アウトドアのハイシーズンと一般的に言われているのが8月。この時期はお盆休みや子供たちの夏休みと重なり、長期の休みを比較的取りやすいからだろう。
でも、キャンプや車中泊をしたことがある人ならわかるはずだが夏のキャンプは結構大変……。
まずはその気温の高さが何よりもネックになる。日中のうだるような暑さは熱中症のリスクも高い。その暑さは夜まで続き、湿度の高さを相まってなかなか寝付くことも難しかったりする。
そうなるとキャンプや車中泊を楽しむのなら、少し肌寒いぐらいの方が快適だ。
真夏のように暑さに悩まされることがないぶん、日中から夜まで活動しやすいし、気温が低くなってきているから高機能なクーラーボックスを持っていなくても食材の保管も楽!さらに虫も減ってくるから、アウトドアが苦手な人もハードルが少しは下がるはず。
キャンプや車中泊は必要なギアも様々あるが、なかでもキャンプや車中泊に最適なクルマを選べば、快適に気軽に楽しむことができる。このクルマ選びで参考になるのが、カスタムされたクルマなどもキャンプギアとともに展示されるアウトドアイベント。そんなイベントでアウトドアやキャンプ好きで車中泊を楽しむユーザーにオススメなのが、アウトドアカルチャーの祭典「TOKYO OUTDOOR SHOW」だ。展示されていた車両と気になる商品を改めて紹介しよう。
老舗チューニングメーカー「HKS」はジムニーを展示
日本の老舗チューニングパーツメーカーで、主にレーシングカーやスポーツカーの性能向上を目的としたパーツを開発・製造しているHKS。創業から50年以上の歴史があり、高性能マフラーやサスペンション、インテークシステムなど、市販車向けにも幅広い製品を提供している。
HKSは特に車のパワーアップや走行性能の向上に力を入れており、エンジンのチューニングやECU(エンジンコントロールユニット)の改良なども手がけている。また、近年では、ジムニーやSUV車向けのパーツ開発にも注力しているのだ。
今回のイベントではジムニーを展示。ジムニーに関しては、先先代から現在のモデルまで対応するパーツを開発しており、さらにサスペンションやパワーアップアイテムを追加。今後は、ジムニーに限らず、SUV系車種への展開を増やし、新型ランクルシリーズなどにも新しいパーツを提供する予定だ。
日常でも使えるカリスマジャパンの軽キャンパー 「TINY(タイニー)」
「TINY」は、カリスマジャパンが提供する軽キャンパーで、車中泊に最適な装備とカスタマイズ可能なインテリアが特徴だ。ベッドモードとリビングモードの切り替えが可能で、自分好みにコーディネートできる家具やDIY機能も備えている。上位モデル「enrich」では、シンクやLED照明、USBポートなどが追加され、さらに快適な車中泊を実現してくれる。対応車種はスズキ エブリイJOINや日産 クリッパーGXなどが用意される。
大きなキャンピングカーだと、その大柄なボディサイズゆえに気を使うことが多いもの。その点、軽自動車ベースなので運転しやすく、狭い道もスムーズに走れ駐車場も選びやすいのが大きな利点だ。
ステルスはプロボックスとハイエース、キャラバンにアウトドアカスタム
『積むバンから乗るバンへ』をコンセプトに、商業用の貨物車両である標準ボディを、キャンプにも使用可能な快適フルサイズミニバンへカスタムしているステルス。200系ハイエースやキャラバンのカスタムで有名だが、プロボックスのカスタムも得意としているのだ。
ステルスが手がけるプロボックスのカスタムは、様々なアウトドアアクティビティを快適に楽しめるよう、車両に様々な機能や装備を追加したり、内装をアレンジしている。商用ベースのため各部がタフに作られた優れた基本性能のプロボックスに、アウトドアに特化した機能が加わることで、高い機能性を発揮する。
マフラーメーカーのFUJITSUBOが手がけるアウトドアアイテム!
高性能マフラーを開発・製造しているFUJITSUBO。1955年に設立され、長年にわたりスポーツカーや市販車向けのエキゾーストシステムを提供しており、その高い品質とパフォーマンスで広く知られているメーカーだ。そのFUJITSUBOが手がけているキャンプ用品ブランドが「SMITH SUSono」。
マフラーのサイレンサーをBBQコンロやファイヤーストーブ、BBQスチーマーにしたりと、クルマ好きなのアウトドア好きなら思わず欲しくなる用品ばかりだ。これまでのアウトドア用品に物足りなさを感じていたのなら、ぜひとも手に取ってみてほしい。マフラーメーカーだけにクオリティの高さはお墨付き!
「TOKYO OUTDOOR SHOW 2024」とは
アウトドア好きにとって見逃せない一大イベント『TOKYO OUTDOOR SHOW 』。2024年6月28日から30日までの3日間、幕張メッセで開催され、アウトドアに関する最新ギアやファッション、モビリティ、そして自然を楽しむための様々なサービスが一堂に会した。
会場にはキャンプギア、アパレル、クルマ、アウトドアアクティビティに関するサービスなど、幅広いジャンルの最新製品やサービスを展示。体験型コンテンツとして実際にテントを張ってみたり、アウトドア料理を作ってみたりと、来場者が実際に体験できるコンテンツも充実していた。