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憂鬱なタイヤ交換作業を簡単にする裏技!ニューレイトンのクルピタ丸とフロアジャッキのスゴい実力を徹底検証!!

秋の好楽シーズンが終わり、冬が近づいてくると憂鬱になるのがスタッドレスタイヤへの交換作業だ。降雪地帯やスノースポーツを楽しむ方はもちろんのこと、首都圏近郊でも突然、大雪に見舞われることは年に数回あり、そういった時の備えも含めスタッドレスタイヤへの交換はしておきたいもの。いっぽうで冬のシーズンが終わる春にも、夏タイヤへの交換が必須であるため、秋、春と年に2回タイヤを交換することとなり、これをタイヤ専門店やカー用品店にお願いするとそれだけで年間に6000円~8000円はかかることになってしまう。

大雪はいつ降るかわからず、降雪地域以外で降ると都市は混乱状態になることも。
そういった状況を踏まえて冬季はスタッドレスタイヤに交換し備えておきたい。

そういった背景から自分でタイヤを交換するユーザーは多いと思うが、これが意外と面倒な作業であることは周知の事実。ナットを緩め、ジャッキアップしてタイヤを外し、スタッドレスを入れて、ナットを締める。これを4回繰り返すのだから、ついお金を払って済ませてしまう方も多いだろう。しかしシーズン前は店舗が込み合い、予約が取れないといった話や、突然の降雪で自宅で替えるしか他に方法がないといった場合など、スタッドレスタイヤ交換には悶々としたジレンマが存在する。それを打破するのが、ここで紹介するタイヤ交換を楽にしてくれるニューレイトンのエマーソンシリーズだ。

目次

大きい車や4WDでも楽々上がる
EM-514 エマーソン フロアジャッキ 3t

EM-514 エマーソン フロアジャッキ 3t/本体重量:15.0kg、総重量16.45kg
本体サイズ:幅188mm×高さ172mm×奥行き590mm
最低・最高位:135mm-435mm
ストローク量:300mm/最大使用荷重:29.4kN
最大揚程質量3.0t(※車両重量ではない)/実勢価格10000円前後

最初にご紹介するのが、3tの挙上パワーを持つフロアジャッキだ。自分でタイヤを交換する場合は車に積載されているパンタジャッキを使って、グリグリと回して上げる方が多いと思うが、このハンドルが回しにくく接続部が外れやすかったり、かなりの回数を回さないと上がらなかったりと、とにかく使いにくく苦労する。しかし、このフロアジャッキなら、数回ポンプするだけでジャッキポイントへアクセスでき、そこからもやや力を入れるだけで驚くほど簡単に車体が浮いていく。

実験車両のミツビシ・デリカD5は、ドアのすぐ下にジャッキポイントがあり、車体の下深くまで体を入れる必要がないので、このフロアジャッキだとタイヤが浮くまで1分もかからなかった。タイヤを交換したあとにバルブから圧力を抜くのも一瞬で、しかもゆっくりと任意の速度で降ろせるので、安全面も高く非常に使い勝手は良かった。

フロアジャッキを車体横のジャッキポイントにかける場合は、
同社のEM-226N エマーソン サイド掛けジャッキアダプターを
かませた方が安定し、車体への傷も防げる。実勢価格1200円~2000円。
この突起が油圧バルブ。ハンドルを差し込み右回転で締め、左回転で油圧を抜く。
本体は15kgとやや重いが、しっかりとしたハンドルがあるので持ちやすい。
最低位置は135mmで最高位置は435mmもあるので、車高のあるSUVなども使用可能だ。

今回は片側のみを上げてタイヤを交換したが、ジャッキスタンドが二つあれば、車体の中央部を上げて左右同時に交換できるのも利点(その際は必ずジャッキスタンドを左右にかけるのが必須)だ。本体重量が15kgとやや重いのと収納場所が必要になるが、市場の流通価格は約1万円前後なので、毎回パンタジャッキでグリグリしていた筆者は猛烈に欲しくなったのが正直なところ。

フロアジャッキを使う場合は、万が一圧力が抜けてしまった際の安全のためにジャッキスタンドを必ず併用したい。今回はフロアジャッキをジャッキポイントに掛け、スタンドはそのすぐ横に設置した。ジャッキポイント周辺は強度が高いので問題ない。フロアジャッキとジャッキスタンドに均等に重量をかけることで安定感が増すため、不慮の事故の確率は大幅に減る。ジャッキをかけるポイントは車種によって違うので、ご自分の車種のジャッキポイントを確認してから行なって欲しい。

EM-271 エマーソン ラバークッション付きジャッキスタンド 3t(2個入)
4段階で調節可能。/最低・最高位:300mm-450mm
サイズ:幅190mm×高さ300mm×奥行き207mm/実勢価格:8000円前後。
支持部にはしっかりしたラバークッションが装備されているので、車体に傷がつきにくいのが嬉しい。
また浅溝と深溝の2種類あるので、用途に合わせて使用可能だ。

目からウロコ的なお助けアイテム
エマーソン タイヤリフター クルピタ丸

EM-239 エマーソン タイヤリフター クルピタ丸
重量:5.7kg/本体サイズ:幅600mm×高さ185mm×奥行き485mm/許容重量:60kg
許容タイヤ:サイズ幅:285サイズまで/直径:810mmまで/実勢価格:6000円~7000円

ナットを緩めてジャッキアップし、安全のためにジャッキスタンドを掛けたらナットを外していよいよタイヤを外すわけだが、ここで使いたいのがこのタイヤリフタークルピタ丸だ。

梱包されているパーツはこれだけで非常にシンプル。
組み立ては非常にカンタン。付属の六角レンチでアームと本体とキャスターをつなぐだけ。
このハンドルを回すことで、長ネジを介してアームの左右幅が変わり、タイヤを上下することができる。
回し心地も軽く、ノンストレスだ。

キャスターのついたクルピタ丸をタイヤの下に滑り込ませ、ハンドルを回すと左右のアームが狭まりタイヤを支持してくれるので、あとはそのままタイヤごと手前に引き出すだけ。

キャスターの転がりが良いので、そのままの移動も楽々。今度はスタッドレスタイヤを載せて車体のそばまで運び、ハンドルをまわせばボルトの位置まで上げることができるので、そこへ押し込めばOK。ボルトを仮締めしジャッキスタンドとフロアジャッキを外し、最後に既定のトルクでナットを締めれば完了だ。タイヤ1本の交換時間はナットを緩めてジャッキアップし、ナットとタイヤを外し、タイヤを交換。ナットを締め、ジャッキを降ろし、本締め終了までおよそ5分ほど。通常のパンタジャッキだとジャッキアップだけで5分ぐらいかかっていたように思うから、これはかなり早い。

▼動画はこちら

冬季スポーツの楽しみと災害時の備えとしても必要

フロアジャッキはわずか1分足らずで車体が上がり、クルピタ丸を使うと中腰でタイヤを外したり着けたりすることがないことに加え、タイヤを載せた状態での移動も楽なので、体への負担はかなり軽減され、交換速度も圧倒的に速かった。

クルピタ丸の値段は実勢価格で6000円~7000円ほどなので、フロアジャッキ3t(約1万円)、ジャッキスタンド(約8000円)と合わせると約2万5000円ほどの出費となる。年に2回タイヤ交換する費用が約8000円前後と考えると、3年でほぼ元が取れることになる。

筆者はこれまで5年以上、毎回自分でタイヤ交換を行なってきたが毎回その作業が憂鬱だった。今回これらのお助けアイテムを使ってみて、正直作業がこんなに楽になるのであれば、このセットはすぐにでも揃えたいと思った。というか、それ以上にもっと早くこの製品を知りたかった。それぐらい楽で速くなるのである。

それに伴い、スキー、スノボー、雪中キャンプなどウインターシーズンが今から待ち遠しくなる一方で、大雪などの災害時に帰宅困難に陥る家族を迎えに行ったり、買い物に出られるという意味でも、自宅に揃えておきたい装備であると深く感じた。

※記事内容は全て執筆時点のものです。最新の情報をお確かめください。

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