに、カミングホーム機能により、イグニッションをオフにした後もロービーム・ヘッドライトを数秒間点灯したままにすることができるため、夜間の帰宅時に、ガレージや自宅のドアを開けるまで、周囲を明るく照らし出すことができます。
新しいドゥカティ・ビークル・オブザーバー(DVO)機能により、電子制御システムがより精密に作動することができるようになり、さらに安全な走りを実現しています。この機能は、慣性プラットフォームから提供されるデータを統合するために、70個のセンサーの入力をシミュレートし、モーターサイクルに作用する路面からの力と、さまざまな走行条件でバイクが耐えられる荷重を推定します。MotoGPでドゥカティ・コルセが開発したドゥカティ・ビークル・オブザーバーは、コーナリングABS、ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)、ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)の作動ストラテジーを改善します。
新型ムルティストラーダV4には、3レベルのエンジンブレーキ・コントロール(EBC)も搭載されており、ライダーは自分のライディングスタイルに合わせてエンジンブレーキを調整することができます。高度なストラテジーと機能を備えたエレクトロニック・コンバインド・ブレーキシステムは、フロント・ブレーキとリア・ブレーキの作動を制御し、負荷に基づいて常に理想的なパフォーマンスを保証します。このシステムは、フロント・ブレーキのみを使用しているときでもリア・ブレーキを制御するフロント・トゥ・リア・ストラテジーに加え、リア・ブレーキのみを使用しているときにブレーキ力を最適化する、前例のないリア・トゥ・フロント・ストラテジーも搭載しています。
新型ムルティストラーダV4は、停止時や低速走行時の操作性も向上しています。このモーターサイクルは、自動車高低下装置を導入したことにより、速度が10km/hを下回ると、最大30mmの範囲で車高を自動的に「低下」させます。その後、加速して速度が50km/hを超えると、車高は自動的に通常の高さに戻ります。このシステムは自動的に作動しますが、無効にすることもできます。
6.5インチTFTカラー・メーターパネルのユーザーインターフェイスも更新され、サスペンションの設定をより迅速かつ多用途に変化させることができるようになりました。このメーターパネルは、ドゥカティ・コネクト・アプリを使用して、ナビゲーション・マップを表示したり、インターコム・システムを搭載したヘルメットを使用して電話に応答したり、音楽を聴いたりする機能もサポートします。さらに、アクセサリーのグリップヒーターやシートヒーターの加熱レベルを選択するためのインターフェースが新しくなり、より直感的に操作できるようになりました。
パッセンジャーの快適性を向上
新型ムルティストラーダV4 Sは、タンデム・ツーリングに最適なバイクで、パッセンジャーにさらなる快適性を提供するように設計されています。パニアケースとトップケースは従来のモデルよりも後方に移動され、パッセンジャーの足元に広いスペースが確保されています。トップケース用の新しいアルミニウム製ダイカスト・サポートは、トップケースを取り付けた際に、パッセンジャーに優れたサポートを提供するだけでなく、強度も向上しています。さらに、ライダーとパッセンジャーの両方に異なる高さのシートに加え、ローダウン・サスペンションキットが用意されているため、ムルティストラーダV4 Sは、乗員の体格など、さまざまな要件に合わせてカスタマイズすることができます。
専用のパワーモードを備えたエンデューロ・ライディングモード、新たに導入されたウェット・ライディングモード
ドゥカティは、あらゆる状況でムルティストラーダV4の潜在能力を最大限に引き出すため、5つのライディングモードを開発しました。ムルティストラーダV4では、エンデューロ・ライディングモードが大幅に進化するとともに、濡れた路面やグリップが低下した路面向けに設計されたウェット・ライディングモードも新たに導入されています。
エンデューロ・ライディングモードを選択すると、専用のパワーモードが有効になり、オフロードでの使用に特化したダイナミックでダイレクトなレスポンスを維持しながら、出力を114psに制限します。ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)は、より低い介入レベルに切り替わり、ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)は無効になります。また、リア・ホイールのABSも無効になり、コーナリング機能やリア・ホイールのリフト検知機能を抑制して、オフロード走行に対応します。
エクステンデッド・ディアクティベーション機能
ムルティストラーダV4には、エンジンのリア・シリンダー・バンクを一時的に休止させる、エクステンデッド・ディアクティベーション機能が搭載されています。V4グランツーリスモは、バイクが停止し、エンジンがアイドリング状態のときにリア・シリンダーをオフにするだけでなく、一定の作動条件でもリア・シリンダーを休止することができるため、燃料消費量およびCO2排出量が、以前のモデルと比較して6%削減されました。*
新しいシステムでは、一定の条件下で、走行中でもリア・バンクの作動が休止します。速度が上昇するか、ライダーがスロットルを開いて特定のトルク要求を超えると、リア・シリンダーが再作動し、V4グランツーリスモ本来のパフォーマンスを発揮するようになります。このシステムは、すべてのライディングモードで有効です。
エンジンとシャシー
1,158cc V4グランツーリスモ・エンジンは、パフォーマンスはそのままに、ユーロ5+規制に適合しました。ムルティストラーダV4 2025に搭載されているこのエンジンは、170ps(125kW)@10,750rpmの最高出力と123.8Nm@9,000rpmの最大トルクを発生し、非常にリニアなトルク曲線により、あらゆる回転域においてスムーズで扱いやすいレスポンスを実現しています。このエンジン・パフォーマンスとわずか66.7kgのエンジン単体重量を組み合わせることで、V4グランツーリスモは、パワーと軽さの面で、カテゴリーのベンチマークとしての地位を確立しています。これらの数値は、MotoGPに参戦するドゥカティ・コルセからフィードバックされたカウンター・ローテーティング・クランクシャフトなどの洗練されたテクニカル・ソリューションと組み合わされています。このクランクシャフトは、ホイールによって生成されるジャイロスコープ効果を低減します。また、低回転域でのスムーズな作動、中速域での豊かなトルク、高回転域での圧倒的なパワーを両立させるため、各ギアにおけるトルク曲線の調整に特に注意が払われました。
シャシーに関しては、軽量かつコンパクトなアルミニウム製モノコック・フレームを採用しています。シェルキャスト・アルミニウム製の両持ち式スイングアームは、以前のモデルよりも1ミリ高いピボット位置に取り付けられたことにより、サスペンションのアンチスクワット効果が向上し、フル積載時でもより正確で軽快なライディングが可能になっています。
さらに、ムルティストラーダV4 S 2025では、モノショックのプリロードを12~20mmのより広い範囲で調整できるようになりました。これにより、さまざまな負荷モードにおける標準キャリブレーションのバランスが良くなり、荷物やパッセンジャーを乗せて走行する場合など、負荷が大きい状況で自動車高低下装置の効果が向上しています。
パッケージとバリエーション
新型ムルティストラーダV4 2025には、既存の「レーダー」、「トラベル&レーダー」に、新しい「スポーツ・トラベル&レーダー」、「アドベンチャー・トラベル&レーダー」のバリエーションが加わりました。新しいバリエーションには、センタースタンド、グリップヒーターおよびシートヒーター、そしてもちろんフロント&リア・レーダーが含まれています。「スポーツ」にはパニアケースと鍛造ホイールが追加され、2kgの軽量化により、より俊敏でスポーティな走りを実現します。その一方で、「アドベンチャー」には、アルミニウム製パニアケースとスポーク・ホイールが装備されます。
アクセサリーとアパレルウェア
ハイレベルな標準装備と鍛造アルミホイールに加えて、ムルティストラーダV4には、ビレット・アルミニウム削り出しのパーツから、スポーティな乾式クラッチといったカーボンファイバー製コンポーネントやパーツ、ガレージスタンドやバイクカバーに至るまで、幅広いアクセサリーが用意されています。
ドゥカティは、ムルティストラーダV4のツーリング・バイクとしての特徴を最大限に高めるために、いくつかのアパレルウェアも特別に制作しました。たとえば、Tour Summerジャケットは、ベンチレーション用の広いエリア、取り外し可能なスリーブ、サーマル・ライニングと防水メンブレンを含む3つの独立したレイヤーを備え、あらゆる気象条件で快適なライディングを実現します。また、丈夫で快適なモジュラー・ストレッチ生地で作られたStrada C5スーツは、高い耐久性とサーマル・プロテクション機能を特徴とし、取り外し可能なGore-Tex®内部メンブレンと、バイクを駐車した後も単独で使用できるインナー・ダウンジャケットを備えています。
新型V4パイクスピーク
V4パイクスピークは、ムルティストラーダのスポーティな側面を追求し、ワインディングロードでパフォーマンスを楽しみたいライダーのためのバイクです。その特徴は、片持ち式スイングアーム、高精度な鍛造ホイールを備えた17インチ・ホイール、そしてMotoGPにヒントを得た大胆なカラーリングです。このモデルは、爽快なライディング体験、エレガントなスタイル、そして快適性を兼ね備えたクロスオーバー・モデルを求めるモーターサイクル・ファンのためのバイクです。
ドゥカティは、新型パイクスピークの発表にあたり、高い設計基準を再び引き上げ、新型ムルティストラーダV4 2025のシャシーのテクニカルベースに、よりスポーティな走りを実現するように設計されたエレクトロニクスおよびエルゴノミクスを組み合わせました。
リニューアルしたデザイン
ムルティストラーダV4パイクスピークのデザインは、ムルティストラーダV4ファミリーの特徴的な要素を継承しながら、美的および機能的な観点から歴代パイクスピークの特徴となっている2つの要素(17インチ・フロントホイールと片持ち式スイングアーム)を組み合わせました。レースのDNAは、ドゥカティのMotoGP、スーパーバイク、モトクロスバイクのカラーリングとグラフィックにヒントを得た新しい「パイクスピーク」カラーによって強調され、サイドパネルとフロントスクリーンにはゼッケンプレートを配置して、このモデルがレース由来のバイクであることを強調しています。
ムルティストラーダV4パイクスピークには、その本来のスポーティさをさらに強調するために、数多くのカーボンファイバー製パーツと、型式認証済みのアクラポヴィッチ製チタニウム・サイレンサーが装備されています。その他のスタイル面における特徴的な要素としては、低く設置されたスモークタイプのフロントスクリーン、オーリンズ製フォーク・スリーブのゴールドアルマイト処理、V4ロゴ付きのシート、ビーク(くちばし)に取り付けられた「Ducati Corse」ロゴなどが挙げられます。
スポーツシャシー
V4パイクスピークのシャシーは、ムルティストラーダV4とは大きく異なり、優れたライディング精度とレスポンスを実現するために、17インチ・フロントホイールを装着することを前提に開発されています。このバイクには、ピレリ製ディアブロ・ロッソ4 スポーツ・ロードタイヤ(サイズ、フロント:120/70、リア190/55-17)と、新しいアルミニウム製5スポーク鍛造ホイールが装着されています。
オーリンズ製Smart EC 2.0サスペンションは、スポーツライディングでのサポートを強化すると同時に、ツーリングにおける快適性を高めるために、制御ストラテジーが最適化されています。このシステムは、パニガーレV4 SやストリートファイターV4 Sと同様に「イベントベース」ロジックに従って作動し 、ライダーのライディングスタイルに基づいて、システムを自動的に制御します。さらに、左ハンドルバーに設置された専用スイッチを使用すると、選択したライディングモードに関係なく、サスペンションの設定を変更することができます。このモデルでは、「トラック」、「ダイナミック」、「コンフォート」、または「ローグリップ」のサスペンションモードを有効にして、エンジン・レスポンスや電子制御システムの作動を変更することなく、ルートの種類や状況に基づいて、サポートと精度、または快適性と安定性を高めることができます。
ムルティストラーダV4パイクスピークには、3つのレベルに調整可能なエンジンブレーキ・コントロール(EBC)も搭載されており、ライダーはライディングスタイルや走行状況に応じてエンジンブレーキの効きをカスタマイズすることができます。エレクトロニック・コンバインド・ブレーキ・システムは、フロント・ブレーキのみを操作することで、リア・ブレーキも制御するフロント・トゥ・リア・ストラテジーを提供します。
エンジンは、このバージョン専用に開発されたレース・ライディングモードを搭載し、バイクの特性を向上させるために最適化されています。レース・ライディングモードを選択すると、よりレーシーなストラテジーがレブリミッターに採用されます。ムルティストラーダV4と比較して、段階的にリミッターが作動することにより、ライダーは事前にそれを察知し、高回転域において、よりスポーティで効果的なシフトチェンジを行うことができます。クイック・シフターには専用のキャリブレーションが適用され、非常にアグレッシブなダウンシフトを可能にするほか、ハイパワーモードでは、さらにダイレクトなスロットル・レスポンスに変化します。
エルゴノミクス
新型ムルティストラーダV4パイクスピークは、最高レベルのコントロール性を確保し、バンク角を最適化するために特別に設計されたエルゴノミクスを備えています。ライディングポジションは、最大バンク角を増加して体の動きを容易にするため、フットペグがより高く、より後方に配置され、ハンドルバーはより低く、より狭く、より直線的になっている点でムルティストラーダV4とは異なります。このようなエルゴノミクスにより、スポーツライディング時の快適性を維持しながら、より良好な走行フィールが得られます。
安全性とテクノロジー
ムルティ ストラーダV4パイクスピークは、ムルティストラーダV4 Sの先進的で洗練されたエレクトロニクス・パッケージを踏襲しています。アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)、ブラインドスポット検知機能(BSD)、前方衝突警告の導入を可能にするフロントおよびリア・レーダー・テクノロジーは標準装備されています。
ムルティストラーダV4 2025 パイクスピークは、コーナリング時に路面をより効果的に照らすドゥカティ・コーナリングライトと、フロントホイールの影の領域を減らすよう最適化されたヘッドライト・クラスターを装備することにより、夜間走行時の視認性も向上しています。さらに、安全性を高めるため、ムルティストラーダV4パイクスピークには、リア・フォグランプがアクセサリーとして用意されています。
導入スケジュール
ドゥカティムルティストラーダV4 2025には、ドゥカティ・レッド、スリリング・ブラック、アークティック・ホワイトの3つのカラーが設定され、2024年10月からドゥカティ・ディーラーで販売されます。同じタイミングで販売されるパイクスピーク 2025は、フロントおよびリア・レーダーを標準装備した単一バージョンとして提供されます。
新型ムルティストラーダV4およびV4パイクスピークのプレゼンテーション ビデオは、ドゥカティYouTubeチャンネルでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/@ducati
* WMTCサイクル値
** 利用可能な国のみ
リリース提供元:ドゥカティジャパン株式会社